パチンコ/パチスロ参加人口の減少原因を探る: パチンコ離脱者の「始めたキッカケ」vs「辞めた理由」
2024年10月に発表された最新のレジャー白書では、パチンコ参加率が前年より1.3ポイント下がり、6.8%となった。この参加率に基づいて推計されるパチンコ参加人口は前年比110万人減の660万人と推計。この数字はレジャー白書の調査開始以来、最低のパチンコ参加人口推計値であり、業界の凋落が改めて数字として示された形だ。
ちなみに、当エンタメ白書が本年8~9月にかけて行った調査におけるパチンコ/パチンコ参加率は8.7%となっている。これはレジャー白書と使用している調査パネルが異なること及び、主に79歳以上の参加人口の処理の差であると考えられる。レジャー白書は79歳以上の消費者をカウントしないが、当エンタメ白書では人口統計に基づき推計値に加えている。
当エンタメ白書では、この様なパチンコ業界の凋落理由を探る為、本年8~9月に実施した「各種ゲーム参加率」調査において、「生涯のうち1度はパチンコ/パチスロを遊んだことがある」と答えたが「間近1年でパチンコ/パチスロを遊んでない」と答えた回答者、いわゆる「パチンコ/パチスロ離脱者」のヒアリンググループを取り纏め、彼らに対し追跡調査を実施した。
【調査概要と結果】
調査期間:2024年10月25日 ~ 2024年11月01日
調査対象:パチンコ/パチスロを「生涯1度でも参加したことがある」が「間近1年では参加していない」15歳以上の男女140人(有効回答:95)。10代から70代以上の男女を年齢階層×性別で14カテゴリに分け、各カテゴリごとに10名ずつ回答者を集めた。
調査手法:インターネット調査
調査対象140人に対し、以下2つの質問を実施。
・ パチンコ/パチスロを最初に遊んだ年代とキッカケを教えてください
・ その後、遊ばなくなった年代とその理由を教えてください
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