世界で一番シンプルな不安撲滅ジャーナル
私はジャーナリングが大好きで、
割とたくさんのジャーナルを
試したりしていたのですが、
今現在『不安』に関しては
ものすごくシンプルなジャーナルを
毎日一つだけ書いていまして、
今回はそれをご紹介したいと思います。
やり方は本当にシンプルで、
これだけです。
これだけなんですが、不安に関しては
これが私は一番効きました。
まずは例からやっていきましょう。
転職を決めた人の場合だと…
ステップ1:不安を書けるだけ書き出す
こんな感じですね。
もしこうなってしまったら、
といった不安を書き出していきます。
漠然とした不安はあるけれど
はっきりと言葉にできない、
と言うことも多いかと思います。
そう言った時も、焦らず、
じっくりと自分に問いかけていきます。
ステップ2:不安が現実になってしまったらどうするか書き出す
こんな感じになります。
これの何が効くのかと言いますと、
まずは『不安を言葉にして体から出す』
ことの効果です。
不安って、きちんと聞いてもらえていないと
感じれば感じるほど
どんどん声が大きくなっていきます。
なので、不安を紙に書き出して、
対処法のようなものを決める、と言う作業で
『なんだ、一応ちゃんと話は聞いているんだな』
と不安をリラックスさせることができます。
2つ目に、これを続けていると
頭では認識できていない不安に
早期対処できるようになる、
と言うものがあります。
生きづらさを抱える人の多くは、
自分の体の感覚を無視する傾向が
強くなっています。
なのでなんとなく落ち着かないな、
という段階だとそこに不安があることにも
気がつかないまま不安が膨らんでいき、
『とても不安』といった状態になって
初めて気がつくのですが、
できればそんな状態になる前に、
ちょこちょこと小さな不安から
対処していきたい。
大きくなってしまった
不安に押しつぶされる、というのは
とても苦しく、辛いことですから。。。
この『不安を書き出す時間を毎日取る』
という習慣をつけることで、
まだ自覚できていなかった不安も
早い段階で発見できるようになっていきます。
3つ目は、不安ときちんと向き合う
習慣ができることです。
不安になりやすい人は、意外にも
不安になった時にあまり
不安と向き合っていなかったりします。
忘れようとしたり、
不安にならないようにしたり…
不安を恐れているので、
逃げようとしてしまう。
しかし逃げれば逃げるほど、
『話聞けよ!大変なことになるぞ!』と
不安がさらに声を大きくしてくる。
しかし、きちんと不安の声を聞いて、
その意見に耳を傾けていくと、
不安も落ち着いていき、
あなた自身を信頼して
決断を任せてくれるようになります。
4つ目は、不安に向き合う時間を作ることで、
それ以外の時間にランダムに不安が出てくることが
減ることです。
最長でも1、2日程度で
ちゃんと話を聞いてくれるとわかっていると、
面白いことに不安もちゃんと
待ってくれるんですね。
なので不安要素が完全に消えたわけではなくても、
他のことに集中しやすくなります。
5つ目が、非常に非現実的な不安が
可視化されることです。
どういうことかと言いますと、
例えばお金持ちの人でも、
『いつかホームレスに
なってしまうのではないか』
といった恐れを本気で抱いていることは
少なくありません。
むしろ、その恐れがあるからこそ
お金持ち、ということも多い。
その場合でも、そんな『非現実的な不安』を
馬鹿馬鹿しいと押し込めず、
きちんと言葉にして紙に書き、かつ
そうなってしまったら…と考えることで、
『いや、すぐにそうはならないだろう』
という声が出てきてくれたりします。
例えば資産が10億ある状態から、
資産が0になるまでには
10億円がどこかに消えなければならない。
この資産が1年後に半分になっていたら、
その時にまた真剣に
ホームレスになる心配をすればいい、
と非現実的な心配をある程度、
追い出すことができることがあります。
または、このくらい資産が減ってしまったら
絶対に事業から撤退する、と決めるなど、
命綱を考えておく。
考えたくないと思っているようなシナリオでも、
紙に書き出すことで不安が和らぎます。
最後に、これが一番大切なのですが、
生きづらさを抱える人も、
そうでない人も、不安を感じている時は
体が危険を感じている時です。
なので、確かに試験は大切だけれど、
別に失敗しても命の危険があるわけではないのに、
体は命に危険があるかのように
反応してしまっている状態ということ。
しかし、不安を書き出して、
それが本当にそうなってしまったら
どうしよう、と考えると…
多くの場合、ふと、
恐れていることが現実になっても
『別に命や健康に影響があるわけではない』
『自分の安全が脅かされるわけではない』
と気がつくことができます。
現代社会はストレス社会ですが、
命の保証はこれまでのどの時代より
されていると言っていい。
だからこそ、大きな危険に
対応することに慣れた体が
小さな危険に過剰反応してしまっている。
不安を書き出すことで、
『彼女に振られても、家も食べるものもある』
『仕事がなくなっても、貯蓄も社会福祉もある』
と、思い出すことができたりします。
このジャーナル、
最初はたくさん書くことがあっても、
数ヶ月もすれば『今日は不安がないな…』と
思うことも増えるかと思います。
私も1ヶ月くらいで
『最近あまり書くことがないし』
と書くのをサボり始めたのですが、
数週間後に突如不安に襲われ、
慌ててまたジャーナリングを始める…
と言ったことが数回ありました…。
早期発見、大事です。
いつも読んでくださって
ありがとうございます。