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コンディショニング

ただ身体を鍛えるだけでないエクササイズとは?

 5年前、10年前、20年前…ひと昔前の自分の姿を思い返して下さい。歳を重ねると共に身体の不調を感じる人は少なくないでしょう。大人になるにつれ生活習慣や行動パターンが凝り固まり、よく使う筋肉や関節に偏りが出てきてしまいます。その結果、若い頃のような滑らかな動きができなかったり、腰痛や肩こりなどの慢性痛を引き起こしてしまいます。
 歳を重ねても姿勢が崩れず、動きやすい身体を保つためには、ウォーキングや筋トレをするだけでなく、弱ってきた筋肉を活性化させたり、可動域を広げたりという身体のコンディショニングが重要になってきます。

コンディションを勧める3つの理由

①身体の痛みが和らぐ
②身体の動きが軽くなる
③運動を続けられる

①身体の痛みが和らぐ

 腰痛や五十肩などの慢性痛の原因の多くは負荷の1点集中で、腰周りや肩周りの筋肉がバランス良く働けば痛みは出ないはずなのです。つまり、みんなで働けば上手くいくものの、1人に仕事が集中してしまったので悲鳴をあげてしまっている状態です。その1人のケアも大切なのですが、もっと大切なのが他のみんなも一緒に働くという運動の再学習です。その再学習がされなければ、再び1人に負担がかかり痛みが生じてしまうかもしれません。

②身体の動きが軽くなる

 身体の動きに偏りがあると、特定の筋肉に負担がかかり、その筋肉は徐々に緊張し、硬く縮こまり、次第に姿勢などにも影響を及ぼします。その代表例が「肩こり」で、可動域が狭まり首や肩の動きが重く感じるように…ストレッチをして理想的な可動域に戻すだけでなく、良い姿勢での動きを再学習することで首や肩が驚くほど軽く動くようになります。

③運動を続けられる

 「健康のために運動しよう!」と意気込み始めたものの、腰が痛くなって3日で辞めてしまったという話も珍しくはありません。これは当にコンディショニング不足を物語っており、運動不足の人は特に注意が必要です。コンディショニングをする事でこのようなリスクは下がり、また身体が動きやすくなるので運動を続けようというモチベーションupにも繋がります。

最後に

 健康のために運動をすることは周知の事実ですが、運動のために身体のコンディションを整えることも、それと同等に重要になります。一人一人身体の弱い所や、硬いところは異なるので、一概にこの運動をしましょうと示すことが難しいです。コンディショニングは身体のことに詳しい専門家の元、進めていくことをお勧めします。

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