近鉄長野線に乗る
この路線は、大阪のベッドタウン要素が強い路線です。ただ、地味ですね。そんな路線に私なりにクローズアップを当てます。大和川の支流石川に沿って線路は伸びます。
路線は
古市~河内長野間です。距離は約13kmです。特に優等列車の設定があるわけではありません。ただ、本線のような存在の南大阪線と直通運転している列車がほとんどです。
日中の運転パターン
30分に2本、およそ15分毎に列車が来ます。きれいな15分毎ではないです。ほぼすべての列車が大阪阿部野橋(天王寺)と直通しています。準急としてです。なお、約半数の列車は古市駅で区間急行(阿部野橋ー橿原神宮前間)と接続しています。古市から阿部野橋までノンストップで結びます。
準急は、同区間4駅多く止まります。
朝夕は急行が直通
長野線沿線の利用者で大阪への通勤通学に便利なように設定されています。
8月1日がビッグイベントがあったが・・・
毎年、8月1日には沿線のPLの花火大会があり、1年で1度の輸送のハイライトといえる状況になります。ただ、ここ数年は中止になり今年も中止が決定しています。この時には、臨時列車が多数運転されていました。
沿線は
古市は、羽曳野市の中心地で隣接して車庫があり南大阪線と長野線が分かれる重要な駅です。2面4線とシンプルですが増解決が頻繁に見られます。南大阪線もこの駅を境に東側は輸送量が大きく落ち込み通勤路線からローカル線のようなたたずまいとなります。南大阪線は、南進してきましたが大きく東に進路を変えます。一方、支線である長野線はそのまま南進します。パッと見ると長野線の方が本線のように見えます。
さて、次の喜志駅までは結構駅間が長く100キロくらいまではスピードを上げます。一部高架で南阪奈道路をクロスします。この駅は高校野球で有名になったPL学園の最寄りの駅です。喜志の先も高架があり現在上り線のみ完成しています。次の富田林も駅間はあり、またスピードに乗ります。
この富田林で、長野線の約半分は進みました。富田林からは単線になり、折り返し線もあります。朝のラッシュ時には始発の阿部野橋行きが運転されます。また、バスターミナルもあります。富田林西口はすぐです。川西は沿線唯一の高架駅です。この駅からはPLの塔もよく見えます。滝谷不動では行き違いができます。単線区間では唯一の行き違い設備です。汐ノ宮は周りはうっそうとしています。かつて、当駅周辺の石川の河原近くには温泉地があったそうで温泉最寄り駅でした。ここから河内長野までは線路が右に左にカーブが多くうねっています。
終点河内長野駅では、南海高野線と乗り換えができます。近鉄は1面1線なので南海の駅2面4線に間借りしているような印象があります。
まとめ
・古市~富田林までは駅間も長く複線で通勤路線の雰囲気
・富田林以南は単線になりややローカルな雰囲気も
・1時間に4本程度の本数が基本
・ほとんどの列車が阿部野橋直通
・河内長野は大阪方面は南海利用が多そう