省あんり

短編小説とエッセイがお好きさ

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最近の記事

『FF7 リメイク』を始めたけど「エアリスの家」が気になって仕方がない

最近『FF7 リメイク』を始めた。 『FF7 リメイク』は1997年にPlayStationで発売された作品のリメイクで、私は原作未履修。「メインヒロインの「ティファ」が可愛い、やたらかわいい」くらいの情報しか持ち合わせていない状態からスタートを切った。 これまで「FF7は名作」という評価は再三聞き及んでいたが、始めてみるとこれがまぁ面白い。爽快なアクション、個性・性格が立った魅力的なキャラクターたち、主人公が置かれた状況がスッと頭に入って来る分かりやすいストーリーライン

    • 『ソアリン』が微妙だった話

      ※このnoteはディズニーシーのアトラクション『ソアリン』のネタバレを含みます。 GW最終日、「ディズニーシーがめちゃくちゃ空いてるらしい」という話をききつけ、急遽予定を変更して夢の国に突撃した。 入園後、真っ先に向かったのは『ソアリン』だ。2019年にオープンした比較的新しいアトラクションとあって、いつ行っても3~4時間待ちは当たり前。毎回「さすがに厳しいな」と諦めていたのだ。 その日ソアリンの待ち時間はなんと50分。(その日はそれがピークで、以降は30分待ちとかにな

      • 『美味しんぼ』伝説の「寿司CTスキャン回」は、他にも伝説ポイントがあったんじゃないか

        『美味しんぼ』の中に、寿司をCTスキャンする伝説の回があることはTwitterなんかで割と有名である。 こちらは、原作第3話の「寿司の心」というタイトルの回。 傲慢な態度の寿司屋の大将・銀五郎の鼻面を折るべく、主人公の山岡士郎が銀五郎をより美味しい寿司屋に連れて行き、なぜ銀五郎の寿司より美味しいか理由を示すためにさらに大学院の研究室に連れて行き、両者の寿司をCTスキャンして違いを分析する、という流れだ。 この回をはじめて読んだとき、私も御多分にもれずCTスキャンのインパ

        • 小説を書き始めるのに29年かかった

          2021年の元日から中編小説を書き始めて、本日完結した。 高校生の時に短編小説を書いてから29歳の今に至るまで、私は気まぐれに短い物語を書いては「いつか長い小説を書いて作家になって、自分の本が本屋に並ぶといいな」と漠然と夢想していた。 腰を据えて長い物語を書くタイミングなどいくらでもあったのに、ここまで手を付けてこなかったのには、主に2つの理由がある。 一つは、自分に物語を書く才能がないことを知るのが怖かったから。 もう一つは、人生をかけて打ち込めるほど、物語を書くこ

          新しく買ったPCが、思ってたんと違ったんよ

          使っていたノートPCが急に充電できなくなったので、新しいやつを買った。 仕事終わりに電気屋にかけこみ、実物を比較しながら、今の自分にはちょっとオーバースペックな気もするけどイカしたデザインのやつを買った。 お店で注文してから、届くまでには1週間程度かかるとのこと。 後日、待ちに待った新PCが届いた。ところが。 ウキウキしながら初期セットアップをしていると、ある違和感に気づいた。 「あれ、なんか画面がモヤっとしてないか?」 ディスプレイはくっきり見える有機ELのを買

          新しく買ったPCが、思ってたんと違ったんよ

          小説を書き始めて自分が赤ちゃんだと気づいた話

          年明けから毎日1ページ小説を書いている。 初めての長編小説だ。 白状すると、これまで小説を書く書く言いながら長編を避けてきたのは、「上手く書けない自分」という現実と向き合うのが怖かったからである。 しかし、「いつか準備が整ったら書こう」のままでは永遠に準備が整わないのは明白。齢29にして、ようやく重い重い重い腰を上げて見切り発車した訳だ。 そして、予想通り全然書けない。 特に、風景の描写と人物の描写が全然できない。ボキャブラリーと、脳みそに入ってる情報が圧倒的に不足

          小説を書き始めて自分が赤ちゃんだと気づいた話

          早いもので今日がクリスマスだ 【アドベントエッセイ(365/365)】

          早いもので今日がクリスマスだ。 どこよりも早いアドベント企画、365日目をついに達成した。 この企画は、友人が昨年の12月にアドベントカレンダーの記事を書き始めて、わずか8日くらいで挫折しているのを見て爆笑することから始まった。 同時に、なんか物を書く系の人達が12月になるとこぞってアドベント企画やり始めるのを見て「あぁ、はいはい、アドベントカレンダーやってんのね。へへっ」と斜に構えて眺めていた自分がいた。 だからこそ、「オレなんか!オレなんか!365日アドベントカレ

          早いもので今日がクリスマスだ 【アドベントエッセイ(365/365)】

          人生で最高のクリスマス 【アドベントエッセイ(364/365)】

          早いものでクリスマスまであと1日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、364日目は「最高のクリスマス」の話。 ついにクリスマスがやって来た。 仕事が終わってから新宿に向かい、駆け足でクリスマスプレゼントを購入し、よく行くイタリア料理屋でご飯を食べた後、サーティワンでアイスケーキを買って帰った。 いつもの日々に少しだけイレギュラー対応を上乗せした、ちょっとプレミアムな平日という感じだ。 家に帰ってから、いよいよ本ちゃんのクリスマスということで「ひとつこのエッ

          人生で最高のクリスマス 【アドベントエッセイ(364/365)】

          不思議な会社の忘年会 【アドベントエッセイ(363/365)】

          早いものでクリスマスまであと2日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、363日目は「弊社の忘年会」の話。 今日、オンラインで会社の忘年会があった。 入社して初めての忘年会だ。 弊社のオンラインイベントは特種で、何となくご飯を食べてオープンに話すことはしない。いつも、何かしら参加型のアクティビティが行われる。 忘年会は「LT」といって、それぞれが自分の語りたいことについて5分くらいプレゼンテーションをするという不思議な催しだった。 もう本当に話題はなんでも

          不思議な会社の忘年会 【アドベントエッセイ(363/365)】

          稲作へ 【アドベントエッセイ(362/365)】

          早いものでクリスマスまであと3日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、362日目は「再生回数6回」の話。 YouTubeに、ゲームの実況を投稿した。 自分の動画を投稿するのはこれが初めてなので、公開後の反応がどんなものかも全く想像がつかない。 Twitterでもひっそりと告知してはみたものの、再生回数10回も行かなかったらどうしよう。 「まずは10回再生をめざします」 なんてネタにしながら、LINEのグループにも投げてみようかしら。いや、でもやっぱり恥ず

          稲作へ 【アドベントエッセイ(362/365)】

          さよなら血豆くん 【アドベントエッセイ(361/365)】

          早いものでクリスマスまであと4日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、361日目は「さよなら血豆くん」の話。 12月の初めに、アオジタトカゲの華彩さんから足の親指を思いっきり噛まれ、指先に大きな血豆ができた。 以来、血豆部分には消毒の他一切触れることなく、その様子を見守ってきた。 普通怪我をした時は絆創膏を貼ったりして患部が見えなくなるので、いつの間にかなぁなぁで傷が消えていることが多い。 血豆の場合は絆創膏を貼る必要もなく、毎日しっかり観察できる貴重な機

          さよなら血豆くん 【アドベントエッセイ(361/365)】

          しがないWebライターは猫の夢を見る 【アドベントエッセイ(360/365)】

          早いものでクリスマスまであと5日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、360日目は「コンテンツ」の話。 今週末、仕事で公開した記事がびっくりするほど反響奮わず、たいへん凹むと同時に冷や汗をかいている。 記事を書く仕事は、多くの人に読まれることが至上目標である。なので、反響のない成果物は言ってしまえば給料泥棒と同じだ。 そこそこの長さの記事を1本書くのには結構時間がかかるから、かけた時間に対して割が合わない結果が出ると大変申し訳ない気持ちになる。 一方で、W

          しがないWebライターは猫の夢を見る 【アドベントエッセイ(360/365)】

          3度目のソーセージを作るおっちゃんに泣いた話 【アドベントエッセイ(359/365)】

          早いものでクリスマスまであと6日を切った。 どこよりも早いアドベントカレンダー、359日目は「ソーセージを作るおっちゃん」の話。 ネトフリで配信されている「アメリカンバーベキュー最強決戦」という番組にハマっていて、夜ご飯を食べる時とかに流している。 この番組は各地から集まったバーベキューマスターがその腕を競う番組だ。 参加者は毎回出されるお題に合わせて、制限時間内に審査員を唸らせる料理を作らなければならず、最下位になった人から脱落していくシステム。 その中で、割と頻

          3度目のソーセージを作るおっちゃんに泣いた話 【アドベントエッセイ(359/365)】

          ぼくもまぜて【アドベントエッセイ(358/365)】

          早いものでクリスマスまであと7日を切った。 おおっ、ついにクリスマスまで1週間か。思えば遠くへ来たもんだ。 どこよりも早いアドベント企画、358日目は「同属性」の話。 ゲームの配信をやることに決めた。トーク力とアドリブでのコメント力を上げたいが為だ。 私の周りの知人友人は、ライターや、役者だったりが多いのだが 皆、不思議なほど「配信」を始める。なんでみんなそんなに配信やってんだろと、不思議なくらい配信を始めている。 配信は気軽に始められるし、自分のことを知ってもら

          ぼくもまぜて【アドベントエッセイ(358/365)】

          冬の夜中に福しん 【アドベントエッセイ(357/365)】

          早いものでクリスマスまであと8日を切った。 どこよりも早いアドベント企画、357日目は「福しん」の話。 仕事を退勤してから少し休憩し、そのまま仮眠を取った。 21:00くらいに目覚めてから、1時間半くらい残った仕事に取り組み、23時くらいに遅めの夕食を食べることにした。 我が家は住宅街の中にあるから、夜中の外食の選択肢は限られている。仕事をしながら、今日は「福しん」に行くと決めていた。 福しんはチェーンで、ラーメンとか定食とかが置いてある大衆食堂的な存在。 福しんの

          冬の夜中に福しん 【アドベントエッセイ(357/365)】

          今を買いに行く 【アドベントエッセイ(356/365)】

          早いものでクリスマスまであと9日を切った。 どこよりも早いアドベント企画、356日目は「クリスマスプレゼントを変更した」の話。 12月の始め、今年のクリスマスに自分に買う品が決まったとウキウキルンルンなエッセイを書いたが、発送時期が1月の初めらしいということが発覚し、あえなく撃沈。こちらの品は1月頭にやってくるバースデーに持ち越しとなった。 かとてクリスマスはやってくる。やったね、何買ったろ。 そんなことを考える中、今年は「いつでも買えるから絶妙に買わなかったものをい

          今を買いに行く 【アドベントエッセイ(356/365)】