板野只

繊細さんを知りたいあなたへ

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繊細さんを知りたいあなたへ

最近HSPという言葉が一般化してきたように、世の中にはたくさんの繊細さんがいる。 私も確実に、そのうちの一人だ。 ちなみに、検査や診断は受けていない。 わざわざ病院に行き「ほう。あなたは実に繊細ですね」と偉そうな医者から太鼓判を押されなくとも、自分が繊細であることは昔から自覚している。 医者からそんな分かりきった一言を貰うために病院を調べて予約し、診察に行く数日前から(他に変な病気が見つかったらどうしよう)(どんな検査をするのかな)(診察費が高かったら、今月の食費を圧迫する

    • 繊細さん人形が苦手

      前回のピエロ記事でも少し触れたが、私は人形が苦手だ。 「人の形をしているのに、人に非ず」という矛盾さと「人の形をしている物体には、魂が宿りやすい」という闇のホラーに満ちた物体。それが人形。 「にんぎょう」と読むと玩具を連想して可愛いが「ひとがた」と読むと、何やらめちゃくちゃ怖い。それが人形。 「可愛いね~♪」と愛情を向けている間はつぶらな瞳で応えてくれるが、飽きて押し入れに入れた途端、襖の向こうから開いた瞳孔でこちらをジッと見つめているような粘着体質。それが人形。 私が

      • 繊細さんはピエロが苦手

        もし、ピエロを生業としている方がこれを読んで下さっている場合は、伏して心よりお詫びする。 そして「お前ごときに、ピエロの大変さが分かるか!」と往復ビンタをされても構わない…という覚悟の上で、私は今回の記事を書いているので、どうかお許し願いたい…。 もちろんピエロという職業は豊かな表現力やパントマイム等が求められ、誰もが簡単に出来るような仕事ではない。 人を笑顔にする素晴らしいエンターテイメントだと認識しているし、函館名物の【ラッキーピエロ】のチャイニーズバーガーは死ぬほど好

        • 繊細さん買い物にクヨクヨする

          繊細である私は、些細な事で毎日クヨクヨしている。 …と書きながらふと「クヨクヨ」って変な言葉だなと気になったので、調べてみた。 すると「後悔する意味の、悔い悔い(クイクイ)」と「火が消えてるのにくすぶっている様子の、燻い燻い(クイクイ)」を「考えても仕方が無いことなのに、いつまでも思い悩んでいる人の様子」に結びつけ【クヨクヨ】と名付けたらしい(諸説あり)。 …昔の人の言葉のセンスに脱帽だ。 肩を落とし、うつむき加減にうなだれている人の姿を表すには【クヨクヨ】というネーミン

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          繊細さん一人でライブに行く

          私は、たまに一人でライブに行くことがある。 定番は「美輪明宏」「森山直太朗」そして「関ジャニ∞」とゆう不思議な取り合わせだ。 数年前まで美輪さんは毎年、音楽会を開催してくれており、年に1度は必ず足を運んでいた。 歌を聴くのはもちろんだが美輪さんの姿を見ると縁起が良い気がして、私にとっては神社仏閣を参拝する感覚に近かった。 そんな私はある日、親友Nちゃんから関ジャニ∞ライブのお誘いを受けた。 「Nちゃんと一緒なら、楽しそうだから行く」と答えた私だったがジャニーズライブは未知

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          繊細さん一人で飲食店に入れない

          皆さんは「団体行動」と「単独行動」どちらがお好きだろうか。 私は、団体行動は気を使うので疲れるが、単独行動も得意ではないという、これまた面倒くさい性質を持っている。 ライブ会場や映画館には抵抗なく一人で行けるのだが、私が苦手な単独行動の代表格として「飲食店に一人で入る」が挙げられる。 ライブや映画だと、受付でチケットを出せば後は放置されるので気が楽だが、飲食店となると(注文したいけど、店員さん忙しそう)とゆう気後れから始まり(ドリアを食べたいけど、店が混む時間帯だから、調

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          繊細さんは予定が苦手

          私は、世の中の人々は「手帳を必要とする人」と「手帳を必要としない人」に分かれると思う。 そして私は、完全に後者である。 これは「全ての予定が頭の中に記録されているので、手帳に書きこむ必要が無い」という、頭が良さげな理由ではない。 ただ単に、仕事以外の予定を極力いれたくないというだけの話であり、できればプライベートの予定は1週間に1度あるか無いかがベストなのだ。 週に1度程度の予定だとスマホのカレンダーに入力するだけで済むし、この程度なら手帳を買うお金が勿体ない。 繊細な私

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          繊細さんは泣き上戸

          私はとにかく涙腺が弱く、すぐ泣く。 悲しい時はもちろんだが、腹が立ったり嬉しい時でも涙が出るので、何らかの感情が揺さぶられると涙腺が反応するのだと思う。 そして繊細な私は感情が揺さぶられやすいので、結果的にしょっちゅう泣いてしまうのだ。 「あなたに~会え~て本当に~良かった~♪」と、小田和正の歌声が流れる十数秒のCMを見ただけで号泣するのは日常茶飯事だったが、ここ数年で私の涙腺は更に進化した。 YouTubeの動画で、ぬか床を混ぜるお婆さんの背中に猫が乗っている愛おしい光

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          繊細さんは高い所が苦手

          繊細さんの私は、苦手な場所や避けたいシチュエーションが非常に多いが、その中でもトップクラスに挙げたいのが「高所」である。 高所というテーマで10個以上の記事が書けるのではないか…と思うほど、心が強く反応してしまうのだ。 小さい頃はあまり高所に抵抗は無かったが、幼稚園の時にご近所さんの塀に登って遊んでいた所、塀から落ちて肩の骨を折った。 驚きと痛みで大泣きする私の声を聞きつけた心優しいご近所さんが私の母に連絡し、母が迎えに来るまでずっと私を慰めてくれた。 この経験で、私の幼

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          繊細さんはスポーツが苦手

          私は、子供の時からスポーツが大の苦手だ。 生来の運動音痴に加え、繊細で臆病で心配性な性質を持つ私にとって、学生時代の【体育の授業】は苦痛以外の何物でもなかった。 鉄棒やマット運動のように天地が逆さになる姿勢は恐怖感しか無かったし、飛び超えられる気がしない跳び箱に向かって全速力で走らされるなんて、とんでもない嫌がらせだと思っていた。 他人に思いきりボールをぶつけるという行為が、ドッジボールという競技の名の元では許されるなんてあまりにも不条理だった。 重いスキー板を担いで山を

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          繊細さんVS賞味期限

          繊細な私が料理を作る際、1番重要視しているのは食材の賞味期限だ。 食材が傷んでさえいなければ、味は二の次三の次である。薄ければ醤油をかければいいし、濃かったら食後に水を飲めば良い。 もちろん夫にしてみれば「美味しいものを食べたい」と思うだろうが、誰が何と言おうと私の方程式は【美味しいもの<お腹を壊さないもの】なのである。 それに、私が作る料理は「褒められるほど美味しくないが、怒られるほど不味くはない」ので、これ以上の事を求められると一気に疲弊して自律神経がぶっ壊れてしまう。

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          繊細さんの1日が始まる

          私の朝は、遅めである。 目が覚めるのは大体7時過ぎ頃だが、なんせ私は繊細さんなので、急に体を起こすと目眩がおこり自律神経がぶっ壊れる。 ゆっくりと体を目覚めさせるため、YouTubeの「自律神経を整えるヨガ」と「朝ヨガ」を数種類行うので、ベッドから起き上がるまでに40分近くかかるのだ。 自分の体に意識を向け、深呼吸しながら集中してヨガをすれば良いのだが(朝から暑いなぁ…勤務中に、どうか頭がクラクラしませんように)とか、夫が先にリビングに行く足音が聞こえると(流し台に昨晩のカ

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