《ゆる散歩》九年庵サウンドスケープ
久しぶりの観光です。3年ぶりに令和4年4月29日(金・祝)~5月1日(日)の短い期間に一般公開されたので国の名勝九年庵に行ってきました。
九年庵で新緑のサウンドスケープを体験します。
山間にあるため、周りは閑けさに包まれています。耳をすませば、ヤマガラやシジュウカラなどの小鳥のさえずりや、周りでは川のせせらぎに紛れてシュレーゲルアオガエルの鳴き声も聴こえてきました。
蓑葦の屋根は風情があります。
庭園内部はコケ庭やカエデなどの木々に囲まれており、風が吹くと木々のざわめきが聴こえてきます。
朝早かったのもありますが、観光客も、茶屋と庭の静かな空間を楽しんでいました。
池の方で耳を澄ませると、「グッググ、ググググ」とトノサマガエルの声が聴こえてきました。
『閑けさや岩にしみ入る蝉の声』という松尾芭蕉による有名な俳句と同じとは言いませんが、九年庵という閑けさの庭園空間の中に、鳥のさえずり、蛙の鳴き声や自然の音がしみ入るようでした。
当時もしずけさの中から発せられる生き物の声を聴きながらお茶を楽しんでいたんだと想像出来ます。
石畳を歩く音も「コツコツ、コツ」と気持ちの良い音を立ててくれます。枯葉を踏む「パリッ」とした音も気持ちの良い響きです。
年に数日しか公開されない九年庵、新緑のサウンドスケープでした。
また秋の公開を楽しみにしています。
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