しゅるしゅる

文章を書く練習、考えたことを言葉にする練習 東京住まい 🦒

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最近の記事

サン=テグジュペリ著『星の王子さま』を読んだ

お盆の帰省で数時間移動するので、何か読もうかなと思ってKindle Unlimitedに入ってた「星の王子さま」を中学生ぐらいぶりに読んだ。 何となくで開いてみたわけだけど、読んでいたら随所でくらってしまった…。 「いちばんたいせつなものは、目に見えない」という言葉は、よく星の王子さまの名言として流れてくることが多いけど、それ以外にも大事な言葉が至るところにあった。 並んでいる言葉に無意味なものが何もなくて、1個1個考えさせられるから、Kindleで160ページくらいの

    • 三島由紀夫著『潮騒』を読んだ

      三島由紀夫著『潮騒』読み終わった。三島由紀夫作品をずっと読みたいなと思いつつ読めてなかったから、図書館で見つけることができて良かった。大学生のときに読んだ『近代能楽集』以来の作品。すごいおもしろかった。 主には新治、安夫、初江、千代子の4人の関係。 あらすじを見ると、新治と初江の純愛の話というところが押し出されている感があるけど、実際に読んでみると新治の成長物語でもあるんだなと思った。 (以下、ネタバレなど何も考慮せずに感想を書き散らしているのでご了承を、、、) 【恋愛

      • 自分は旅の良さをどこから感じるか? | 勝浦旅2023

        先日、勝浦に旅行してきた。 やったこととしては、釣り・海中展望塔に行く・海の幸を食べる の3つで、1泊2日の短い旅行だったわけだけど、 日記にまとめたら6000字を超えた。 ずっと残しておきたい出来事がこんなにもあったんだ、と書いてみて驚いたのと、 自分にとって何がそんなに楽しくて、濃かったんだろう?ということが気になったので考えてみた。 日記にまとめていたのは主に以下4つの内容だった。 ⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.· ・自分は旅の良さをどこから感じるのか?の気

        • 仕事を軽やかに&おもしろくするために 2023

          今年の初め、仕事にがちで向き合う一年にしたるんや!と思っていたが早くも残り2ヶ月になった。 比較的調子がいいとき、どういう行動をしてるんだろう?ということを思い返してみると、いろいろパターンが見えてきたので、ここらでまとめてみたいと思う。 ーーー ○わりと調子がいい!なときやってたこと ・朝なんとなくスマホを触るのをやめて、顔洗いに直行することにした →始業時点での体が重い…目が痛い…が減った気がする。 ・おやつの食べ過ぎを避けて、ちゃんとご飯を食べた →朝昼夜の間の

          東畑開人著『聞く技術 聞いてもらう技術』を読んだ

          東畑開人さんの『居るのはつらいよ』を読んでおもしろかったので、今度は聞く話を読んでみることにした。 冒頭、「聞く」と「聴く」の違いって?と問われていて、 自分は「聴く」の方が丁寧で深いイメージがある分「聴く」を使っていたなと思った。けれどこの本では、実は「聞く」の方が難しいんじゃないのか?と教えてくれる。 それぞれの意味はこのように整理されていた。 たしかに「なんでちゃんと聞いてくれないの?」と言われてしまうときは、「聞く」なんだなあと思ったりした。 「聞く技術」と「

          東畑開人著『聞く技術 聞いてもらう技術』を読んだ

          國分功一郎著『暇と退屈の倫理学』を読んだ

          書店に並んでいて少し気になっていたことと、『居るのはつらいよ』に出てきたので、お盆の期間に読んでみた。 結果、わかるー!という部分と、わからん…!という部分の両方があった。噛みごたえある本ですごく面白い。 特に面白かったのは、退屈を三形式に分けて考えているところ。 第二形式の退屈の中で生きることが、すなわち人間が人間らしく生きること(人間であることを楽しむこと)になるのも、順を追って読んでいくと腑に落ちる気がした。 本を読んでいて、なぜか就職活動中のときのことを思い出し

          國分功一郎著『暇と退屈の倫理学』を読んだ

          辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』を読んだ

          同じチームの先輩に教えていただいた本。冷たい校舎の時は止まる、読み終わった。 自分が今まで読んできた本の中で1番と言っていいほど、人物描写が本当に繊細でびっくりした。 一人一人の今までの人生が丁寧に振り返られて、「それ」があったからこの行動をするんだな、という背景がすべて綴られている気がした。 例えば、榊先生の榊というのは苗字ではなく名前だったことや、「ヒロ」は鷹野の子ども時代だったことに驚いた。 さまざまなことが最後に種明かしされて圧巻だった。 本作に出てくる色も好

          辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』を読んだ

          ただ「いる」ことの難しさと大事さ/東畑開人『居るのはつらいよ』を読んだ

          たまたま教えてもらったこの本。自分が何年間かもやもやしていたことを言葉にしてくれた気がした。何枚もふせんを貼りながら読んだ。 その人はよく「誰も助けてくれない」 と言っていた。 自分はその度に、何か助けになることをしなければ、という「する」ことにフォーカスして考えて行動し、結局無力だなと感じていた。 自分は医師でも、セラピストでもなく、カウンセラーでも、薬剤師でもない。何の専門家でもないから、相手に対して私が何をしても根本的な解決には繋がらないし意味が無い、といつしか諦め

          ただ「いる」ことの難しさと大事さ/東畑開人『居るのはつらいよ』を読んだ

          沢木耕太郎『深夜特急』1を読んだ

          職場の大先輩との1on1で「好きな本は?」という話になったとき教えていただいた本。 広島行のぞみ号で読んだので、昼間だし新幹線だし、という状況だけどちょっと似てるかな?と思ったのでこの環境で読んでみた。 目次から表現がよい、、、 今1ドル130円くらいだから、400ドルって52,000円てことかな?と思いながら読んだ。 「脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ」って表現もあった。最高におしゃれでは? こういう本当に「酔狂なこと」をしたくなるときっ

          沢木耕太郎『深夜特急』1を読んだ

          「居心地の良さ」をつくる…広島LECTに行って得た気づき / 徒然ブック6頁

          おととい、広島市西区にあるLECTに行ってきた。 よく行くショッピングモールにしようかとも思ったけれど、あるきっかけでLECTへ行くことにしたのだ。 初めて行ったのだけど、なかなか楽しかった。 よく行くショッピングモールとはまた違う雰囲気を感じたんだけど何でだろなと思ったので、気づいたことをここに書いてみる。 ーーー ○フロアがずーっとフラット・横長・幅広だったこと LECTは横長の建物だ。 道幅も広かったし、店と道の境目もほとんど段差がなかった。ショッピングモー

          「居心地の良さ」をつくる…広島LECTに行って得た気づき / 徒然ブック6頁

          今後のnoteに書いていきたいこと ・ヒュッゲをしたことについて ・無力だけど無力じゃない ・卒論を書くことについて ・立場が違うこと

          今後のnoteに書いていきたいこと ・ヒュッゲをしたことについて ・無力だけど無力じゃない ・卒論を書くことについて ・立場が違うこと

          自分の中にある美学ってなんだろう / 徒然ブック 5頁

          1ヶ月前くらいのこと。 恋人氏としゃべっていたとき、「自分の中に美学のようなものがある人ってかっこいいよね」と話した。 そのとき、私の中の美学って何だろうと思ったので、考えついたことを少しまとめてみたい。 そもそも美学って何なん?って話なのだけど、 「美学」と調べてみると、 1 美の本質、美的価値、美意識、美的現象などについて考察する学問。 2 美しさに関する独特の考え方や趣味。(デジタル大辞泉より) と書いてある。この場合は2の意味かな。 私は、「美学」の意味

          自分の中にある美学ってなんだろう / 徒然ブック 5頁

          自粛が終わっても、忘れたくないこと / 徒然ブック 4頁

          最近、全国的に緊急事態宣言が解除された。それにともなって、少しだけ心に余裕ができてきた気がする。もちろん、まだまだ不要不急の外出自粛はするのだけど、いったんここらで忘れたくないことを書き留めておこうと思う。 あまりに取り留めもないことばかりだけれど、この自粛の期間を霧のように記憶から消してしまいたくないから、書いておく。 *家事はあんがい楽しいこと 大学もオンライン授業のみになり、外出自粛が本格的になってきたときから、私は以前よりもたくさんの家事をしている。(以前という

          自粛が終わっても、忘れたくないこと / 徒然ブック 4頁

          オンラインイベント作りから得た気づき / 徒然ブック 3頁

          先日、初めてオンラインのイベントを開催してみた。 私が所属している学生団体、mahoLabo.のカメラマン8人くらいで、「レタッチ会」をしてみたのだ。 オンラインイベントの主催は初めてだったので、スムーズに進められるか不安だったけれど、「楽しめた」という声をたくさんもらった。 今日は、オンラインのイベント作りをしてみて得た気づきをまとめてみようと思う。 イベントの詳細をふりかえる先に、イベントの詳細をふりかえってみる。 ーーーーー ①参加してくれたメンバー:8人くら

          オンラインイベント作りから得た気づき / 徒然ブック 3頁

          表現について、さんぽしながら考えた / 徒然ブック 2頁

          表現っていろいろあるよね。 たとえば、緑色をイメージしてほしいとき。 noteのアプリの緑色もあれば、生垣の緑もあるし、なんなら青信号だって緑に見える(ような気がする)。今日は何本もエ〇ブルの旗を見たけれど、それも緑色に見える。 どんな言葉を使って、どんな緑を表現するか。いろんな表現ができるから、十人十色どころじゃないよね。 私は文章を書く機会が多いのだけど、読み手がイメージを膨らませるにはどんな言葉が合っていそうか、よくよく考えるようにしている。 私の好きな本に、

          表現について、さんぽしながら考えた / 徒然ブック 2頁

          おいしくココアを作れない自分について / 徒然ブック 1頁

          恋人氏の作ってくれるココアは、いつもおいしい。 どのくらいおいしいかっていうと、飲んだ瞬間「うっっっま!!!」って言ってしまうくらい。たぶん日本にそんなおらんのじゃないかな、ココア飲むとき叫ぶひと。 自分が作るココアより心持ち甘い気がするし、ちょっと深い味になっている気もする。 自分が作るとなんか違うんだよね、ちょっと薄いという感じ。 そんなこんなで、何が違うんやろと考えて、自分もおいしく作るために試行錯誤していた。 けれど最近は、うまいこと作れないままの自分でもい

          おいしくココアを作れない自分について / 徒然ブック 1頁