僕のイラストの作り方〜依頼から納品まで
こんにちは。
イラストレーターのトヨクラタケルです。
今日のなりゆき会議は「イラストレーターに依頼する際のハードルの高さ」の話でした。
仕事を受ける側からすればいつでもウェルカムと思っていたのですが、頼む側にとっては、どんな人なのかな?ラフはどれくらい描いてくれるのかな?納期短いけど受けてくれるかな?などなど不安は確かにあるなと思った次第です。
成果物はホームページに載ってはいますが、それ以外のことはあまり書かれていないですしね。
そんな不安が少しでも解消されたらと思い、僕のイラストの作り方を依頼から納品まで順序立てて書いていきたいと思います。
1、依頼
メールによる依頼やお問い合わせがほとんどです。
その際に内容と納期、予算を書いていていただければ助かります。
いろんなジャンル、いろんな人と様々なお仕事がしたいと思っています。よっぽど大きく条件が合わないというものではない限り、ご一緒させていただいています。
フリーランスで事務職も自分でやっていますが、依頼や相談いただけましたら、通常は即日か遅くても翌日までにはお返事させていただきます。
2、お打ち合わせ
内容の詳細や方向性を確認するために一度お打ち合わせをします。
(最近はリモート打ち合わせの場合も多いです)
そこでデザイナーさんや編集者さんの意図や目的を聞いて、イラストレーションの方向性を確認します。その際ビジュアルを詳しく詰めることもありますが、大まかにだけ決めて、持ち帰ることも多いです。
3、アイデアラフ
鉛筆で簡単にアイデアラフを描きます(デザイナーさんが描く場合もあります)。
ここでは、あくまでも大まかなアイデアを共有し、細部はカラーラフで確認していきます。
いくつか描いた中からデザイナーさんとクライアントさんに確認を取り、ビジュアルの方向性を決めます。
4、カラーラフ
鉛筆でキャラクターを描き、スキャンしてパソコンに取り込み、イラレの鉛筆ツールでなぞってパスにします。
その後、バランスを見ながら自分で作ったフェルトの色パレットから色を流し込みます。
キャラクターが全て揃ったら、背景と組み合わせてレイアウトをしていきます。
そして出来上がったカラーラフをデザイナーさんに提出します。
(文字のレイアウト場所をあらかじめ知らされている場合は、ダミーで文字を置く場合もあります)
その後、色や構図、大きさなど細かい箇所まで修正を繰り返し、お互いが納得いくまで詰めていきます。
イラストはフェルトと紙で作っていくため、このデータの段階で細かく詰めることがとても大事です。いわばカラーラフは設計図のようなもので、しっかり作りこむのが僕の特徴です。
こちらがカラーラフの最終決定版です。
5、フェルト制作
カラーラフで最終決定した図面を実寸大にプリントアウトし、デザインカッターとボンドを使ってフェルトを切り貼りしてイラストを作っていきます。
使用するフェルトの色味もカラーラフの段階で全て決めているので、それに沿ってカットしていきます。
平面イラストでの納品の場合は、この時点で完成です。ジオラマ仕立てのイラストの場合は次の撮影に進みます。
6、撮影
スタジオや自宅で作ったフェルトのイラストをカラーラフの図面を見ながら並べていきます。立たせるために、練りゴムや虫ピンなどを使います。
セッティングが終わると、カメラマンさんがライティングなどの調整をして撮影をします。
その後、完成データをもとにデザイナーさんがレタッチや文字のレイアウトなどをして入稿データの完成です。
大まかな制作期間は依頼から完成まで2週間ほどです。
(もちろん急ぎの場合はご相談させていただいています)
7、連絡先
作る側も見る側もワクワクするお仕事をやっていきたいと思っています。
簡単なご相談でも、ぜひお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
【Eメール】
toyokura@re-verse.jp
メールを確認後、一両日中に折り返しご返事させていただきます。
【WEBサイト】
toyokuratakeru.com