障がいのあるお子さんのための良育研究所キッズ・トーンLabo
子育ての大切な「本質」を追求していくコラムです。
学校でオンライン授業になったことで 増えたご相談がたくさんあります。 「操作にいっぱいいっぱいでついていけない。」 「わからないことをどのタイミングで質問していいかわからない。」 「気が散って、まったく聞いていない。」 「どこ見ていいかわかっていない。」 「授業(話)を理解していないことがよくわかった。」 「ずっといたずらしている。」 もう、わんさかわんさか出てきます。 学校のオンラインはまったくできないけれど、 キッズ・トーンのオンライン指導は げらげ
つい先日、長年の疑問がちょっと解けました。 まだ、深く落とし込めてないので、 「あっ、これかも?」ってかんじですがシェアします。 私が、長年感じていた疑問は、 「模範解答はばっちり。でも行動は、ともなわない。」のはなんでだろう? もう、何年も何年も疑問だったんですね。 私の中では。 たとえば、 「出したおもちゃはどうするの?」 「片付けます。」 「わるいことをしたときはどうするの?」 「ごめんなさいします。」 「ひとに、わるいことばをいっていいの?」
『ゲームがやめられない問題』 の、ご相談をよくおうけします。 親御さんのお気持ちも、 そして、 私はゲームする派なので ゲームが好きなこどもの気持ちも どちらもわかる気がします。 よくある良育相談的な返答から 先に言いますと 過度にハマり症でやめられないひとには、 「少しだけでやめましょう」はムズカシイ。 ですから、最初から、「やらない日」をつくる方が お互いにラクですよーだったり 充電がなくなるまでと、 こちらで充電残量を調整したり。 もちろん
最近、思春期の入り口のお子さんを持つ親御さんから 立て続けに「告知」についてのご相談がありました。 幼少期から見させていただいているこどもたち。 相談内容はハードではありますが、 成長に嬉しくも感じました。 子どもたちから切り出した様子。 大きくなりましたね。 思春期の入り口。 自他区別がつきはじめた証です。 障がい関係なく誰しもが 自分と自分以外って違うんだと感じ始める思春期。 これは「自分軸」へ向かうために 必要だからだと私は思います。 順調な成
※前半、とってもふつうのことを書いています。 後半、今回の本題となっています。 1 笑われるのがキライ 「可愛いらしい仕草」 「この子が言いそう(考えそう)だなぁ。」 というような 愛情からくる笑い。 笑われている側にとっても こそばゆいような、 でも嬉しいような、 ほこらしいような感覚。 愛情からくる笑いは 愛情がつたわります。 ですが、 愛情であっても 伝わりづらいこともあります。 笑われることがとてもキライなお子さんがいます。 馬鹿に
『こうであってほしい』『ああであってほしい』 子どもを箱に閉じ込める原因のひとつに 『〇〇すべき』『□□であたりまえ』 といった固定観念があって 私も気をつけなきゃいけないなと 日々思っています。 さらに問題なのは そこには『悪気がない』 ということです。 余計に気をつけなくちゃならない。 ああしてあげたい こうしてあげたいと 様々な想いがある中で エゴを持たずに、立場を度外視で、 子どもに接するって案外難しい。 けれど、やっぱり 『本人が望ん
「私はもう、あの努力はできないなぁ。」 というほど、 がむしゃらららに 考えて、学んで、考えて、やってみるを ひたすら繰り返している時がありました。 今も、学ぶのをやめているわけではないので 本も読みます。話も聞きます。 インプットをやめた訳ではないのですが、 心というか 一周まわった。 ・・・気がします。 子どもたちに対して、 ずっとこう思っていました。 「この子たちに必要なことってなんだろう。」 あれも必要。 これも必要。 これはいらない。
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新年度がはじまり少し経ちました。 新しい出会いがあったことで 増える相談もあります。 その中でも多い 『否定的なことをいう先生のおはなし』です。 不安にもなりますよね。 そもそも人を不安にさせる人って どうなんでしょう。 と思いますが、 そんな先生に出会ったら? そんなお話です。 #1 「〇〇くんのここがダメです!」 「〇〇くんはここができていません!」 「〇〇くんには□□が必要です。 でないと困ったことになりますよ!」 『なんとか商法?笑』
#1 すごーくかけ離れていること 児童デイサービスで 個別良育指導をしているのは 日本でも少ない。 そんなお仕事を 今のところまだ現役で させてもらっています。 個別指導はお子さん本人のスキルの向上、 つまりは能力を伸ばすことや できた!わかった!を 引き出すことがメインになります。 十人十色なので、オーダーメイド。 たとえ課題内容が同じ場合でも 一人ずつ全く違うじかんになります。 ちなみに、完全にひとりだけのセッションです。 1時間、親子1組の
#1 こどもにアセスメントアセスメント。 簡単にいうと 本人の希望 「こうだったらいいのにな♪」の 聞きとり(傾聴)です。 その後、どうやって希望を叶えていくかを 一緒に考えていきますが 幼い頃は、親御さん、ご家族さんのお話が 中心になります。 うまく言えないことも多いので。 中学生以降になると、 個別支援計画の 「本人のニーズ」の欄は 自分の思いで埋めてあげたい。 そのまんまを書き起こして その場で確認してもらうようにしています。 「これでい
♯1 逆輸入でした。 面談。相談会。 日々親御さんとお話しする中で はじめましてのお母さまから 「目から鱗です!!」 とほぼ毎回言われます。 その中でも最近、 「ぜんぶはんたいなんですね!!」 と言われまして、 「ほう。はんたいなのか」 と逆輸入しました。 『目から鱗』 『気づきをもらう』 『腑に落ちる』 考えがすごいとか特殊とかではなく、 ただ、 自然の法則に反してない 単純、簡単、シンプルな考え方は 繋がりやすいのだと感じます。 プラ
新年度の4月に向けて面談やアセスメントを日々 していて、思うことがあったので ちょっと書いてみようかなと思います。 新年度、私は担当外なのですが グループ指導で何名か新規募集します。 ということで はじめましてのお子さんが数名いました。 私自身、個別指導はもう何年も はじめましてのお子さんがいませんので、 そんな「はじめまして」のお子さんは久しぶり。 おもしろいなぁ、どんな人かなぁと 少し遊んでいると 「ここをこうしたら伸びるな。」 「能力あるけど、
児童デイサービスにおいての 訓練、療育、ということばが どうやっても好きになれなくて 引っかかるワード上位です。 同じようにこのワードに引っかかる人が 周りに集まっている気がします。 ですので、 『訓練が必要ですよ!お父さんお母さん!』と 未だに言う人は、もういないのでは? と錯覚することがありますが、 まだまだ現状ではいるそうです。 『〇〇したら〇〇になる』 というマルチなセールスには、 いったん、 【はてな】を浮かべるほうが いいのではと思い
私が、20年ほど前、 クラス担任をしていたころ、 引っ込み思案の男の子がいて、 いつも気にかけていました。 毎日、ちょこっとしゃべりにいく。 ある日、彼にあだ名を なんとなくつけました。 『よっしー』 それが彼にはすごく嬉しかったようで その気持ちが伝染したのか、 同じ班の子が 『よっしー⭐️』と言うので ものすごく嬉しそうにしていました。 ある日、彼は、 画用紙の裏に 『よっしー』 と自分で名前を書きました。 『おおっ♡それいーねぇ。』
良育の中でも、早い段階から練習課題に入るマッチング。 なぜマッチングが早い段階で 取り入れられるかと言うと、 「簡単だからスタートする」 だけではなく、 日常生活の中で、 非常に登場回数が多いスキルだからです。 ということは、 日常生活の基礎になる概念ということです。 できる・わかることで 安心して過ごせることが増えます。 できることも増えます。 マッチングの効果「お片付け」 まずはじめにできるようになることの 一つではないでしょうか。 トーマス