短鎖脂肪酸の6つの効用(=腸内細菌+食物繊維・オリゴ糖)➡過剰免疫や炎症の抑制
短鎖脂肪酸(たんさしぼうしぼうさん:SCFA:Short chain fatty acids)ってご存じですか?
腸内細菌が、水溶性食物繊維やオリゴ糖を発酵してつくられます。
また、ビフィ ズス菌は糖を代謝して乳酸や酢酸などの短鎖脂肪酸をつくります。
短鎖脂肪酸である酪酸は、複数の「免疫系経路」と「炎症反応」を調節してくれます。
酪酸は、「免疫を調整するTreg細胞の分化」を促します。
また、マクロファージからのIL-6の分泌を減らし、炎症を抑制する働きがあります。
さらにレチノイン酸やIL-10の産生を高めます。
レチノイン酸:Treg細胞の分化を促進
IL-10:Treg細胞からのIL-10分泌を促進→過剰な免疫を抑制
短鎖脂肪酸は、大腸上皮細胞のエネルギー源になります。
酪酸は、結腸粘膜上皮細胞の成長と増殖を調節することで、大腸のバリア機能を高めます。粘膜物質ムチンの分泌を促します。
不足すると、腸のバリア機能が低下します。
腸の損傷と透過性が増加すると、病原微生物やそれらの成分、およびその他の外来抗原が体の中に侵入する可能性があります。
その他、食欲を抑える作用、肥満やインスリン抵抗性の改善など、図に示したようなことが期待できます。
弱酸性の腸内環境にしてくれるので、有害菌の出す酵素の活性が抑えられます。
また、弱酸性により、ミネラル(鉄・亜鉛・マグネシウムなど)の吸収も上がります。
有害な二次胆汁酸も減るので、大腸がんの予防になります。
水溶性食物繊維(海藻類、モロヘイヤ、納豆など)をしっかり摂取しましょう。
https://www.dr-okudaira.com/post/short_chain_fatty_acids
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