【実践して良かった!】未経験からエンジニアへの転職戦略No.1 👑
はじめに
私の自己紹介を以下に記します。お読みいただければ大変嬉しいです。
前提
この記事は、実際に未経験からエンジニアに転職した私の経験に基づいて記載しています。そのため、今回共有する意見や情報はすべて私の主観に基づくものですが、実際の経験を通じて得た知見がメインです。この記事が転職を考える方々の選択肢の一つとして、少しでもお役に立てれば幸いです。
結論
結論から申し上げます。それは、知人や友人に声をかけて面接の機会をつないでもらう、いわゆるリファラル採用を活用したことです。当時、私は大学時代の友人を通じてリファラル面接を設定していただきました。
理由
大きく3点あります。
書類選考のスキップ
リファラル採用を利用する最大の利点の一つは、求人に対する応募の初期段階である書類選考をスキップできたことです。未経験からのエンジニア転職となると、求人に応募後、返信がないことが多々あります。私も実際にそうでした。しかし、リファラルを用いて私が受けた面接では、この書類選考をスキップできたため、それだけでもう大変ありがたかったです。企業カルチャーや業務内容の事前理解
こちらは、友人を通じて1から10まで全て教えてもらうというわけではありません。あくまで求人票に記載されている事業内容や技術スタックなどを自分で調べた上で、「〇〇という認識なんだけど、これで合っていますか?」という認識の確認をしながら事業内容や技術まわりの理解を深めていきました。このような認識のすり合わせがスムーズにできる環境も、リファラルを通じた面接のメリットの一つだと感じています。選考フローの把握
企業についての調査が一定程度固まった後、どのような選考プロセスが実施されるのかを友人に確認しながら具体的な面接のイメージを明確にしていきました。具体的には、面接が何ステージあるか、面接官の人数、面接の所要時間、使用されるツール、各ステージで求められる課題の形式など、不安や疑問があれば遠慮なく尋ねました。答えられる範囲でどの質問に対しても友人が真摯に回答してくれたことには、本当に感謝しています。
注意点
リファラル採用の活用は大変効果的ですが、決して万能ではありません。後になって分かったことですが、私の場合は、書類選考は融通を効かせていただきパスできましたが、その後の1次・2次・最終面接では他の応募者と同様に厳格に評価したと聞きました。
また、面接内容もアップデートされていました。具体的にはアップデート前と比べて選考フローが増え、問われた課題も多少伺っていたものとは異なりましたが、その点は千載一遇のチャンスと思い、手伝ってくれている友人のためにも準備を徹底して面接に挑みました。
リファラル獲得前にやったこと
自己分析と業界選択
まず自己分析から始めました。当時、公務員として1年間の社会人経験があるものの、就職から1年で辞めたという点でマイナスに見られることもありました。前職が金融系であったことから、金融系またはHR系の業界を中心に転職活動を絞り込むことにしました。特にHR系は、若い時からの就職活動や転職活動の経験双方を活かせる領域だと感じていました。これらの業界での経験を最大限に生かす方向で準備を進めていきました。
転職媒体の活用とメッセージ投稿
さらに、転職媒体に登録して能動的に活用することで、求めているポジションに対する興味を明確に伝える機会を得ました。「〇〇のポジションに興味があります。面接をお願いできませんか?」と企業側に問い合わせ、「私はこのような者です」とポートフォリオのリンクを共有しました。これにより、企業側から返事があればラッキーです。何も失うものはないという心構えでとにかく数を打ちました。
ポートフォリオの作成と展開
次に、自己のスキルと経験を明示するためのポートフォリオを作成し、Githubにアップロードしました。これは、転職活動において自分の技術的な能力やプロジェクト経験を具体的に示すための重要なステップです。
ポートフォリオの作成においては、日常で直面する課題を解決するミニアプリを開発することで、ストーリーを組み立てやすくなります。もちろん、ポートフォリオの完成度が高い方が良いですが、過度に固執することは避けるべきだと思います。
私の場合、ポートフォリオが完全に完成してから応募するのではなく、約40%の完成度で求人へ応募を進めていました。なぜなら、ポートフォリオの100%の完成は永遠に達成できないからです。また、面接を重ねることでポートフォリオの完成度も徐々に高まります。確かに、企業側もポートフォリオを評価の一部としていますが、それだけが全てではありません。
重要なのは、ポートフォリオがまだ作成途中であることを明らかにし、課題、設計、アクションプランなどを口頭で説明できるレベルにすることです。これにより、面接官とのコミュニケーションがスムーズに行えます。また、経済的な余裕も考慮し、待つことが可能な状況ではありませんでした。
基本的なドメイン知識の習得
転職活動を進めるうえで、基本的なドメイン知識の習得も重要です。APIの概念や、ブラウザを開いたときに何が行われるかなど、基本的な質問に答えられるよう準備しました。
ただ、時には分からない質問も出ます。私は、分からない質問を2種類に分けて考えています。1つ目は「全くわからない質問」、2つ目は「答えられるか微妙な質問」です。全くわからない質問の場合は、知ったかぶりをせず、「勉強不足で知りません」と素直に答えることが大切です。答えが微妙な質問の場合は、最初に「理解が曖昧かもしれませんが」と前置きし、「〇〇という認識ですが、合っていますか?」と質問しながら答えます。
時には「代わりに△△についてはお答えできます」と自分から提案することも有効です。これは、面接がコミュニケーションの場であると認識し、黙っているよりは何かを言ったほうが良いという心構えです。また、質問が分からないときなどは、必要に応じて面接官に助けを求めることで双方向のやり取りを意識していました。
その他おすすめのアプローチ
金額面のハードルを下げる交渉を行う
金額面のハードルを下げるための交渉も行いました。私の場合、前職と現職の年収には大きな差はありませんでしたが、経験を重視してアプローチをしていたためです。やり過ぎは良くないとは思いますが、当時は「経験 > 年収」という姿勢で転職活動に臨んでいました。
Yossyさんの記事にも似たアプローチが記載されていますので、そちらのリンクを引用させていただきます(他の内容も参考になるので、ぜひご覧ください)。このアプローチが特に効果的だと思うのは、金銭的に余裕がなく、早急に仕事を獲得したい方です。なぜなら、1つの仕事を獲得することができれば、その実績を基に次の仕事を目指せるためです。ここでは、最初は何もない状況から仕事を得ることこそが重要だと強調させていただきます。
(あまり参考にはならないかもしれませんが)また、私の友人Bの例を挙げると、「2〜3週間無料で働かせてください」と自ら提案し、その間に現場での経験を積みながら価値を示しました。その結果、自社開発を含む複数の企業から正社員として合計5件のオファーを獲得し、さらにカウンターオファーを得て年収交渉も行いました。この友人も未経験からの転職でした。
以上が、私がリファラル獲得前に行った準備と戦略になります。
感謝
この記事で最も伝えたい、最も重要なことです。リファラルを頼む際には、知人の信頼を裏切らないよう最大限の努力をしました。無事に友人の協力のもと転職に成功した後、彼の行ってくれたことに対する感謝の気持ちを込めて、高級焼肉「叙々苑」で食事をご馳走しました。それは微々たるものかもしれませんが、その友人とは今でも食事に行くほどの仲です。これからも末永くお付き合いいただければと思います。
面接対策に使用するべきツールや書籍
最後に、転職活動だけでなく現在も実際に使用している、もっと早くから使っておけばよかったと感じるおすすめのツールや書籍をご紹介します!
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