【読書メモ】「批判に答える」:『あなたへの社会構成主義』(ケネス・J・ガーゲン著)[第9章]
最終章では、社会構成主義に対する批判として想定されるものに対して回答するという面白い構造を取っています。最も面白い想定問答は、事実や存在すら社会構成主義は否定しているのではないか?という問いです。ガーゲンはどのように回答しているのでしょうか。
現実主義者への回答冒頭で述べたものの端的な例はこうです。「目の前の机の上に置いてあるMacBookという存在すら社会構成主義は批判するの?」というものです。認識によって多様な捉え方がある、という社会構成主義の認識のありようを誤解すると