モーニングページってご存知ですか?
モーニングページというものを最近始めた。コレがなかなか良い。ただ正式なものではない。
『モーニングページもどき』だ。
30年で400万人が読んだベストセラー
『ずっとやりたかったことを、やりなさい』
の[大人編]として、
『いくつになっても「ずっとやりたかったこと」をやりなさい』
という本がある。
その本の中で紹介されているのが、4つの【モーニングルーティン】で、モーニングページはそのひとつだ。
この4つを組み合わせてこその【モーニングルーティン】なのだが、それぞれをちゃんと行うのはなかなかしんどい。例えば、③のソロウォーキングは、スマホなしで、犬や家族を連れずにおこなう20分の単独ウォーキングだ。これを週に2回と思うと大分腰が重い。
モーニングページの正式なやり方は、A4ノートに、朝起きてすぐ何か書いて3ページ埋めるというものだ。いつも使うのはB5ノートだ。A4は本当に大きく感じる。
書く内容はなんでもよい。スマホのタップやパソコンのタッチではスピードが早いらしい。文字を書くという行為が、脳の処理スピードとしてちょうどよいとのことだ。書きたい内容がなければ例えば“書くことがない”とずっと書く。
とにかく3ページ分書き続けるのだ。
実際に取り組むにあたって、まずA4ではなくB5ノートを使った。朝起きてすぐではなく、朝の準備がひと段落してから書くようにした。
初日は時間に余裕のある日を選んだが、気づけば1時間近く経ってしまった。しかも3ページ書けなかった。
なので次の日からはページではなく、15分〜30分という時間で終わるようにした。
こんなに適当な取組みだったが、効果は現れた。
そもそもこのモーニングページの意義は、【脳の排水】だといわれる。やってみるとよくわかる。スッキリするのだ。思い悩むことを書いているわけではなく、ただただ思いつくままに書くだけなのに、その後頭がスッキリと静かになる。
私はずっと何かを考えている方だ。昔はネガティブな考えが多かった。ただ努力してその考えの方向をポジティブなものに変えるようにしていたのだが、もやもやとした考え自体が湧いてこなくなった。
最初は書き殴るように書いていた。愚痴や文句が多くて我ながら猟奇的に見えた。溢れてくるままをダラダラ書いたのだが、これが日が経つにつれて落ち着いてのんびりした文章になってきた。それも何だか面白い。
それから関連はわからないが、しっかりした夢を見るようになった。
夜見る夢だ。朝起きてあまり覚えていない事が多かったのに、メモが取れるほどクッキリした夢を見ることが増えた。ただの偶然かもしれないが。
このまま続けられるのかはわからない。朝の30分は貴重だ。うっかり忘れてしまってそのままになることもあるかもしれない。
ただ、今は面白く取り組んでいるから当分は続くだろう。
ひとつだけ懸念があるとすれば書いた後のノートだ。『人に見られてはいけない』という決まりがあるのだが、そうでなくても絶対見られたくはない。書き終わるとコソコソ片付けている。
誰も興味ないだろうとわかっているのに、なんだか夜中に書いたラブレターばりに恥ずかしい。
家族に
「私にもし何かあったとしたら、こういうノートは見ないで捨ててね」
なんて頼んでおこうかな、イヤ万が一興味を持たれたら困るから黙ってようか、とぐだぐだ思う。
その思いは排水できないらしい。