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生理周期を攻略せよ

生理周期を制す者は人生を制す。

女性の諸君、少し文章が多いが大切なことなので是非読んでいただきたい。

男性も整理について理解をしてほしい。

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怒りの対策

ベルン大学が40人の女性を集めて排卵期の時、黄体期の時のあるゲーム(駆引きをする)をおこない、行動の変化を観察した。

すると排卵期の女性の方が攻撃的だったとの結果が出た。

排卵期にはテストステロンが分泌されるから女性でも攻撃性が増す。

よく生理中の方がイライラすると言われているが、火がついて攻撃性が増すのはなんと排卵期だ。

特に不正だったり、理不尽な事には過敏に反応をしやすい。

不正に対する怒りは排卵期が過剰に反応して、排卵から8日後はイライラや不安定な感情となる。

これはプロゲステロンの値が上がるためだ。

ちなみにプロゲステロンは血糖値に反応するから血糖を安定させることで対策ができる。

この排卵から8日後の時期をどう乗り越えるかが重要である。


デューク大学が38人の女性を3か月調べた結果、このイライラを15%軽減させた食事がわかった。

地中海料理(魚や貝類)や和食を食べている人がイライラ気を乗り越え、洋食中心に人はイライラが増した。

これはオレイン酸が多くパルチミン酸が少ない(地中海。和食)ことが原因だった。

洋食はオレイン酸が少なくパルチミン酸が多く含まれている。

魚系を食べる機会少ないと思う女性は少し意識して食べると良いかもしれない。

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排卵期**

進化心理学の観点から本能的に子孫を残そうとする遺伝子が人間には組み込まれている。

そのため、女性も排卵期は性の欲求が高まる。

さらに男性から見て魅力的に見える時期であるのだ。

排卵期はエストロゲンが安定するから脳の機能も活性化する。


フロリダ大学の研究で面白い結果がでた。

男性に女性が来ていた3つのパターンのTシャツの匂いを嗅がせた。

①排卵期の女性が着ていたTシャツ
②生理期の女性が来ていたTシャツ
③新品のTシャツ

このTシャツを37人の男性に嗅がせた。

そして男性の唾液に分泌されたテストステロンを測定すると①のTシャツを嗅いだ後ではテストステロンが36%も増加した。(ちなみにテストステロンは男性が女性を求めるときに増加するホルモン)

そして③のTシャツを嗅いだ後に②のTシャツを嗅ぐとテストステロンが減少した。

つまり男性は排卵期の女性を魅力的に感じ、生理期には感じないって事になる。

これは進化心理学の観点から男性は子孫繁栄のため、いかに遺伝子をばら撒くか、受精させるかを本能的に感じる。

だから妊娠できる女性をキャッチするんだ。


女性の視点から落としたい男性があるなら排卵期に勝負をかけるのが良いだろう。

そうなると排卵期には男性が寄ってくるので女性にとってはリスクにもなる。

しかし、対策もあるのだ。


ニューメキシコ大学の研究で41人の男性にTシャツを2日間着てもらった。そして51人の女性に嗅がせた。

すると排卵期の女性は優秀な男性のTシャツを選んだ。

優秀とはIQや顔の作りが良い、いわゆるイケメンの男性(左右対称で、これは遺伝子レベル・生物学的に整っている事を指す)。

寄って来る男性の多くの選択肢の中から良い男を見ぬく力が宿る。


女性の場合妊娠すると最低1年は子孫繁栄ができないので、男性のようにばら撒くのではなく、いかに優秀なオスの遺伝子を得るかが大切だからなのだ。

だから男性は浮気しやすく、容姿を気にする。女性は優秀で守ったり、養ってくれる男性を好む。


ちなみに排卵期以外では優秀な男性のTシャツを見抜く確率は下がっていたらしい。

さらにさらに排卵期には新しい事を始めたり、重要なプレゼンなどうまくいく確率も高かった。

37人の女性の鏡での自己チェック確率を見ると月経前では圧倒的に多く排卵期での鏡チェックは少なかった。

当たり前だが月経前のPMSに時期は不安定で自信がなくなるからチェックが増える。

そのような不安な時期に男性に褒められると安心する。

ここで落とし穴がある。


その時期に男性に褒められ思いを寄せてしますと失敗する確率が上がる。

なぜなら男性を見抜く力が減少していているからだ。

男性側のテクニックとして排卵期は女性は自信があるから見た目より内面をほめると落としやすく、PMS時期では自信がない女性の外見を褒めると落とす確率がアップする。


それと排卵期には女性からの妨害が多くなるってデータがある。

既婚女性に排卵期に撮った顔写真と排卵期ではない時期に撮った顔写真を見せた。もちろん写真の女性とは実際会っていない。

そして、この人と仲良くなりたいですかと質問すると排卵期では31%だったのに対して排卵期以外では44%まであがった。

つまり排卵期にはライバル視させ、妨害がある事を示している。

しかし、生理期は女性からのあたりは良くなるらしい。
女性の本質を感じてしまう。


さらに排卵期は睡眠の質が低下する。

これはエストロゲンが上がったりして体温が上がるからだ。

人間のカラダは体温が下がらないと安眠できない仕組みになっている。


岡山大学の研究で19歳~29歳の女性に冷やし枕を使って脳波を調べた。

すると冷やし枕を使った女性のノンレム睡眠の質が向上した。

つまり頭を冷やすと安眠できる効果が高かった。

さらにラベンダー(ジャスミンも効果あり)の香りがノンレム睡眠に良い影響を与えたらしい。


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黄体期**

この時期は金使いが悪くなる。

マイアミ大学の研究で31人の女性のお金の使い方を調べた。

黄体期ではお金を多く使い、高いものを好んで買っていたらしい。またボランティアでも自分の時間を多く使ったことから気前が良くなるようだ。

これはイライラを解消するための行動と考える。

マーケティングでも黄体期の女性にセールスをかけるって戦略もあるらしい。女性は自制心が低下してしまう。


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PMS**

PMSは70~80%の女性に起こる。

期間は最短で3日、長くて14日。日常生活が送れないほどの人も20%もいる。

不快を感じないのは数パーセントだ。

本当に女性は大変だと感じる。男性はそれを熟知して女性に接し無ければならない。

しかし、これを知らない男性は圧倒的多数なのだ。

男性がPMS(男性は理解していないが女性がイライラしているのは感じるらしい)対策として

①女性を怖がる
②女性の行動を否定する
③放置する 

これだから男性は笑止千万。

PMS期ではセロトニンレベルが低下するとの結果が出ている。

だからセロトニン低下の対策としてラベンダーの香りでリラックス効果をもたらす。

前回のnoteのように1回の整理でリセットではなく持ち越すので、積立のように繰り越しを意識したほうが得策だ。



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サピ男
皆様のお役に立てるnoteになれば幸いです。