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企業価値経営⑤:無形資産の価値評価の2つのアプローチ方法(+柳モデル)について
読書ノート(135日目)
さて、今日もこちらの本からです。
本書は全三部で構成されています。
第一部:分析編
経営戦略や会計戦略の解明から企業特性を踏まえた
ファンダメンタル分析を理解する
第二部:評価編
企業価値の算定のための評価モデルの考え方を理解し、
企業価値の創造または毀損を評価する
第三部:創造編
現実の企業価値創造経営の課題を
フレームワークを使って解決する経営ストーリー
今回も第二部:評価編から
無形資産の価値評価についてです。
・無形資産の価値評価
・現在の会計基準では、人材、技術、ブランド、
IT、経営能力、組織文化などの多くは
バランスシートに計上されることはなく、
発生時に費用計上されることが多い
・仮に資本市場の評価がバランスシートに織り込まれた場合
1992年段階では米国は50%前後が無形資産、日本は8%前後
2021年段階では米国は全体の8割近くが無形資産、日本は3割近く
・つまり、無形資産のプレゼンスが高まっているといえる
・「無形資産が経済を支配する」
英国インペリアル・カレッジのジョナサン・ハスケル教授、
スティアン・ウェストレイク氏の2017年の著書
・グローバルに見ても投資対象が
有形資産から無形資産へシフトしている
・しかし現状、グローバルな決定版というべき
無形資産の評価モデルは開発されていない
・無形資産の3つの特性
①無形資産は(物的資産・金融資産と異なり)同時・多重利用が可能
②無形資産が生み出す便益の不確実性
(無形資産へ投資したからといって
将来の経済的便益は保証されていない)
③無形資産の市場は存在しない
・無形資産の基本評価アプローチ
評価を困難にしているのは
将来利益の不確実性であり、その予測をすること
・これを克服する方法としては以下の2つ
①モンテカルロ・シミュレーションにおける価値測定
将来利益に影響を与えるファクターを識別し、
ファクターの変動の影響に確率論的な要素を取り込む
②リアルオプション・アプローチにおける価値測定
無形資産が利益に結び付くシナリオを描き、
そのシナリオに基づいて価値測定するアプローチ
今回の本を手に取った理由の一つが
人的資本などのESGに関する無形資産の
企業価値評価をどのようにすべきか、
だったので、今回の章を読み、
現状、グローバルな決定版というべき
無形資産の評価モデルは開発されていない
とのことで、
一筋縄ではいかないことを痛感…😂
そんな中でも、2つのアプローチ方法が
記載されていたので、
その2つをChatGPTで調べてみました。
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改行コードの<br>が文中に
残ってしまっているので
まだ完璧とは言えませんが…
それでも理解を深めるには
これでも十分な気もします。
無形資産としてESGの取組みの価値を
定量化するアプローチでは
「柳モデル」についても耳にしたことがあり、
追加でChatGPTに聞いてみました。
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今はChatGPT4を使っているのですが
「このPDFを参考に柳モデルを教えて」と
簡単に伝えるだけで、
以下の3つの記事を自動で探してきて
先程の文章のように、
ものの数十秒で要約してくれました!

「日本語に翻訳して」と伝えると、先程の日本語に!!
これらがChatGPT4が
自動で探してきた記事たち…
ChatGPT3.5では自動で記事まで
探してくれなかったと思うのですが、
ChatGPT4の性能の高さに驚きました!
いろんな調べ物をするときに
時短になって凄く便利だなぁと
その凄さを実感しています♪
ということで、後半はChatGPT4の
紹介がメインになってしまいましたが
今日はこの辺で!
企業価値評価の分析の道のりは
緊急性は高くはないのですが
まだまだ続きそう…ということで。
それではまたー!😉✨