不安スパイラルにさようなら
不安製造機、頭の中にある?
気づいたらいつも心がざわざわしている。
未来の心配、過去の後悔、意味のない不安でいっぱいに。
これはどうしようもない性格だとあきらめている?
それ、違うかもしれない。
もしかすると、頭の中に立派な「不安製造機」がセットされているだけかも。
これがフル稼働してると、何でもないことでも不安材料に変換されてしまう。
では、この不安製造機をどうやって止めるか。
頭の中の心配工場を閉鎖せよ
人間の脳は、やたらと物事を複雑にしてしまうのが得意。
たとえば、
「友達から連絡がない。私、何かした?」
から
「友達が私を嫌いになったのでは?」
と発展して、
「きっとこれから友達がいなくなる、孤独になる、どうしよう!」
といった具合に。
おめでとう!脳が勝手に心配の無限ループを作り出した。
これが「心配工場」だ。
まず、この心配工場に「工場閉鎖命令」を出すには、脳内で勝手に作られたストーリーを停止する必要がある。
とりあえず「まあ、なんとかなるだろう」と思ってみる。
これが意外と効く。頭の中でドミノ倒しが始まりそうなとき、最初のドミノにブレーキをかける感覚。
現実に起きてもいないことを心配するのは、エネルギーの無駄遣い。
もっと楽しいことに使うべき。
不安スパイラルにさようなら
夜中、静まり返った部屋にいると、不安がまるで泥棒のように忍び寄ってくることがある。
小さなささやき声から始まり、次第に大合唱へ。
不安のスパイラルに引きずり込まれると、もう抜け出せない気がしてくるよね。
でも、ここでひとつ覚えておいてほしいことがある。
不安は放っておけば勝手に消える。いじりまわさないほうがいい。
たとえば、家にうるさい隣人がいたとして、こちらが過剰に反応すれば、さらに騒がしくなる。
逆に、無視を決め込むと、隣人はそのうち飽きて静かになる。
不安もこれと同じ。不安が頭の中で大騒ぎを始めたら、つい「なんとかしなきゃ!」と対処したくなるけど、実はその必要はない。
不安が暴れているときは、そっと眺めているだけでいい。
「お、また来たか」と思って、そのままにしておく。
そうやって時間を過ごしていると、不安は「なーんだ、相手にされないのか」と言わんばかりに、静かに去っていく。
もうひとつ、不安は「放っておいて」と言いながらも、実は「見てもらいたい」気持ちが強い。
でも、ここで相手にしないのが肝心。「君が騒いでても、どうせ何も変わらないし」と言い放って、あえて無視する。
この態度が効く。不安はしつこいけれど、あきらめるのも早い。
放っておけば、いつの間にかスッと消えていることに気づく。
結局、不安って意外と寂しがり屋なのかもしれないね。
ちょっとほっとかれると、急に元気がなくなる。
だから、不安の声が大きくなっても、それに必死に向き合わないこと。
勝手に騒がせておけば、しばらくしてから「あれ、何をそんなに心配してたんだっけ?」となることが多い。
今日から不安に振り回されるのをやめて、気楽に流してみよう。
\エッセイの書き方を学ぼう!/
そんな人に向けて、エッセイのノウハウをマガジンにまとめました!