【離婚したら「ご終儀」頂きます!ザ・離婚式!】
篠原涼子さんと市村正親さんが離婚を発表した。
家族への新型コロナウイルス感染を予防するため、撮影で大勢と接する篠原さんは昨年から別居していた模様。
しかし撮影が終わっても自宅に戻る気配がなかったため、何の関係者かは知らんが関係者と名乗る怪しい類の人物たちからは「離婚も秒読みなのでは。」と噂されていたらしい。
「今後は新たな形のパートナーとして子どもを支えていきたい。」
というのが概ねの総意。
慰謝料・財産分与はなく、会見の予定もない。
東出昌大さんや小川彩佳アナウンサーの元夫のように不貞を働いたともなれば、ドロドロのぐっちゃぐちゃな愛憎劇が展開される。
万人から後ろ指をさされて生きていく苦難の人生&世間から同情され応援され好感度が上がっていく人生が元夫婦を待ち受けているのであろうが、篠原市村元夫妻はそれに該当しない。
互いのライフスタイルの変化が理由とのことで円満に離婚を済ませたのだから、むしろ新しい門出を迎えたと言ってもいい。
ゆえに、華やかな結婚式ならぬ厳かな離婚式を挙げてもいいのではないだろうか。
『離婚式』。
簡単に言ってしまえば、
結婚式の逆バージョンである。
①旧朗・旧婦の入場。
司会から夫婦が離婚に至った経緯の説明が行われる。(裁判みたいだね)
②仲人ではなく裂人(さこうど)による挨拶。
(言葉選びが大変だろうなあ)
③両方の友人代表によるスピーチ。
(剣道団体戦でいう副将対決みたいなものを想像しているのだがきっと違う)
④旧郎と旧婦が離婚届に署名と捺印を行う。
「離婚を誓いますか?」の問いに対し、2人揃って宣誓をする。
(参列してたら絶対噴き出しちゃう)
⑤ケーキカットの代わりに
指輪返還orハンマー等による指輪圧砕の儀。
(最後の共同作業)
⑥出会いから結婚、そして離婚までをまとめた
感動のスライドショーを視聴。
それぞれ「良くも悪くも言い残したこと」を語り、心の小さな棘を清算する。(やっぱり離婚するのやめます!ってなる人いそう)
⑦ブーケトスを行う場合もあるらしいが、
こちらは旧郎が投げることが多い。
ブーケに使われる花はユリオプスデージー。
花言葉は「円満な関係」。
受け取った人は「円満な離婚」ができるとか。
(離婚前提なんやな・・・)
⑧互いの顔にパイを投げてお色崩し。
白いパイで顔を包むことで、無垢な状態にリセットするという意味が込められている。(そのあと一緒にお風呂に入ってパイを洗い流したら、もう一度やり直せたりして)
ニューワールドへ踏み出す2人を応援しようという、作り笑いのエールに包まれた、絶妙な闇が感じられるハードな儀式。離婚式。
もちろん、ご祝儀だって必要だ。
いや、間違えた。「ご終儀」である。
ご祝儀ならぬご終儀。
この言葉を考えついた悪趣味極まりないマッドジーニアスの前頭葉をじっくりと観察して、夏休みの自由研究にしてはどうかな、子どもたちよ。
ご祝儀の相場は3万円~5万円だが、ご終儀の相場は3千円~5千円であるという。なんだよそれ、大学生の飲み会かよ。
私個人としては、ご終儀というシステムではなく、結婚式の際に渡したご祝儀を全額返却でもよいのではないかと思っている。割とこれ、粋なはからいだと思うのだけれど。
3万円~5万円返ってくるなら、複雑な感情をおくびにも出さずに清らかな涙を流して盛大に旧朗と旧婦を送り出します、私。レオナルド・ディカプリオとアカデミー主演男優賞を争う気勢で全力の演技します、私。
皆さんはご祝儀返ってきたら嬉しいですか?
***
いずれ自身の周りの誰かが離婚することがあるのだろうか。
今のところどの組も、幸せほくほくな順風満帆な姿を見せてくれているのでありがたい。もちろんそのまま船をこぎ続けてくれることが望ましいのだが、嵐による大波に耐え切れずそれぞれの道を歩んでいくことになる可能性も否定できない。だが篠原さんと市村さんかくのごとく、ポジティブなイメージであれば双方応援したい。
もちろん、「ウェイウェイ!大丈夫!次があるさ!ウェイウェイ!」と軽骨におちゃらけた雰囲気ではない。至極複雑な心境で慎重に言葉を選別して、である。
離婚式。
出席したくはないけれど、
やはり出席してみたいものである。
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