西山夘三とはどんな人か
西山夘三は京大建築学科の教授であり、1965年の熊野寮開寮における設計相談役でもある。生活空間という言葉を生んだ建築家であり、彼による「食寝分離の原則」の発見は、のちの日本住宅設計におけるnLDK(リビング、ダイニング、キッチン)という基本構造の大本になった。
西山はとんでもない量の資料を残されており、彼の業績や日記などの記録はいくら掘ってもきりがない。また、イラストの豊富なエッセイも出版されている。この記事では、2024年4月6日に歴彩館で開催されたシンポジウムでの直弟