娘が絵を描く過程がマーケティングだった件
我が家の娘は、絵を描くのが大好きです。
「なんか静かだな~」と思っていると、
「パパみてみて~」と言って
未完成の絵を見せてくれます。
で、絵を見せながら、
「アレ描き忘れた」
「コレも描こう」
「こっち色ぬってないや」
「やっぱりこれ消しちゃお」
ってな具合で、見せに来るたびに絵が
ブラッシュアップされていきます。
そのうち、
「パパ、なに描いてほしい?」
「パパ、どっちのほうがいいと思う?」
「パパ、何色が好き?」
と、ぼくの要望も入れてくれて、
どんどん、絵がバージョンアップする。
納得の行く作品に仕上がったら、
次は、ママに見せにいく。
ママの感想を聞いて、
また、あれこれ直したり、
描き加えていく娘。
そして、納得がいったかと思ったら、
「おばあちゃんちに行ってくる」と。
しばらくすると、
お菓子を片手に、帰ってくる娘。
絵をおばあちゃん見せたら、
「その絵、ちょうだい」と言われ、
代わりにお菓子をもらってきたんだとか。
娘、めっちゃ商売してるじゃん!
めっちゃマーケティングしてるじゃん!
何気ない日常の風景なんだけど、
よ~く考えてみると、
実は、ビジネスの原理原則みたいな
やり取りなんですよね。
娘にとって、絵は「コンテンツ」です。
描いてみて、とりあえずパパに見せる。
パパに見せながら、
あれこれ修正を加えているんですね。
これ、まさにマーケティング。
とりあえず市場に出してみて、
お客さんの反応を見てみる。
それによって、
足りないところを見つけたり、
間違っているところを修正したり、
ブラッシュアップするわけです。
自分の中で考えるのではなく、
「パパやママに見せる」
という部分が重要なんですね。
自分の中には答えはない。
答えは市場にしかないんです。
もちろん、娘はそれをわかって
やったわけではないのですが、
結果的に、パパもママも喜ばせ、
おばあちゃんも喜ばせた。
そして、絵の対価としてお菓子をもらった。
マーケティングそのものです。
テキトーこそ正義!完璧主義を捨てよ
noteやブログのように
コンテンツ発信をしたり
商品を販売したりしようとすると、
陥りやすい落とし穴があります。
完璧主義
コレです。
100%の出来じゃないと
100%納得できるものじゃないと
という考え方ですね。
完璧主義に陥ると、
いつまでたっても発信できない。
いつまでたっても販売できない。
状態になってしまいます。
コレ、けっこうあるあるですよね^^
ぼくもめっちゃ経験あります。
で、満を持して発信したら、
全然、見てもらえませんでしたorz
全然、売れませんでしたorz
みたいなwww
でも、これって当たり前なんです。
自分の中だけで考えているうちは、
100%って絶対にありえないんですよね。
市場に出して、
お客さんの反応を見て、
修正して、改善して、
やっと100%に近づいていくんです。
完璧主義って聞こえはいいかもしれないけど、
「お客さんの声を聞きたくない」
と言っているのと同じなんですよね。
ちょっと厳しい言い方かもしれないけど、
独りよがり。
3割の出来でもいいから、
とりあえず、発信しちゃう。
とりあえず、販売しちゃう。
で、お客さんの反応を見る。
それで、ブラッシュアップしていけばいいんですよ。
これ、完了主義って言います。
noteの記事やブログの記事だったら、
誤字脱字のチェックなんていらない。後で直せばいい。
書き足りないところがあったら、後で追記すればいい。
余分なところがあったら、後で消せばいい。
間違った情報があったら、修正すればいい。
少し乱暴かもしれないけど、
テキトーでいいの。
別に、手を抜いていい
と言っているわけではないんです。
良いものを作りたい。
良いコンテンツを届けたい
と考えるのであれば、
完了主義に徹して、
失敗を受け入れ、
お客さんの声を聞いて、
スモールステップで進めるほうが、
結果的に、早く良いものになる。
完璧に間違いなく!!!
って思っている人ほど、
テキトーになったほうがいいよ~
ということです。
というわけで、
この記事も、感覚的には5割くらいの出来なのですが、
えいや!!投稿だぜ!
P.S
ぼくは長年、子ども向けの紙教材の
編集者をやっていました。
基本間違えてはいけない出版物なので、
原則は「完璧主義」の世界でした。
1文字間違えただけで、
場合によっては全部刷り直し。
下手すると数百万円の損失を出すこともあるんです。
完璧主義の世界ってつらいんですよね。
ほんと、しんどかった。
デジタルを軽んじているわけではないのだけど、
修正が効くのはデジタルの本当にいいところ。
そう、修正ができるのです。
すぐ直せるんですよ。
修正しても、1円もかからないんですよ。
その利点を生かさない手はないってわけ。
間違いを怖がることはありませんぜ!
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