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心の拠り所

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文章を書くとは…という振り返り場所。心の拠り所、目指したい人たちのnoteを集めました。
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#コラム

「ていねいな暮らし」は、庶民による庶民のためのラグジュアリー

「ていねいな暮らし」は、庶民による庶民のためのラグジュアリー

「日本的なラグジュアリーとは何だろうか」。

この5年ほど考え続けてきたテーマである。

もちろん値段の高さだけで見れば、日本ならではの高級品はいくらでもある。茶道具も着物も日本家屋も、日本文化の延長線上にある「ラグジュアリー」だ。歴史を遡ってみれば日本の陶器は江戸時代から高級品としてヨーロッパへ輸出されていたし、現代においても日本の作家さんのうつわを買いにはるばる日本までやってくる海外の顧客も多

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これから重要になる "バズらない力"

これから重要になる "バズらない力"

昨日、NewsPicksで佐渡島さんのコミュニティに関する記事がアップされていました。

この記事の中で特に印象的だったのが「大ヒットしないように気をつける」という話。

私自身、最近あえてバズらない力について考えていたところだったので、自分の考えている方向は間違っていないのだという確信が得られた記事でもありました。

これに関してはNewsPicks上でコメントした後に連続ツイートもしたのですが

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お金は使うものではなく渡すもの。

お金は使うものではなく渡すもの。

お金はコミュニケーションツールもし、今これを読んでいて「えっ?お金はお金でしょ?」と思った人がいたならば、とりあえず最後まで無理矢理、読んで欲しいです。今日からもしかしたら、ものを買う以外に存在しているお金の価値について分かり合えるかもしれないから。

アルバイトや社会人になってお給料としてお金を手に入れた時に、必要なものを購入したり、以前から欲しかったものを購入するということは、大人になった誰も

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大学で一番力をいれるべきなのは「勉強」である

大学で一番力をいれるべきなのは「勉強」である

大学は勉強をする場所である。当たり前すぎるほど当たり前のことだが、私は一に遊び二にバイト、単位なにそれおいしいの?いう調子で大学生活を送った元気な不良大学生であった。そもそも田舎の高校生だった私は受験の時点で「学位」の概念を持ち合わせておらず、偏差値と照らし合わせて入学できるかどうかで大学を選んだと言っても過言ではない。
大学で勉強する意味もよく理解していなかったし、大卒の資格を得ることによって就

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モノ買う人々、モノ売る人々

モノ買う人々、モノ売る人々

「たかがパン屋風情が、たかが焼き屋風情が偉そうな口利いて何言ってんのよ!」と笑い合いながら、陶芸家の角りわ子さんと話をしたことがありました。いつどこで何がきっかけになってそんな話になったのか、あまり覚えてないのですが、この「たかがパン屋風情」という言葉が妙に気に入ってしまい、時々頭をよぎるのです。

実はこの後、最後に必ず付く言葉あります。「されどパン屋」です。「されど」を忘れると、自分の仕事に誇

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書く前には、聴くがある

書く前には、聴くがある

僕の仕事は「聴く」から始まります。
普段はGCストーリーのインハウスエディターとして働いており、文章を書く機会が多い仕事です。オウンドメディア運営、採用広報、ネーミング、ミッションやビジョンの言語化を担当してきました。
アウトプットは言葉ですが、必ずその手前には「聴く」がありました。

人は自分の想いを言語化しづらい。インタビューに限らず、自分が担当する書く仕事の手前には「聴く」があります。依頼の

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誠実であるためには、悩み続けなければならない

誠実であるためには、悩み続けなければならない

「正しい」とは何なのだろうか、と考える機会が増えた。

自分にとっては正しく見えることも、他の人にとっては間違いに見えたりする。SNSがその違いを可視化させたことで、自分が信じてきたものは本当に正しいのだろうかと揺さぶられる機会が増加したように思う。

一般的に、悩んだり迷ったりすることはネガティブに受け取られることが多い。そんな時間があったら行動した方がいい。何があっても信念を貫くことで人はつい

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