アップデート主義
この言葉は中田敦彦さんの著書『幸福論 「しくじり」の哲学』に書かれていた言葉です。この本については読書感想文を書くので、是非そちらもご覧ください!
長い自粛期間、一人暮らしで話し相手もいなかった自分を救ってくれたのは「YouTube大学」でした。学校で授業を受けているような楽しい気分になれて、勉強にもなるという最高のチャンネルだと思います。
YouTubeを繰り返し見ていたからか、この本は読んでいるという感覚ではなく、話しかけられているような感覚ですらすらと読めました。
アップデート主義
中田さんは、お笑い芸人としてネタを作り続け、ネタをブラッシュアップし続けていく中でアップデート主義を確立したそうです。
「僕は同じことをそのままやるのがとにかく嫌なのだ」
・大学受験の時に熱い参考書ではなく薄いものを何冊も解いたこと
・NSC時代に100以上のネタをストックしていたこと
・結果よりプロセスに楽しさを感じること
・「前言撤回」の精神で新しいことに挑戦していること
・過去の記憶より目の前のことに熱中熱狂したいと思うこと
など多くの点で「現状維持を良しとしない」考え方が見て取れます。
この考え方には大いに共感しました。
「現状維持」に対して、別に悪くなっているわけじゃないからいいんじゃない、と考える人もいるかもしれません。
☝のように考える人に伝えたいです。アップデートはしなければいけない必須事項だといいうことを。
iPhoneユーザーは分かると思いますが、iPhoneのソフトウェアは定期的にアップデートしなければなりません。
ゲームソフトはゲーム自体が新しくなることで、使えなくなることがあります。
この世の中にあるものがすべて現状維持なら、自分自身も現状維持で良い、少なくとも悪くはないと思います。
でもそんなことはあり得ません。
人の容姿や考え方、株価、試合状況、野菜の価格、など変化しないものなんてこの世の中にはありません。
アップデートは、変化に適応するのに必要です。
ただ、人がアップデートするのはiPhoneのソフトウェアをアップデートするのとは話が違います。人は、半ば強制的にアップデートしてくれるソフトウェアと違って、自発的に動かなけれアップデートできません。
「何をしたらいいかわからない」という人はアップデート主義ではないかもしれません。良いか悪いかではなく、そもそもの考え方が違うのです。
アップデート主義の人は「何をしたらいいかわからない」という考えになることはありません。「したほうがいい」ではなく「しないといけない」という考え方なのかなと思います。
現状維持を良しとするのかしないのか、どっちでもいいと思います。人それぞれ考え方は違って当然です。
僕は、現状維持を良し、としたくはありません。
昨日の自分より少しでも成長したいと思い日々を過ごしています。
毎日投稿、筋トレ、読書、昨日の自分より0.01%でも成長できるようにこれからもアップデートを続けていきます。
読んでいただきありがとうございました。