明日もみんな生きていますように
少し前の話。
親戚のおばさんが亡くなった。
とても悲しかった。
私は地元から離れて暮らしているので、おばさんの最期に立ち会えなかった。
それどころか、小さい頃から可愛がってもらっていたのに、おばさんが体調を崩したあたりから1年以上会えていなかった。
連絡があったのは深夜。
すぐに実家に帰ろうと思ったが、お通夜は2日後、葬儀は3日後と決まり、今はバタバタしているから急いで帰らなくてもいいと言われたので、お通夜の当日に実家に帰ることにした。
翌日は友達と朝からお出かけをして、その後私の家で遊ぶ約束をしていた。
こんな中遊んでいいのかな、と思ったが、
1人で家にいたら悲しくて、辛くなりそうだったので、予定は変えずに友達と出かけることにした。
ダーツをして、お家で一緒に焼きうどんを食べて夕方解散した。
この日は13日ぶりのお休みだったこともあり、とても良いリフレッシュになった。
友達が帰って1人になると、家族も好きな人も友達も、明日生きているかなんて誰にも分からないなあ。最後にちゃんとありがとうって伝えたかったなあ。と、しんみりしてしまった。
そんなことを考えていると、親戚が亡くなったことを伝えていた会社の先輩が、「こういう時に1人でいると悲しくなるから」とご飯に誘ってくれた。
休みの日なのにプライベートなことまで思いやって、気を回してくれる先輩がいることに、優しさと嬉しさとあたたかさを感じた。
先輩とご飯を食べて、お酒を飲んで、そこまで遅くならずに解散した。
身近な人が亡くなるという経験は、23年間生きてきて初めてだった。
明日のことなんて誰にも分からないのだから、とにかく今を楽しく生きよう。感謝は伝えられる時に伝えておこう。と思った。
まずは、おばさん。
これまで本当にありがとう。
明日もみんな、生きていますように______