エンタテインメント白書/木曽崇

国際カジノ研究所 所長/エンタテインメントビジネス総研 客員研究員/日本ゲーミング協会 代表理事。代表著「日本版カジノのすべて」(日本実業出版)、「夜遊びの経済学」(光文社)ほか。「エンタテインメント白書」監修/仕事依頼はtakashikiso@gmail.com

エンタテインメント白書/木曽崇

国際カジノ研究所 所長/エンタテインメントビジネス総研 客員研究員/日本ゲーミング協会 代表理事。代表著「日本版カジノのすべて」(日本実業出版)、「夜遊びの経済学」(光文社)ほか。「エンタテインメント白書」監修/仕事依頼はtakashikiso@gmail.com

メンバーシップに加入する

エンタメ白書は、各種エンタメ&レジャー業界の調査報告、解説などを通じて、読者の皆様の業界理解をご助力するエンタメ的教育コンテンツです。メンバーシップ加入期間中は過去記事全て読み放題とし、個別記事購入よりも断然お得に設定しておりますので、宜しければ是非サブスクで応援して下さい!

  • スタンダードプラン

    ¥1,000 / 月
    初月無料

最近の記事

各ゲーム種ごと「本当のライバルは誰?」ランキング

さて、今週のエンタメ白書noteの検討では「本当のライバルは誰?」と題して、本調査が対象とするゲーム20種の各プレイヤー層において、「同時に遊ばれていることが多い」他のゲーム種を抽出した。 今回検討にあたって参照している統計は、弊社が実施した以下調査に基づくものである。 調査期間:2024年8月21日~9月4日 調査対象:日本国内居住の15歳以上6,000人を対象 調査手法:インターネット調査 推計手法:性年代ごとに集計&観戦率を算出した上で、現在の日本の人口構成(2023

    • パチンコ復帰者の「一旦辞めた理由」vs「復帰した理由」から読み解くパチンコ業界復活のヒント

      本日のエンタメ白書noteではパチンコ/パチスロの「復帰者」に対して行った詳細調査の結果およびその分析をご紹介したい。当社が2024年9~10月にかけて6,000名を対象に行った「各ゲーム種参加実態調査」において「間近1年にパチンコ/パチスロを遊んだ」と答えた回答者140名をヒアリンググループとして設定し、追跡調査を行った。調査概要は以下のとおりである。 【調査概要】 調査期間:2024年11月11日 ~ 2024年11月13日 調査対象:事前スクリーニング調査において、パ

      • パチンコ/パチスロ参加人口の減少原因を探る: パチンコ離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

        2024年10月に発表された最新のレジャー白書では、パチンコ参加率が前年より1.3ポイント下がり、6.8%となった。この参加率に基づいて推計されるパチンコ参加人口は前年比110万人減の660万人と推計。この数字はレジャー白書の調査開始以来、最低のパチンコ参加人口推計値であり、業界の凋落が改めて数字として示された形だ。 ちなみに、当エンタメ白書が本年8~9月にかけて行った調査におけるパチンコ/パチンコ参加率は8.7%となっている。これはレジャー白書と使用している調査パネルが異

        • 各ゲーム種における間近1年の「プレイ参加率×観戦率」構成比と「観る将」の正体

          今回のエンタメ白書noteでは、各ゲーム種における ① 間近1年にプレイ参加経験がある者における「間近1年での他者プレイの観戦体験率」 ② 間近1年に他者プレイの観戦経験がある者における「間近1年でのプレイ参加率」 の統計を元に各ゲーム種における「プレイ参加」と「観戦」の関係に迫る。 今回検討にあたって参照している統計は、弊社が実施した以下調査に基づくものである。 調査期間:2024年8月21日~9月4日 調査対象:日本国内居住の15歳以上6,000人を対象 調査手法:イン

        メンバー特典記事

          各ゲーム種ごと「本当のライバルは誰?」ランキング

          さて、今週のエンタメ白書noteの検討では「本当のライバルは誰?」と題して、本調査が対象とするゲーム20種の各プレイヤー層において、「同時に遊ばれていることが多い」他のゲーム種を抽出した。 今回検討にあたって参照している統計は、弊社が実施した以下調査に基づくものである。 調査期間:2024年8月21日~9月4日 調査対象:日本国内居住の15歳以上6,000人を対象 調査手法:インターネット調査 推計手法:性年代ごとに集計&観戦率を算出した上で、現在の日本の人口構成(2023

          各ゲーム種ごと「本当のライバルは誰?」ランキング

          パチンコ復帰者の「一旦辞めた理由」vs「復帰した理由」から読み解くパチンコ業界復活のヒント

          本日のエンタメ白書noteではパチンコ/パチスロの「復帰者」に対して行った詳細調査の結果およびその分析をご紹介したい。当社が2024年9~10月にかけて6,000名を対象に行った「各ゲーム種参加実態調査」において「間近1年にパチンコ/パチスロを遊んだ」と答えた回答者140名をヒアリンググループとして設定し、追跡調査を行った。調査概要は以下のとおりである。 【調査概要】 調査期間:2024年11月11日 ~ 2024年11月13日 調査対象:事前スクリーニング調査において、パ

          パチンコ復帰者の「一旦辞めた理由」vs「復帰した理由」から読み解くパチンコ業界復活のヒント

          パチンコ/パチスロ参加人口の減少原因を探る: パチンコ離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

          2024年10月に発表された最新のレジャー白書では、パチンコ参加率が前年より1.3ポイント下がり、6.8%となった。この参加率に基づいて推計されるパチンコ参加人口は前年比110万人減の660万人と推計。この数字はレジャー白書の調査開始以来、最低のパチンコ参加人口推計値であり、業界の凋落が改めて数字として示された形だ。 ちなみに、当エンタメ白書が本年8~9月にかけて行った調査におけるパチンコ/パチンコ参加率は8.7%となっている。これはレジャー白書と使用している調査パネルが異

          パチンコ/パチスロ参加人口の減少原因を探る: パチンコ離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

          各ゲーム種における間近1年の「プレイ参加率×観戦率」構成比と「観る将」の正体

          今回のエンタメ白書noteでは、各ゲーム種における ① 間近1年にプレイ参加経験がある者における「間近1年での他者プレイの観戦体験率」 ② 間近1年に他者プレイの観戦経験がある者における「間近1年でのプレイ参加率」 の統計を元に各ゲーム種における「プレイ参加」と「観戦」の関係に迫る。 今回検討にあたって参照している統計は、弊社が実施した以下調査に基づくものである。 調査期間:2024年8月21日~9月4日 調査対象:日本国内居住の15歳以上6,000人を対象 調査手法:イン

          各ゲーム種における間近1年の「プレイ参加率×観戦率」構成比と「観る将」の正体

          各ゲーム種の間近1年観戦人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          今回は、各ゲーム種における間近1年の観戦者の性/年代別の構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率に関する検討を行った。本エンタメ白書では以前、プレイヤーとしてのゲーム参加市場においても同様の調査を行ったが、今回は「観戦」市場における論考である。 以下に示す表は、各ゲーム種のアクティブな観戦人口(間近1年の観戦経験)の推計値を100%とし、その構成を性/年代で分析したものである。

          各ゲーム種の間近1年観戦人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          囲碁の凋落理由を探る ー囲碁離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

          過去に本エンタメ調査では20種のゲームについて各種調査を実施しているが、囲碁はこれらゲーム種の中で衰退しているゲーム種の1つとなっていることが分かった。今回は、囲碁業界の衰退理由に関して更なる追跡調査を行うため; 2024年8~9月に実施した「各種ゲーム参加率」調査において、「生涯のうち1度は囲碁を遊んだことがある」と答えたが「間近1年で囲碁を遊んでない」と答えた回答者、 いわゆる「囲碁離脱者」のヒアリンググループを取り纏め、彼らに対し追跡調査を実施した。 【調査概要と

          囲碁の凋落理由を探る ー囲碁離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

        記事

          各ゲーム種の間近1年観戦人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          今回は、各ゲーム種における間近1年の観戦者の性/年代別の構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率に関する検討を行った。本エンタメ白書では以前、プレイヤーとしてのゲーム参加市場においても同様の調査を行ったが、今回は「観戦」市場における論考である。 以下に示す表は、各ゲーム種のアクティブな観戦人口(間近1年の観戦経験)の推計値を100%とし、その構成を性/年代で分析したものである。

          各ゲーム種の間近1年観戦人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          囲碁の凋落理由を探る ー囲碁離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

          過去に本エンタメ調査では20種のゲームについて各種調査を実施しているが、囲碁はこれらゲーム種の中で衰退しているゲーム種の1つとなっていることが分かった。今回は、囲碁業界の衰退理由に関して更なる追跡調査を行うため; 2024年8~9月に実施した「各種ゲーム参加率」調査において、「生涯のうち1度は囲碁を遊んだことがある」と答えたが「間近1年で囲碁を遊んでない」と答えた回答者、 いわゆる「囲碁離脱者」のヒアリンググループを取り纏め、彼らに対し追跡調査を実施した。 【調査概要と

          囲碁の凋落理由を探る ー囲碁離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」

          偏差値プロット(生涯観戦人口vs残存率)から各ゲーム種の課題を更に明確化する

          前回noteの検討では、各ゲーム種の生涯観戦人口と残存率(生涯1度でも観戦したことのある者が間近1年でも参加している比率)を参照しながら、各ゲーム産業の振興を①生涯観戦人口を拡大する、②残存率を高める、の2要素で解説を行った。今回はその検討を更に深めてみたい。 これは数回前のゲーム「参加」人口の分析時にも同様の検討を行ったが、各ゲーム種における観戦人口の増加は以下の2要素によって達成される。 ①生涯観戦人口を拡大する 生涯観戦人口(生涯1度でも当該ゲームを観戦したことのあ

          偏差値プロット(生涯観戦人口vs残存率)から各ゲーム種の課題を更に明確化する

          各ゲーム種の観戦人口と観戦体験率(生涯/間近1年)

          今回の投稿では2024年8月から9月にかけて実施した各ゲーム種の「生涯観戦率」および「間近一年の観戦率」調査の結果をご紹介する。本調査で扱ったゲーム種は以下の20種: オートレース/ビデオゲーム(含む、家庭用、携帯用、PC、スマホ、アーケード等)/テーブルトークRPG/コントラクトブリッジ/競輪/ボートレース/totoくじ/宝くじ/トレーディングカードゲーム/競馬(中央競馬、地方競馬)/バックギャモン/カジノゲーム(ポーカー以外)/囲碁/パチンコ・パチスロ/麻雀/チェス/将

          各ゲーム種の観戦人口と観戦体験率(生涯/間近1年)

          各ゲーム種の間近1年参加人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          前回noteでは「次回の投稿からは『観戦市場』の分析に移る」と予告したが、SNS側でより各種ゲーム種の『参加市場』に対してより詳細な論議を期待する声があったので、もう一回だけ『参加市場』に関する論考を継続することをお許しいただきたい。 以下に示す表は、各ゲーム種のアクティブな参加人口の推計値を100%とし、その構成を性/年代で分析したものである。 ※1 note転載画像に横幅の制限がある為、表題が一部見切れている部分もあるが、その点はご容赦頂きたい。 ※2 ゲーム種(ギャン

          各ゲーム種の間近1年参加人口の性/年代構成および、各性年代ごとのゲーム浸透率

          偏差値プロット(生涯参加人口vs残存率)から各ゲーム種の課題を更に明確化する

          前回noteの検討では、各ゲーム種の生涯参加人口と残存率(生涯1度でも参加したことのあるプレイヤーが間近1年でも参加している比率)を参照しながら、各ゲーム産業の振興を①生涯参加人口を拡大する、②残存率を高める、の2要素で解説を行った。今回はその検討を更に深めてみたい。 ①生涯参加人口を拡大する 生涯参加人口(生涯1度でも当該ゲームに参加したことのあるプレイヤー)の拡大とは、即ちゲーム参加の前提となる「キッカケの提供」に成功しているかどうかを前提とする論議である。この数値が高

          偏差値プロット(生涯参加人口vs残存率)から各ゲーム種の課題を更に明確化する

          各ゲーム種の参加人口と参加率(生涯/間近1年)

          今回の投稿では2024年8月から9月にかけて実施した各ゲーム種の「生涯参加率」および「間近一年の参加率」調査の結果をご紹介すると共に、各ゲーム種ごとの振興課題に関して解説する。本調査で扱ったゲーム種は以下の20種: オートレース/ビデオゲーム(含む、家庭用、携帯用、PC、スマホ、アーケード等)/テーブルトークRPG/コントラクトブリッジ/競輪/ボートレース/totoくじ/宝くじ/トレーディングカードゲーム/競馬(中央競馬、地方競馬)/バックギャモン/カジノゲーム(ポーカー以

          各ゲーム種の参加人口と参加率(生涯/間近1年)