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もやもやと早起き
この夏、わたしはもやもやしていた。
周りから見れば、特に何も思われないかもしれない。だけど、自分の中はもやもやしていた。すごくもやもやしていた。ふとした瞬間に、ずどんと音がするかのような勢いで、気分があっという間に沈みきってしまったりする。こういうことは昔からよくあるのだけれども、この夏特にひどくなった。
それは7月半ばからはじまり、8月になっても続いていた。普通だと長くても一週間くらいで落ち着くのに。おかしい。これは、だめだと思った。そういう時に、読もうと決めている本がある。坂口恭平さんの本。
今回手に取った坂口恭平さんの『自分の薬をつくる』をとおして、ひとつ、実践しようと決めたことがある。日課を作ること。坂口さんは、「夜9時に寝て朝4時に起きる」という生活、そして朝に「つくる(アウトプットする)」時間を持つことを日課にされてる。
わたしはまず、いつもより1時間ほど早く起きることからはじめてみることにした。朝、5時に起きる。そうすることで、朝には新しい1時間が増えた。
まずは、ラジオ体操から。これは絶対。ぼんやりした頭と身体が目覚めてくれる。
次は、「つくる」時間。読書記録をつけたり、以前からやってみたいなとぼんやり思っていたことのアイデアをノートに書いたり企画書を作ってみたり。
そして、少し時間が余れば新聞を読む。
そうしているうちに、仕事の準備。リリー・フランキーさんの「スナックラジオ」を聞きながらお弁当を作り、朝ごはんを食べながら前日の「おかえりモネ」を見る。
これが1時間早起きをはじめてからのわたしの仕事に行くまでの時間の過ごし方。5時から7時15分までのこの時間が、1日で1番輝いている。
夜は、さすがに21時に寝ることはできない。だけど、一刻も早く寝るために自分の部屋にはスマホを持ち込まないことにした。眠たくなるまでは読書。5時起きであっても、23時に寝れば6時間は眠ることができる。
8月の半ばからはじめて1か月ちょっと続けたこの生活がすごく良い。とってもとっても良い。これまで、平日の夜は疲れているのに、何だか寝るだけはもったいないと思ってだらだらしてしまっていた。でも、朝早く起きなければならないからと思うと、潔く、寝ることを選べる。
仕事に向かうまでの朝は時間に限りがあるから、もやもやしている暇なんてない。もやもやを抱えることなく、自分の好きなことにだけ全力で向き合えば良い朝の時間は、心地よくて、心がにこにこできる、わたしの大好きな時間になっている。