往復6時間通勤を拒否った話

突然ですが、
日本人の平均通勤時間って
どのくらいか知っていますか？

2021年の総務省統計局の調査によると
通勤時間の全国平均は
片道：約40分
往復：約1時間19分

東京や大阪などの大都市圏では
片道：約50分
往復：約1時間40分

リモートワークなどの普及によって
減少傾向にあるようなのですが、
世界的に見れば、
日本の通勤時間は、
主要14カ国で第2位の長さです。

月20日会社に行くとすると、
日本人は約13日間、
通勤に使っているんですね。

日数に換算すると、
「もったいないな～」って
思うのではないでしょうか？

実は、通勤時間の増加って
「もったいないな～」では
済まないんです。

通勤時間が増えるほど、
幸福度が下がってしまうんです！

今回は
「通勤時間が増えると幸福度が下がるよ」
というテーマでお話します。

片道1時間のショックは失業と同レベル

通勤時間が増えると
・ストレスが増える
・仕事の満足度が下がる
などの
ネガティブな影響を与えるということは、
様々な調査から明らかになっています。

通勤時間と幸福度の関係
に関する調査を
いくつか紹介しましょう。

カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究では、
片道1時間以上かけるのは、
失業したのと同じくらい
ネガティブな影響がある
ことがわかっています。

念願のマイホームを買ったけど、
通勤時間が長くなって、
思ったほど満足できない。。。

なんていうのは、
よく聞く話です。

また、スイスのチューリッヒ大学の研究によると
通勤時間が0から22分に
増えたことによる幸福度の低下は、
給料が約30％増えないと相殺されない
ということもわかっています。

たとえば、
リモートワークだったのに、
突然、出社に切り替わって、
「いやだな～」って思う。

これによって従業員が感じる
ストレスや不幸感を払拭するには
給料を1.3倍にしなきゃ
いけないんですね。

もう１つ。
イギリスの西イングランド大学の研究では、
通勤時間が1分増えるごとに
仕事とプライベートの満足度が下がるという
研究結果が出ています。

通勤時間が20分増えると、
給料が19％減るのと同じくらい
満足度が下がるそうです。

ぼくはもともと、
通勤にストレスを感じていましたが、
こうやって数値化されると、
通勤のストレスって
半端ないなって思いますよねorz

月収40万円が月収3万円（体感）になった話

ここで、ぼくの話を少しだけ。

ぼくは2年前に会社をやめて
フリーランスになりました。

理由は、会社の移転です。

片道1時間の場所にあった会社が
片道3時間かかる場所に
移転することになったのです。

は？
海外旅行かよ。

往復6時間って、
映画3本観れるじゃねーか！

通勤にかかる時間は
年間60日。
12ヵ月のうち、
2ヵ月も通勤に使えって？

バカにしてんのか。
って思いました。

改めて振り返ってみても
馬鹿げてるなと思います。

「通勤時間が20分増えると、
　給料が19％減る」という
西イングランド大学の研究をもとに
ぼくの体感月収をグラフにしてみました。

会社移転前の往復2時間を100とします。

当時の月給は約40万円。

通勤時間が4時間増える事で、
ぼくの体感月収は3万1907円
になってしまいました（笑）

時給200円（体感）です。

それでいて、
「リモートワーク、ダメ絶対！」
とか言ってるわけです。

「ああ、もう無理だわ～」
って思って、辞めました。

命の時間を無駄にしない

ぼくは、
通勤時間に時間を使うのは
命の時間の無駄遣い
だと思ってしまいます。

今って、
有効求人倍率が
1倍超えているので、
労働者が会社を選べるんですね。

であれば、
通勤時間が短い会社に
乗り換えちゃったほうが
幸福度が高まるんじゃ
ないかなと思います。

それに、
今の時代、通勤せずに
お金を稼ぐ方法も
いくらでもあります。

だから、
通勤時間が無駄だな～
って思って
ストレス溜めながら
会社に勤務し続けるくらいなら
さっさと逃げちゃうのも
一つの方法なんじゃないかな
って思います。

たあくん

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