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【岐阜】岐阜市内・美濃に行ってきた【2025年1月】
どーも、たかしーのです。
昔の旅記事ばかり書いてしまっているので、最近のものもぼちぼち更新していこうと思います。
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今年1月、私の両親と一緒に、家族旅行で岐阜に1泊2日で行ってきました!
私の母の用事で美濃にも行ってきましたが、それ以外は岐阜市内を観光で巡ってきました!
観光したところ
信長ゆめ広場(岐阜市橋本町)
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1日目。お昼すぎに、岐阜駅に到着。
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駅構内の工事が進行中だったこともあり、駅長の信長がなにやら声明を出しておりました。
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岐阜駅といえば、黄金の信長公像。
岐阜駅の中央北口を降りてすぐの場所にある信長ゆめ広場で仁王立ちをしており、「❤#GIFU」のハッシュタグとともに、写真に収めることができます。
信長ゆめ広場は、岐阜駅北口駅前広場にある、にぎわいを創出するための公園です。
信長ゆめ広場の魅力
・黄金の信長公像: ステージ北側には、市民の寄付によって建てられた黄金の織田信長公像がシンボルとして存在感を放っています。
・三日月型のステージ: 各種イベントに利用できる三日月型のステージがあり、音響設備も整っているので、さまざまなイベントが開催されます。
・噴水: 中央には噴水があり、夜になると音楽と光を連動させた演出が行われ、曜日ごとに岐阜の風物を取り入れた幻想的な空間を作り出します。
・憩いの場: 木々やベンチも配置されており、市民や観光客の憩いの場としても利用されています。
実は2年ほど前にも、仕事で岐阜に来たことがあり、同じスポットで撮影をしていたのですが、だいぶハッシュタグの塗装が剥げてしまっているのが確認できました。これは、コロナが明けて、岐阜駅に訪れる観光客が多くなった証拠かもしれません。
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ちなみに、この日の夜、再びここを訪れたのですが、ライトアップがされ、キレイな感じとなっておりました。信長公像も、神々しく光り輝いておりました。
美濃市駅(美濃市広岡町)
そのあと、ホテルに荷物を置き、母の用事を果たすべく、美濃へ移動。
美濃へは、岐阜駅から美濃太田駅までJR線で移動し、そこから長良川鉄道に乗り換えて、美濃市駅を目指します。
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長良川鉄道の車両はとてもユニークで、私たちが乗車したのは「長良川わくわくたんけん号」と名付けられたラッピング車両で、車両全体を余すところなく使って、長良川を表現していました。
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車両の中には入ると、そこはまるで川の中のよう。
床は川底みたく石のイラストで敷き詰められており、座席には長良川に棲息する川魚、天井には川底から見たような水面が描かれていました。
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壁には、川魚の模型が展示されており、乗車をしながら、学べるような作りとなっておりました。まさに、たんけん号という名にふさわしいデザインですね。
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このたんけん号に30分ほど乗車し、美濃市駅に到着~。
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昔ながらの駅舎で、周辺も大変のどかでした。
ちなみに、この駅舎やプラットホームなどは、国の登録有形文化財に登録がされています。
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駅舎の前で、気になるものを見つけました。
美濃市は「和紙とうだつのまち」とのことですが、その場で「”うだつ”って何?」という感じになり、調べてみました。
”うだつ”とは、連接している家屋の境目に、屋根よりも一段と高くこしらえた壁のようなもののことを言います。なぜ、そのような壁を作るのかというと、隣家に火が燃え広がらないようにするための防護壁として作られたんだそうです。
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なので、実はこの看板の上部にもうだつが施されていました。
”うだつ”と言えば、よくドラマや映画で「うだつが上がらない」といったセリフを聞くことがあるかと思いますが、これは、そもそもそだつを作るためには、相当な費用がかかったことから、
うだつが上がらない
↓
うだつを作るほどのお金がない
↓
出世がなかなかできない、金銭的にうまくいかない
といった意味に転じて、使われるようになったそうです。
なお、美濃市には、うだつの上がる町並みと呼ばれる通りがあり、美濃市の観光名所となっております。
美濃和紙の里会館(美濃市蕨生)
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美濃市駅から乗り合いバスに乗って、母の用事を済ませに、美濃和紙の里会館へと向かいました。ここで企画展示されている方と母が知り合いで、それがきっかけでやって来ました。
閉館ギリギリの時間にやってきたのですが、館長さんのご厚意で、館内を少し巡ることができました。
美濃和紙の里会館は、岐阜県美濃市にある「美濃和紙」をテーマにした博物館です。1300年以上の歴史を持つ美濃和紙の魅力を、五感で体験できる素晴らしい場所なんですよ。
美濃和紙の里会館の魅力
・歴史と技術に触れる: 美濃和紙の歴史や製造工程を、わかりやすい展示で紹介しています。古くからの道具や技術から、現代の和紙の活用まで、幅広く学ぶことができます。
・紙すき体験: 実際に職人と同じ道具を使って、自分だけの美濃和紙を作ることができます。一生の思い出になる貴重な体験ですよ。
・企画展: 和紙をテーマにしたユニークな企画展が随時開催されています。普段見ることのできない貴重な作品や、新しい和紙の表現に触れることができます。
・美しい建物: 建物は、美濃和紙の原料であるコウゾの樹皮をイメージしたデザインで、自然と調和した美しい空間です。
館内紹介
・第1展示室: 美濃和紙の歴史や技術、紙すきに使う道具などを紹介。全国各地の和紙との対比展示も興味深いですね。
・第2展示室: 美濃和紙で作った様々な生活用品の紹介。和紙の多様な可能性を感じることができます。
・ハイビジョンホール: 和紙の原料や製作工程、用途などの紹介映像の上映。
・図書室: 和紙に関する図書や美術工芸などの専門書を所蔵。
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この日、開催中だった企画展「和紙のファンタジア」へ。
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これらのドレス、なんと和紙でできております!
事前に申し込みをすれば、無料でこの和紙ドレスを着て、写真撮影を行うこともできたそうです。
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和紙と照明を使ったアート作品も展示されていました。
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和紙で作ったネックレスです。実際に買うこともできます。
実は、このネックレスを作ったのが、私の母だったりします。
近くの説明員さんに母が「これ私が作ったんですよー」とカミングアウトをしたら、かなり驚いておりました。
また、撮影NGであったので、写真としてはないのですが、紙の歴史や和紙の製法が学べる展示室もありました。
美濃市は、三大和紙の生産地としても有名な場所であり、各工房で生産される「美濃和紙」には、薄さと頑丈さ、美しさが共存するといった特徴があるそうです。
※他の三大和紙は、福井県の「越前和紙」と高知県の「土佐和紙」。
また、美濃和紙は「和紙:日本の手漉和紙技術」として、2014年にユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
他にも、紙すき体験などができる博物館であったのですが、さすがに閉館間際であったので、展示物をざざっと見てから、美濃市駅へ戻りました。
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帰りは、たんけん号ではなく、ヤマト運輸のトラックのようなラッピング車両に乗って、岐阜駅まで戻りました。
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まるで、市バスのような車両だな、と思いました。
また、私たち以外に乗客がおらず、途中まで貸し切りのような感じでした。
飛騨牛料理 匠味(岐阜市橋本町)
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ホテルに帰る前に、事前に予約していたお店でディナーをするため、岐阜シティタワー43に立ち寄りました。
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飛騨牛を使ったお料理が楽しめる「飛騨牛料理 匠味」さん。
飛騨牛をすき焼きや焼肉にして楽しむことができるお店でしたが、60歳過ぎた私の両親も一緒に来ていたので、この日はしゃぶしゃぶのコースを予約して、堪能してきました。
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最初に出されたのは、岐阜大根の煮物 飛騨牛の肉味噌かけ。
飛騨牛のみならず、野菜も地のものを使っているのが良いですね。上品なお味でした。
オードブルは、
・ローストビーフサラダ
・和風ローストビーフ
・明方ハムステーキ
の3つからそれぞれ選ぶことができたので、和風ローストビーフと明方ハムステーキを、ウチの奥さんと選んで、シェアしました。
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ローストビーフは、薄くカットされていて、食べやすかったです。
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明方ハムは初めて食べたのですが、食べ応えがあり、思わず「おおっ!」となりました。塩分の控えめのようで、マヨネーズやからしとも、よく合っておりました。
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さて、オードブルを味わっている間に、しゃぶしゃぶに準備が着々と進んできました。
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メインのしゃぶしゃぶが登場する前に、もう1品。
岐阜大根のスープ 高山のほうれん草ソースをかけて
こちらも地のもの。しかも、先ほどの岐阜大根が、今度はスープとなって、やってきました。ほのかな野菜の甘味が心地よい1品でした。
そして、ついにやってきました!
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メインの飛騨牛のお出ましです!!
飛騨牛は、岐阜県で大切に育てられた黒毛和種の牛肉のことです。
厳しい基準をクリアした、まさに「牛肉の王様」とも呼ばれる高級な牛肉なんです。
飛騨牛の特徴
・美しい霜降り: 細かい霜降りが肉全体に均一に入っているのが特徴です。
・とろけるような食感: 口の中でとろけるような柔らかさと、上品な脂の甘みが楽しめます。
・豊かな風味: 岐阜の豊かな自然で育まれた、芳醇な香りが特徴です。
飛騨牛になるための条件
飛騨牛と呼ばれるためには、以下の厳しい条件をクリアする必要があります。
・飼養期間: 岐阜県で14ヶ月以上肥育されていること
・品種: 黒毛和種であること
・肉質: 日本食肉格付協会の格付けで、肉質等級が3等級以上、歩留等級がAまたはBであること
なぜ飛騨牛が美味しいの?
飛騨牛がこれほどまでに美味しい理由は、以下の点が挙げられます。
・徹底した品質管理: 生産から流通まで、厳しい品質管理が行われています。
・豊かな自然: 岐阜の清らかな水と空気、そして良質な飼料が、牛肉の品質を高めています。
・伝統的な飼育方法: 長年の経験と伝統に基づいた飼育方法が、飛騨牛の風味を育んでいます。
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スーパーのお肉ではなかなか見られない、美しさすら感じる霜降りに、ただただ感動。しゃぶしゃぶとして食べる前に、目でもじっくりと味わいました。
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そして、このサイズのまま、ハシで持ち上げて、しゃぶしゃぶ。
クセがな上品な味わいに、かつ口に入れてすぐにほどけてしまうほどの柔らかさで、提供されてから、あっという間になくなってしまいました。
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しゃぶしゃぶの〆に、ご飯に赤だし、香の物もいただきました。
この白飯が美味しかった。つやつやで甘味のあるご飯でした。
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食後に、ブランドいちごの 美濃娘を使ったアイスクリームとアイスコーヒーもいただきました。
飛騨牛以外にも、岐阜の地のものもふんだんに楽しむことができ、大満足のディナーとなりました!
岐阜シティ・タワー43 43階展望室(岐阜市橋本町)
その後、同じビルに展望室があるため、ホテルに戻る前に立ち寄ってきました。
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展望室へは、専用の直通エレベーターで、一気に向かうことができます。
ちなみに、入場料は無料です。
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岐阜駅とほど近い場所に位置しているため、信長ゆめ広場のライトアップも上から見る事ができました。
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タワー北側の夜景。天気が良かったこともあり、かなり鮮明に見ることができました。
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奥のほうで、頂上が輝く山のシルエットが見えますが、あれが金華山であり、輝いて見えるのが、岐阜城の天守閣になります。
あんな高い位置から、斎藤道三や織田信長は、美濃の街並みを眺めていたんですね。
金神社(岐阜市金町)
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2日目は、ホテルから少し歩いて、金神社に行ってきました。
鳥居が金色で、いかにも金運に良さそうな神社です。
金神社は、古くから金運、財運に利益があるとされ、多くの人々が参拝に訪れる由緒ある神社です。
金神社の魅力
・金色の鳥居: 境内にある金色の鳥居が特に目を引きます。
・金の御朱印: 毎月最終金曜日に「金の御朱印」が授与され、人気を集めています。
・骨董市: 毎月9日と年末年始には境内で骨董市が開催され、賑わいます。
・金大神: 主祭神は金大神で、金運の神様として信仰されています。
・歴史: 起源は135年、成務天皇の時代といわれ、由緒ある神社です。
・パワースポット: 金運上昇を願う人々にとって、パワースポットとして人気です。
・イベント: 様々なイベントが開催され、一年を通して楽しめます。
・古墳: 境内には小円墳があり、古墳時代の様子を垣間見ることができます。
なぜ金神社が人気なのか?
金神社がこれほどまでに人気を集める理由は、以下の点が挙げられます。
・金運アップ: 金運上昇を願う人々にとって、特別な力があると信じられているからです。
・歴史と伝統: 古くからの歴史と伝統があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
・美しい風景: 金色の鳥居や鮮やかな朱色の本殿など、美しい風景が訪れる人を魅了します。
・イベントの豊富さ: 季節ごとのイベントが開催され、何度訪れても楽しめます。
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手水舎でお清め。
神社は、神様のおウチなので、必ず清めてから参拝をしましょう。
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手水舎には、金色に輝く龍がおりました。
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手水の作法を教えてくれる謎のお嬢様のイラスト。
他の神社でも見たことがあるので、気になって調べてみたところ、大阪神社庁が頒布している看板に近い見た目のものがありました。
※ですが、この看板が大阪神社庁のものなのかは謎です。
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では、お参りに行きましょう。
実は、2025年に神社へ参拝したのがこれが初めてだったので、ちょっと遅いですが、初詣となりました。
やはり、金運にご利益がありそうなので、金運アップを祈願してきました。
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おみくじは、普通のものと金運金みくじの2パターンがありました。
金運金みくじは、おみくじの中に、なんと小判が入っています。
ウチの子供は「金運金みくじがいい!」とのことで、引いてもらったところ、
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大金運がでました!
おそらく、大吉と同じグレードなんだと思います。
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ただ、当のウチの子供は、運勢よりも小判をゲットしたことに、大喜びしていました。
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ちなみに、私と奥さんは、普通のおみくじを引いて、大吉(奥さん)と中吉(私)でした。
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他にも、おもかる石と呼ばれる占いスポットもありました。
願いごとを思い浮かべながら、石を持ち上げ、重く感じれば更なる努力が必要だが、軽く感じたら願いが叶うと言われています。
おもかる石は、金神社に限らず、他の神社にも設置されていて、有名なところでは、京都の伏見稲荷大社にも置かれています。
岐阜公園(岐阜市大宮町)
そこから、岐阜バスに乗り、バス停「岐阜公園歴史博物館前」で下車して、岐阜公園に向かいました。
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岐阜城がそびえ立つ金華山の麓までやってきました。
まだ城はあんなに小さく見えますが、岐阜城までは、専用のロープウェイがあるため、がっつり山登りをせずとも、城まで向かうことができます。
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ロープウェイに乗るまえに、岐阜公園をぶらり。
岐阜公園は、岐阜市のシンボル金華山の麓に広がる都市公園です。以下にその魅力を紹介します。
歴史と文化
・岐阜公園は、戦国時代の武将・斎藤道三や織田信長が居城とした岐阜城の城下町の一部に位置し、歴史的な価値が高い場所です。
・園内には、信長公の庭や信長居館跡など、戦国時代の名残を感じさせる史跡が点在しています。
・岐阜市歴史博物館では、岐阜の歴史や文化に関する展示を見ることができます。
自然
・金華山の豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
・春には桜の名所として知られ、秋には紅葉が美しい場所として人気があります。
・園内には、四季の花が咲き、訪れる人を癒します。
施設
岐阜公園には、以下の施設があります。
・岐阜市歴史博物館
・加藤栄三・東一記念美術館
・名和昆虫博物館
・華松軒(茶室)
・日中友好庭園
・金華山ロープウェー乗り場
これらの施設では、歴史や文化、芸術、自然など、様々なテーマの展示や体験を楽しむことができます。
イベン・ト
・岐阜公園では、年間を通して様々なイベントが開催されます。
・春の桜まつりや秋の紅葉まつりなど、季節に合わせたイベントが人気です。
その他
・岐阜公園は、無料で入園できます。
・駐車場やトイレなどの施設も完備されています。
・公園内には、レストランやカフェなどもあります。
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岐阜公園内には、信長公居館跡と呼ばれるエリアがありました。
元々は斎藤氏が築き上げてきた館でしたが、岐阜城(稲葉山城)攻略の後に、織田信長が大規模な造成・改修をして、利用していたそうです。
今なお発掘作業が続けられているエリアで、その調査から巨石を立て並べた入口や金箔瓦を使用した建物、巨大な岩盤を背景にした庭園などがあったことが分かっています。
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時間の関係で中には入らなかったのですが、発掘調査をもとに復元をしてみると、このような館が金華山の麓にはあったそうです。
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その他、岐阜公園内で、板垣退助の銅像を見つけました。
何のゆかりがあるのだろうと思い、看板の説明を読んでみたところ、板垣退助が遊説中に襲われ、出血しながら「板垣死すとも自由は死せず(吾死スルトモ自由ハ死セン)」と言い放った場所が、ここだそうです。
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歴史の授業でも習った事件が、まさかこの場所で起こったとは、知りもしませんでした。歴史がよく動く場所でもありますね。
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さて、岐阜公園を少し巡ったところで、いよいよロープウェイで、岐阜城へと向かいます。
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15分間隔で発車をしており、運賃は大人(12歳以上)で往復1,300円となっていました。※片道は800円。
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いざ、出発!
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どんどん金華山の山頂へと上がっていく、ロープウェイ。
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ロープウェイの中には添乗員さんもいて、岐阜城や金華山に関するガイドを聞きながら、岐阜の街並みや金華山の自然を眺めることができます。
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おおよそ4分ほどで、金華山の山頂に到着。
実は、降りてすぐのところには、ぎふ金華山リス村があります。
今回は行けませんでしたが、エサやりを通して、タイワンリスと直接触れ合うことができるリス園とのことです。
岐阜城(岐阜市天主閣18番地)
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がっつり山登りをせずとも、とは書きましたが、ロープウェイ駅からの道のりは、まあまあな登山道でした。
ですが、しばらく山道を進んで、ようやく…
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岐阜城とご対面できました!
斎藤道三や織田信長が居城とした城で、信長が攻略する前は稲葉山城と呼ばれていました。難攻不落の城としても、知られています。
岐阜城は、岐阜県岐阜市の金華山山頂にある城です。
以下にその概要、歴史、見どころ、その他役立つ情報をご紹介します。
概要
別名: 稲葉山城、金華山城
築城主: 二階堂行政
築城年: 1201年
主な城主: 斎藤氏、織田氏
廃城年: 1600年
天守構造: 望楼型4重5階(1567年築・非現存)、独立式望楼型3重4階(RC造復興・1956年再建)
歴史
岐阜城は、もともと稲葉山城と呼ばれていました。鎌倉時代に二階堂行政によって築城され、戦国時代には斎藤道三が美濃国の拠点として城を拡張しました。その後、織田信長が斎藤氏を滅ぼし、天下統一の拠点として岐阜城を改修しました。信長は城下町を整備し、「岐阜」と改名しました。しかし、本能寺の変後、織田信忠が明智光秀に討たれ、その後は織田信孝、池田輝政などが城主となりました。関ケ原の戦いの前哨戦で落城し、その後廃城となりました。現在の天守は、1956年に再建されたものです。
見どころ
天守: 標高329mの金華山山頂にそびえ、城下町や長良川を一望できます。
城郭: 石垣や堀など、城の遺構が残っています。
岐阜城資料館: 城の歴史や武具などを展示しています。
金華山ロープウェー: 山麓から天守まで約3分でアクセスできます。
現在の岐阜城は、昭和31年に復興され、鉄筋コンクリート造り3層4階構造となっており、中に入る岐阜城にまつわる歴史が学べるようになっていました。
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諸説ありますが、この地を「岐阜」と改名したのは、織田信長であると言われています。
元々、この地は「井口」と呼ばれていましたが、稲葉山城(のちの岐阜城)を攻略した織田信長は、この城を天下統一の拠点に据えたため、尾張の政秀寺の禅僧である沢彦宗恩が進言した「岐山・岐陽・岐阜」の3つの中から選んで、「岐阜」と改名したとされています。
なお「岐阜」という漢字は、中国の故事などからインスピレーションを受けています。
「岐」は、中国の故事である「周の文王、岐山より起り、天下を定む」から取られており、約800年続いた周王朝を築いた文王のように、天下統一を成し遂げたいといった思いが来られていると考えられています。
「岐山」とは、古代中国の王朝が殷から周に変わる時に鳳凰が舞い降りたと伝えられる山のことを指します。
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また「阜」は、孔子の生誕地である曲阜から取られていて、この地が太平とあり、学問の地となるよう願いを込めたのでは?と考えられています。
↓「孔子」については、こちらもどうぞ。
ただ、織田信長の思いとして「岐」が重要であったと考えられるので、ここは私の想像ですが、そのあとの漢字については、信長自身がノリで決めてしまったのかもしれません。
さて、岐阜城の天守閣に行くまでに、いくつか展示物がありましたので、ご紹介させていただきます。
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黄金の織田信長公像(レプリカ)
この信長像は、岐阜市制120周年を記念し、市民の寄付によって建立されたもので、マントを羽織り、右手に種子島鉄砲を、左手に西洋兜を持ったデザインとなっています。また、この金色は、金箔を3層にも貼って実現しているそうです。
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木造織田信長坐像(複製)
信長の一周忌法要のために制作された像とのことで、容姿は絵で描かれた信長よりも、かなり忠実なのでは?とされています。
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京都南蛮礼拝堂の織田信長像
よく教科書で見るものとは一味違う肖像画も展示されていました。
そのヨコには、信長が来ていたであろう南蛮甲冑もありました。甲冑というより、西洋の鎧っぽくて、カッコいいですね!
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最上階まで上り、天守閣までやってきました。
天気も良く、岐阜市の街並みがキレイに見通すことができました。
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金華山を流れる長良川。
ちなみに、城主であった斎藤道三は、長男である斎藤義龍に、長良川の戦いで敗れ、討ち死にすることになります。
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とはいえ、この長良川やその上流を流れる板取川があったからこそ、和紙の文化が根付いたことも事実。川は歴史とつながっているんだなと、感じることができました。
ちなみに、ウチの子供によっては、衝撃の出会いが天守閣でありまして…
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なんと、織田信長(?)と一緒に写真を撮ることができました!
ご丁寧にお名刺もいただいたのですが、
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今でも岐阜城の城主として、岐阜の街を見守ってくれているようです。
岐阜城資料館(岐阜市杉ケ洞)
岐阜城の入場チケットを買うと、近くにある岐阜城資料館にも入れるということで行ってきました!
ここがですね、歴史資料館というより、大河ドラマ館という感じで、見ていて楽しかった。
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特に、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」にゆかりのある場所なので、このドラマが好きなウチの奥さんがたいそう興奮をしておりました。
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1番興奮したのは、本木雅弘さん演じる斎藤道三の蝋人形。
これが、もう激似で、実際に会ったことはないですが、本人かと思いました。
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「麒麟がくる」の斎藤道三、めちゃくちゃいいので、是非とも観てほしいです。
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また、歴史シミュレーションゲームの金字塔「信長の野望」シリーズに登場する織田信長と斎藤道三のイラストも飾られていました。
私は、「信長の野望」ではないですが、「不如帰」というゲームで、斎藤道三を主人公に選び、天下統一を成し遂げたことがありましたが、あまりに時間をかけすぎた結果、斎藤道三の年齢が134歳になりました。
金華山展望台(岐阜市槻谷)
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岐阜城観光も終わり、帰りのロープウェイに乗る途中で、金華山展望台にも立ち寄りました。
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あの真ん中より少し左にあるビルが、飛騨牛を堪能し夜景を見てきたシティタワー43です。前夜は、タワーから金華山を眺めていましたが、今度はその逆。ここから見ても、タワーが際立っているのが、よくわかります。
また、奥に連なる山々が、養老山脈になります。
金凰山正法寺(岐阜市大仏町)
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帰りのロープウェイで、岐阜公園の近くに日本三大仏である岐阜大仏があると聞き、金凰山正法寺にも立ち寄ってきました。
日本三大仏とは、諸説あるのですが、奈良大仏、鎌倉大仏、そして、岐阜大仏のことを指すそうです。
※奈良と鎌倉以外に、別の大仏を指すパターンもあります。
正直、岐阜大仏については、全くもって知らなかったのですが、いざ大仏殿に入ってみると…
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その巨大さに、ビックリ!!!
大仏の前に椅子があり、座って眺めることができるのですが、大仏さまに上から見下ろされ、優しい眼差しでじーっと見られているような思いがしました。確かに、この角度から眺めると、ありがたい気持ちになるのが、伝わりました。
岐阜大仏は、岐阜県岐阜市にある正法寺に安置されている大仏様です。
特徴
・大きさ: 像高13.7mで、奈良の大仏、鎌倉の大仏と並ぶ日本三大仏の一つに数えられています。
・構造: 乾漆仏としては日本一の大きさを誇り、大イチョウを直柱とし、骨格は木材で組み、外部は良質の竹材と粘土で造られています。その上を一切経で糊張りし、漆を塗り金箔で仕上げられています。
・歴史: 1832年に38年の歳月を費やして完成しました。
・その他: 毎年4月8日の花まつりでは、誕生仏に甘茶をかけます。
見どころ
・大仏殿: 大仏が安置されている大仏殿は、巨大な空間で、参拝者は階段で二重(二層目)に登り、大仏正面から参拝できます。
・木造阿弥陀如来坐像: 岐阜県重要文化財に指定されている、平安時代後期の作と伝えられる木造阿弥陀如来坐像が、大仏の前に安置されています。
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岐阜大仏の中は、このようになっています。
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実は、照明にもこだわりがあって、別の角度から見ると、まるで後光が差しているかのように、見る事ができました。
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大仏の周りを取り囲んでいるのは、五百羅漢像で、江戸時代中期に作られたそうです。現在は、その数が減ってしまい、百数体が飾られています。
五百羅漢像とは、仏陀に付き従った500人の弟子の像のことをいいます。
ウチの子供は、この像が怖かったようで、終始、この像と目を合わさないようにしていました。笑
岐阜タンメン 岐阜本店(岐阜市手力町)
岐阜の歴史にたくさん触れたところで、最後に岐阜タンメンと呼ばれるご当地ラーメンを食べに行ってきました!
岐阜公園からバスで岐阜駅に戻り、そこからタクシーを使って、
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岐阜タンメン 岐阜本店へとやってきました!
普段は、外に列が並ぶほどの人気っぷりなのですが、この日が平日であったこともあり、あまり待たずに、入ることができました。
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こちらが、岐阜タンメンです!
私は、普通のものから肉増しで注文をしてみました。
にんにくの香りが食欲をそそります!
岐阜タンメンは、岐阜県発祥のご当地ラーメンです。一般的なタンメンとは異なり、豚肉、白菜、キャベツなどを炒めた具材に、ニンニクを効かせた塩味のスープが特徴です。
岐阜タンメンの魅力
・独特のスープ: 豚肉や野菜の旨味が溶け出したスープは、ニンニクの風味と相まって、他では味わえない独特の味わいです。
・豊富なトッピング: 岐阜タンメンの店では、様々なトッピングを選ぶことができます。味の変化を楽しむのもおすすめです。
・手軽に楽しめる: 岐阜タンメンは、ラーメン店で手軽に食べることができます。
岐阜タンメンの歴史
岐阜タンメンのルーツは、昭和50年代に愛知県で創業したラーメン店「タンメン」だとされています。この店で提供されていたタンメンが、岐阜県内に広まり、独自の進化を遂げて現在の形になったと言われています。
岐阜タンメンを味わえる店
岐阜タンメンは、岐阜県内を中心に店舗を展開する「岐阜タンメン」の各店舗で味わうことができます。また、一部のラーメン店でも提供している場合があります。
具材と麺、スープとの一体感がとてもよく、すぐに好きになりました。
野菜(というかキャベツ)もたくさん入っているので、二郎系みたいな罪悪感もなく、
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また、追いもやしもできるので、モリモリいただくことができました。
隣で学生さんが集まって食べていましたが、もし学校の近くにこのお店があったら、かなりの頻度で通うな~と思いました。
宿泊したところ
ドーミーイン岐阜駅前(岐阜市吉野町)
おそらく出張ユーザにはおなじみであろうドーミーインに泊まってきました。
ドーミーインのいいところは、なんといっても大浴場があること。
シャワーだけではなかなか取れない旅の疲れを、ゆっくりとお湯に浸かって癒すことができました。
また、ドーミーインは無料サービスが豊富なのでも有名で、ホットコーヒーなどのウエルカムドリンクはもちろんのこと、
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風呂上りのアイスも、無料で取り放題。
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極めつけは、この夜鳴きそば。
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宿泊者には、無料で夜食にドーミーイン特製の醤油ラーメンを味わうことができます。このラーメンが、またウマいんです。
他にも、乳酸菌ドリンクも、無料サービスでいただくことができます。
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朝食では、岐阜のご当地グルメも堪能できました!
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左は、鶏肉を味噌や醤油などで作ったタレに漬けたものを、キャベツやタマネギ等の野菜と一緒に焼いた「鶏ちゃん焼き」。朝からご飯が進みます。
右は、「飛騨牛のコロッケ」。冷たかったですが、美味しい。
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他にも、岐阜のブランド豚「美濃けんとん」を使用したポークシチューや、飛騨牛が入ったまぜご飯もありました。
岐阜の地のものがいろいろ楽しめて、とてもお得な朝ごはんになりました!
お土産で買ったもの
岐阜タンメン
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岐阜タンメンが美味しすぎたので、家でも作りたく買って帰りました。
また、おウチで食べて、楽しかった岐阜旅行を思い出したいと思います。
コメダ特製小倉あん
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この旅でコメダ珈琲店に行く機会はありませんでしたが、中部地方にはパンのお供でとして売っているのかなと思い、コメダ特製小倉あんも買ってみました。おウチで、パンだけでなく、お餅のお供にも使わせてもらっています。
おわりに
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がっつり岐阜を旅したのが初めてだったこともあり、大変楽しめました!
たまたまでしたが、三大和紙と三大仏にも触れることができ、また歴史好きな私にとっても、ちょっとしたフィールドワークとなった旅でもありました。
他にも、ストックしている写真はいくつかあるので、また気ままに書いていきたいなと思います。
それでは!