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#医療
03.失った視覚は取り戻せる!―バイオニックアイで見える未来―:「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」見聞録03
2024年06月29日、私は「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」(以下同イベント)に一般客として参加した([1])。
「失った視覚は取り戻せる!―バイオニックアイで見える未来―」で、医学系研究科 視覚機能形成学寄附講座は人工網膜を用いて失明した患者の視覚機能を再建する研究を紹介した。
詳細を以下に示す(図03.01,[2])。
1.人工網膜シ
兵庫県立粒子線医療センター附属神戸陽子線センター訪問記
2023年11月03日、私は兵庫県立粒子線医療センター附属神戸陽子線センター(以下神戸陽子線センター,図01,[1])の病院見学ツアーに参加した。なお、この病院見学ツアーは神戸医療産業都市 一般公開2023の一環でもある([2])。
陽子線治療はある一定の深さでエネルギーが最大になる現象(ブラック ピーク)を利用した治療で、正常細胞へのダメージを抑えた治療が可能となる。 陽子線治療は、計画用CT
第18回 患者が行く、研究室訪問~京都大学iPS細胞研究所(CiRA)訪問記:ヒトiPS細胞から次世代型スマート膵島をつくることで、1型糖尿病を根治する
2023年11月13日、私は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)を訪れ、「第18回 患者が行く、研究室訪問~京都大学iPS細胞研究所(CiRA)」に参加することで、「ヒトiPS細胞から次世代型スマート膵島をつくる」研究を学んだ(図01,[1],[2],[3],[4])。
「01.iPS細胞とは?」で、CiRA国際広報室は人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell
終章 毒とはうまくつきあおう 3.役に立つ毒もある、および、抗毒素(血清)とは:「特別展「毒」」見聞録 その34
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「終章 毒とはうまくつきあおう 3.役に立つ毒もある」([2],[3]のp.165-166)では、抗生物質、特にペニシリンが展示・紹介された。
抗菌薬は細菌を壊したり、増殖を抑えたりする薬であるが、その中でも微生物が作った化学物質を抗生物質や抗生剤ということもある([4
「京都大学アカデミックデイ2022」見聞録03:17.生体鉱物で身体を治す素材をつくる
2022年06月19日、私は「京都大学アカデミックデイ2022〜創立125周年記念〜」(以下「アカデミックデイ2022」、ロームシアター京都にて開催)に一般客として参加した([1])。
「アカデミックデイ2022」内の「プロム18 生体鉱物で身体を治す素材をつくる」で、薮塚武史 京都大学 大学院 エネルギー科学研究科 講師(以下敬称略)らは骨の構造、ヒドロキシアパタイトの特徴と生合成、「生体活性
「京都大学アカデミックデイ2022」見聞録02:12.認知症の病態研究から治療まで
2022年6月19日、私は「京都大学アカデミックデイ2022〜創立125周年記念〜」(以下「アカデミックデイ2022」、ロームシアター京都にて開催)に一般客として参加した([1])。
「アカデミックデイ2022」内の「プロム12 認知症の病態研究から治療まで」で、葛谷聡 京都大学大学院医学研究科 脳病態生理学講座 臨床神経学(脳神経内科) 准教授・診療副科長(以下敬称略,[2])らは、以下の研究
「京都大学アカデミックデイ2022」見聞録01:01.神経変性疾患の病態解明と治療にむけて
2022年06月19日、私は「京都大学アカデミックデイ2022〜創立125周年記念〜」(以下「アカデミックデイ2022」、ロームシアター京都にて開催)に一般客として参加した([1])。
「アカデミックデイ2022」内の「プロム1 神経変性疾患の病態解明と治療にむけて」で、髙橋良輔 京都大学大学院医学研究科 脳病態生理学講座 臨床神経学(脳神経内科) 教授・診療科長(以下敬称略、[2])らは、以下
エヴォーブ テクノロジーの「てあらいふ」:バリアフリー2021を振り返る その03
PDF版は「03.てあらいふ」をダウンロードしてください。
2022年第16週(2022年04月18日~2022年04月24日)では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)は全国的に、複数の指標で再び微減~減少を認めた([1])。それでも、COVID-19には警戒する必要がある([2])。
SARS-CoV-2はエンベロープ ウイルスの一種である。この種のウイルス
第1回山田和彦賞授賞式および記念講演を振り返る
PDF版(完全版)は「第1回山田和彦賞授賞式および記念講演を振り返る.pdf」をダウンロードしてください。
2018年05月27日、私は京都大学iPS細胞研究所(CiRA,図00.01,[1])講堂を訪れ、第1回山田和彦賞授賞式および記念講演(以下同講演,[2],[3])に参加した。
図00.01.京都大学iPS細胞研究所(CiRA)。
本記事で、私は同講演などで学んだ人工多能性幹細胞(in
ウエルハーモニーのトロミーナを食べる:バリアフリー2021を振り返る その02
PDF版は「02.トロミーナ」をダウンロードしてください。
食物や唾液は口腔から咽頭と食道を経て、胃へ送り込まれる。食物などが何らかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態が誤嚥である。誤嚥は誤嚥性肺炎の原因にもなる。
誤嚥に近い状況として、喉頭流入がある。喉頭流入は、食物が喉頭に流れ込むものの、声門より上にとどまり、気管には侵入しない状態である
誤嚥は、様々な病気が原因となって生じる。飲み