「遊び」と「学び」の楽しさを繋げられると子どもが生き生きしてくると感じる
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こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、最近私が考えている「遊びと学びの楽しさを繋げること」について書いていきたいと思います。
目次は、以下の通りです。
いつの間にかできていた「遊び」と「学び」の楽しさの境界線について
今回は、楽しさという意味の広い言葉をあえて「遊び」と「学び」で区切って考えてはじめてみます。
例えば、遊びの楽しさは、「周りの人とわいわいと交流する楽しさ」や「ゲーム性を感じる楽しさ」、「遊ぶという行為そのものの楽しさ」等があるような気がします。
学ぶ楽しさは、「できないことをできるようにする楽しさ」や「わからないことがわかるようになる楽しさ」、「知的好奇心を味わう楽しさ」といった類のことがあると思います。
私は遊ぶことと学ぶこと、それぞれの楽しさがあるように感じています。
今、あえて区切って考え始めてみましたが、思い返してみると幼い頃は、遊ぶと学ぶの境界線があいまいだったように思います。
私の場合、いつの間にか自分の行動を「遊ぶこと」、「学ぶこと」と区切るようになっていたのです。
学校で子どもたちを見ていても、過去の私のように、年齢が上がるにつれて、遊ぶこと、学ぶことを区切っているように思います。
そして、遊ぶことと学ぶことを区切るようになることで、それぞれのもつ楽しさも離れていってしまっているように感じます。
いつの間にか、遊ぶことの楽しさと学ぶことの楽しさの境界線が出きてしまったというわけです。
現代の社会で過ごしていると自然とそういった方向に進んでいってしまうものなのかもしれません。
そこで、最近私が考えていることがあります。
それは、遊ぶことの楽しさと学ぶことの楽しさの境界線を越えるための工夫です。
ざっくり言えば、「遊ぶこと」と「学ぶこと」の楽しさを繋げるような取り組みということになります。
そのことについて次に書いていきたいと思います。
「遊ぶこと」と「学ぶこと」の楽しさを繋げるような取り組みについて
繋げるといっても、大それたことをするわけではありません。
方法はいたってシンプルで、片方からもう片方へつなげるというのを双方向で行うというものです。
例えば、学びから遊びへのアプローチについて、小学校の算数の比の学習をもとに考えてみたいと思います。
小学校では、比の学習をする際、「1:2」と「4:8」は等しい比だということを学びます。そして、色々なパターンで考えたり、練習したりしながら、等しい比やその性質について学んでいきます。
展開にもよりますが、工夫をすることで、分からないことを分かるようにしたり、できないことをできるようにしたりするという学ぶ楽しさは感じられると思います。
そこで、もうひと押し、工夫をしてみます。
「ゲーム性を持たせて練習できないかな?」と子どもたちに投げかけてみるのです。
すると「等しい比で神経衰弱ができそうじゃない?」とか、「ババ抜きもできるよ」とアイディアが膨らんでいきます。
そして、実際に周りの人と一緒にやってみると遊びの楽しさを感じられるわけです。
こんな風に、学びをアレンジして、遊びを生み出し、「学ぶこと」と「遊ぶこと」の楽しさを繋げるという取り組みにチャレンジしています。
楽しさが繋がると行動する意欲が湧いてくる?
子どもたちの様子を見ていると「楽しさ」が繋がることで行動の意欲が湧いてくるように感じます。
先ほどの比の学習の例なら、自分たちでアレンジして考えたババ抜きや神経衰弱を通して、学んだり、遊んだりした経験が良いイメージとなって、「次のことや他のことも頑張ってみよう!」という意欲が湧くイメージです。
行動する意欲が湧いてくると自然と子どもたちが生き生きしてくるように見えます。
行動する意欲が湧いて、生き生きしてくると、他の学習でも遊びを生み出したり、遊びの中に学習とのつながりを見いだしたりして楽しさを味わう機会も増えてきます。
そして、さらに次の意欲が湧く.…という良いサイクルに入っていくようになります。
教員として子どもたちに関わる私は、そのサイクルに入るきっかけとなる繋がり作りや新たな繋がりを見いだす手伝いができるといいなと思っています。
すべてのことでこうした取り組みが実践できているわけではないのですが、子どもたちが楽しさを繋げることができる機会を少しずつ増やしていけるように、試行錯誤しています。
楽しさを繋げる力を培えたら、色々なことが今よりももっと楽しくなったり、面白く感じたりできるのではないかと思います。
私自身も楽しさを繋げる培っていきたいところです。
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
また明日の記事でお会いしましょう!
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