トヨクラタケル | Re:VERSE PRODUCTS
アップリケの作り方や図案、使い方やメンテナンスなどのお役たち情報を書いたマガジンです。
フェルト雑貨のブランド、Re:VERSE PRODUCTSがどのようにして出来上がっていったのかを書いています。 これからさらに多くなるであろう、一人メーカーを始めようと思っている方のお役に立てれば。 10話完結。+番外編1話。
こんにちは。 イラストレーターのトヨクラタケルです。 今日のなりゆき会議は「イラストレーターに依頼する際のハードルの高さ」の話でした。 仕事を受ける側からすればいつでもウェルカムと思っていたのですが、頼む側にとっては、どんな人なのかな?ラフはどれくらい描いてくれるのかな?納期短いけど受けてくれるかな?などなど不安は確かにあるなと思った次第です。 成果物はホームページに載ってはいますが、それ以外のことはあまり書かれていないですしね。 そんな不安が少しでも解消されたらと思い
先日Re:VERSE PRODUCTSで、布雑貨を作られているnoonoさんとコラボレーションした商品を出しました。 2ヶ月ほど前、noonoさんと何かまた一緒にしたいですねと話している中、コラボ商品を作ってみるのはどうだろうということになりました。 コラボでする上で大事なことは、お互いをまずリスペクトできているという前提で、winwinの関係にならないとうまくいきません。 そういう意味ではnoonoさんの作るものには僕の大事にしている「丁寧さ」「シンプルさ」「感性」が
気づけば今年もあと2ヶ月。 年が明ければ、入園入学のシーズンがやって来ます。 コロナの影響が長引く中、Re:VERSE PRODUCTSもどうやってお客さんに届けていこうか試行錯誤している最中です。 百貨店さんやリアル店舗さんもいろいろ工夫されて販売されていますが、リアル店舗とネットのハイブリッドで展開していくというのが今後の流れでしょうか。 特に、物作りしている人からお客さんに直で届けるという方法は今後もっと加速していくと思います。 そんな中、引き続きRe:VER
こんにちは。 毎年この時期に新作のアップリケを作るのですが、今日はアップリケが出来上がるまでの工程を少しだけ書きたいと思います。 量産といっても、機械で自動でできるわけではなく内職さんの手を借りて手作業で一つずつ作っております。 そんなモノづくりの現場を紹介します。 1、図案まずは図案作りですが、これが一番重要です。 いくつも鉛筆で描いたラフをスキャンしてパソコンで色や形を整えていきます。 できるだけシンプルに色数も3、4色で収まるようにデザインしていきます。 いくつ
newspicksの番組で「お店のデザイン」や「売り方」までがプロダクトという考え方を聞いてはっとした昨日。 「売り方」もこれからはプロダクトの一部なんだなと再認識させられました。 そこでリバースプロダクツのこれからの「売り方」を少し考えてみました。 リバースプロダクツのアップリケは今までは主に百貨店や本屋さん、雑貨屋さんに卸して販売してきました。もちろんこれからもリアル店舗での販売は直で商品を触ってもらい体験できる貴重な機会なので続けていきたいです。 (見て触って五感
今日はRe:VERSE PRODUCTSの商品のことを書いてみたいと思います。 少し前にアップリケのギフトボックスの単品販売を始めました。 もともとはこちらで決めたアップリケをセットしたギフトボックスを販売していましたが、お客さんが自分で選んだアップリケを詰め込めるようにしたほうが、より送り主の気持ちが伝わるかなと思い、単品販売も始めました。 数年前まではアップリケといういわば手芸用品がギフトになるということはあまり意識していなかったのですが、百貨店さんの販売員さんなど
イラストレーターのトヨクラタケルです。 大阪の北摂在住でガンバ大阪を応援しています。 今は「イラストレーター」「画家」「プロダクトメーカー」という3つのことをやっていますが、ややこしいので分けて書いていきます。 「イラストレーター」もともとは大学で司法の道を目指すも、卒業と同時に絵への未練が断ち切れずにイラストレーターになるために専門学校に入学します。在学中に同じクラスのメンバー3人でユニット「Re:VERSE」を結成し、卒業と同時に事務所を開設するも半年で解散しました。
こんにちは。 今日は僕の好きな、お薦めするアップリケ(ワッペン)のブランドサイトを紹介したいと思います。 ジャンルとしては競合になるのですが、一般的な手芸メーカーにはないどれも個性的で魅力的な商品なので、ぜひ紹介させてください。 アップリケ(ワッペン)は身につける小さな絵だと思っていて、いろいろ見ているだけでわくわくします。 大人向け、子供向け関係なく、良いものは良いんですよね。 ●unenana cool (ウンナナクール)ワコールの展開する下着ブランド、ウンナナ
良いイラストレーションってなんだろうってたまに思う。結果が数字で出ないことが多いイラストレーションにおいて、良い悪いという判断基準は結構難しいと個人的に思っている。 使われる媒体によって同じ絵でも良くなったり悪くなったりもすると思う。 書籍、挿絵、広告、webなどなどそれぞれで違う役割があるから、その役割をちゃんと果たしているのが良いイラストレーションだともいえる。 その中の一つ、書籍表紙に絞って考えて見た時、表紙のイラストレーションの場合はやっぱり手に取ってもらえるか
今日からいくつか百貨店も再開しだし、少しずついつもの日常に戻りはじめました。 完全に元には戻ることはないだろうけど、急な変化はしんどいのか、やっぱりできるだけ前の日常に戻ろうとしている。 昨日も大手アパレルが倒産したなどの悪いニュースが聞こえてきて、これから不況になってイラストレーションも需要は少なくなりそう。 でもイラストレーターは飲食店のお店と違って、今月廃業するかしないかの瀬戸際という人はあまりいないと思う。 それはペンとパソコンさえあれば自宅でできて、経費もほ
こんにちは。 布作家のnoonoさんと進めていたコラボレーション、第一弾「ランチョンマット」ができました! 「暮らしの中のものがたり」をテーマに3種類x3セット作って頂きました。 nunocoto fabricさんの素敵な布と組み合わさって、とても物語あるものに仕上がりました。 いつもは一人で活動しているので、他の人と一緒に仕事をすると自分の中では出てこないイメージや視点があって新鮮です。 イラストレーションの仕事と違って、ボールを受けてから始まるのではなく、こちら
もともと絵描きになりたいと思い、その延長でイラストレーターという職業を知りイラストレーターになったわけだけど、イラストレーターも仕事として成立する前は一作家。 展覧会で表現として出す作品は作家性が強く、売れるかどうかは二の次。 イラストレーションの仕事においては求められるものを描いてお金をもらっているわけだけど、そこに作家性を求められることも多く、ビジネスマンと作家の間を行き来している。 小説家もミュージシャンも多くのモノづくりする人はこの作家とビジネスマンの行き来を繰
暑くなってきた今日この頃。 リビングのこたつも早くしまわないとと思いつつ、重い腰が上がらない僕です。 毎年この時期はアップリケの新作の準備に取りかかります。 それ以前から図案のアイデアはいくつも出していて、パソコンのデータ上では何度も調整したり眺めたりしているのですが、いざ作る準備になるとまずは実際にフェルトで試作を作ります。 作っては確認して、データで調整して、またサイド作るの繰り返し。 イラストの仕事だと1点作るだけなので形や色など結構自由に作るのですが、商品とな
まだいくつかの4月の百貨店の売り上げ明細が届いていないので、持続化給付金の申請はできていないですが、もうすでに申請した人には支給され始めているようです。 人数抱える中小企業にとっては多額の家賃や人件費で焼け石に水なのかもしれませんが、個人事業主や社員の少ない企業にとってはありがたい制度です。 小売店の臨時休業もあって3、4月の売り上げはプロダクツはガクンと下がってしまって大変ですが、幸い一人メーカーで人件費も家賃負担も少ないので持続化給付金がおりた際はアップリケの新作や新
Re:VERSE PRODUCTSのフェルトのアップリケ(ワッペン)。 刺繍のアップリケよりも柔らかいため、生地が引っ張られても剥がれにくいのですが、やはりつける素材や生地、洗濯などによって剥がれてくることもあります。 そんな時、どう直せば良いのかお困りの方も多いはず。 そんな疑問にお答えします。 用意したのは3年ほど使用しているお着替え袋。 はしの方からアップリケがめくれ上がってきています。 アイロン接着のアップリケ。実は裏面についている糊がアイロンの高温で溶けることで
初めてアップリケする方も、久しぶりで自信のない方のためにも、アップリケのつけ方を簡単に紹介します。 ①アップリケの配置を決める自分だけの物語を思い描きながら、アップリケのレイアウトを決めます。縫い目の上などは避け、できるだけ凹凸のない平らな面に配置してください。 ②中温のアイロンでプレスアイロンを中温(140〜160℃)ドライモードにセットし、アップリケの上に当て布をして15~20秒程度力を入れて押さえます。 その後、生地が冷めるまで動かさずにおくことが、しっかり定着させ