けんすけ

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株は余剰資金でやるべき?

株は余剰資金でやるべき、という話をよく聞きます。 それって本当でしょうか? そもそも余剰資金って何でしょうか? 生活に使うお金以外のことを言うのでしょうけど、それだとずっと株は始められないように思います。 要は資金の何%を株に回すか?という話です。余剰資金とか、余裕があったら、ではなく、無理やりにでも、少しでも資金を捻出し、株に回したほうが良いと思います。 貯金ではインフレに負けます。資本主義の世の中、株に投資しなければ確実に資金は減っていきます。なぜなら、お金は株を中心に回

    • FRB後の日本株

      0.5%の利下げとなったのに、円高にならず円安になった。織り込み済みだった、ということだろう。株価も上昇した。 前回の日銀の利上げは予想外だったから急激な円高と株価下落に繋がった、ということか。しかし、日銀が利上げするというのは、ずいぶんと前から既定路線だった。それが『予想外』というのは、かなり短絡的な見方だ。 今回も利下げは既定路線で、アメリカの景気が弱含むのも既定路線だ。だとするなら今回の円安と米国株価上昇も短期的で、長期的には円高、米国株安の方向性は変わらない。 日本株

      • 銀行預金は『愚策』か?

        銀行預金は儲からないから株に投資する。株の中でも海外、特に米国株がいい。最近はそんな風潮が強い。  確かに今までの日本のゼロ金割、デフレ、円安といった経済環境ではそうだった。今までは。 今、経済環境は大きな変化の中にある。日銀は金利の正常化に向けて行動を起こした。その理由はインフレではなく実態経済の成長。米国は逆に利下げを志向しているが、それはインフレの鎮静=米国経済の停滞が見えてきたから。日米金利差の縮小により今後は円高傾向になると思われ、日本経済が力強さを取り戻す可能性が

        • 9月FOMC後の投資方針

          9月にFRBは利下げする。しかし、日銀の利上げへの反応を見て、慎重になる可能性もある。市場が見込む0.5bpではなく、0.25bpに利下げ幅はとどまる可能性がある。いずれにせよ、不透明だ。 日銀が今後金利を上げない、というのも信用できない。日銀は利上げによって円高方向へに市場心理を転換させ、円キャリーをしていた投機的資金を一掃した。そして円高によって日本企業が買い負ける状況に変化を生じさせた。つまり、金融の理論ではなくビジネスの理論から利上げをした。次もある、ということだ。

          円高は進む?

          ドル円は日銀のサプライズ的な利上げで一時141円台まで円高か進んだものの、その後149円台まで戻し、そこからまた円高が進んでだいたい145円くらいで少し落ち着いている。 日銀の利上げとFRBの利下げは、時期までは分からないもののほぼ確実なので、円高も確実に進むはず。アメリカのアナリストは140円や135円を予想している。 この間の暴落時の下げ方を見ると、120円くらいまであり得そうだけど、さすがに次はあんなパニックにはならないかも。FRBは9月に利下げするのを既定路線として、

          円高は進む?

          インフレの要因を考える

          円安はインフレの要因の一つではあるが、一要因に過ぎず、元凶というほどのものではない。 コロナや戦争で物資の奪い合いが起こり、物の値段が上がったこと、また、今まで虐げてきたエッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちの力が強くなり人件費が高騰したこと、が、最も強い要因だろう。 そうした中、過度な円安だと日本企業は買い負けてしまう。そうした意味では、日銀の奇襲的な金利上げで円キャリー取引に大ダメージを与えたのは、株価の急落を伴って投機勢に強い警告となったのかもしれない。 円安になると

          インフレの要因を考える

          日本株急落後の投資

          日経平均が大きく下落した要因はキャリー取引にある、というのは、リーマンショックの時とかを見るとある程度信用できると思う。 では、キャリー取引は90%が解消したといろいろなニュースで書かれているけど、日経平均は下がりきってこれから上がるだろうか? 予想としては、株価下落とともに為替が不安定になったことで日本への投資に対する不安心理が強くなり、じわじわと回復するように見せて、一つのニュースで大きく下げる展開が続くのでは?と思ってる。もう一度、底値を試すような展開があるような気が

          日本株急落後の投資

          急激な円高と株価下落で思うこと

          ここ1週間で市場は大きく変動しました。 円高が急に進み、それを受けて日本株が下落しました。米国株は大統領選の不確実さを受けて下落、円高進行とダブルでの下落でした。米国債はドル建てでは堅調も円高の影響を受けてこれも下落しました。 私のポートフォリオは円高の影響が大きく、1週間で5%近い下げとなりました。単一銘柄ならともかく、全体でこれだけ下がるときついです。 冷静に見れば、これほど急に円高が進む要因は為替介入くらいしかなく、株も日米ともにこれほど下がる要因はありません。今回の

          急激な円高と株価下落で思うこと

          まず何から投資を始めるか

          証券会社に口座をつくったら、いよいよ投資を始めましょう。まず、何から買いましょうか?わくわくしますね! 世間的には投資信託!となるのでしょうが、私的にはまずは個別の会社の株を買うことをおすすめします。理由は、「株」というものがどういう値動きをするのか、どのように買われ、売られるのかがよく分かるようになるからです。株が分からないのにそれを集めた投資信託を買ってもわけがわからないだろうと思います。 では、どんな株を買えばいいのか? これが分かれば苦労はないのですが、まず最初と

          まず何から投資を始めるか

          ネット証券会社はどこがいい?

          初心者がネット証券会社を選ぶ際、何を見たら良いでしょうか? 私が思う答えは、、、 ①株式の売買手数料 ②販売手数料ゼロの投資信託の数 です。 投資信託については、投資に慣れてきたら検討することになると思いますので、始める時点でたくさんある方がいいと思います。なお「たくさん」とは、数千というレベルです。 ただ、①も②も大手のネット証券会社ならだいたい一緒です。ということで、大手から好きな会社を選びましょう。 大手とは、 楽天証券 SBI証券 auカブドットコム証券 マネック

          ネット証券会社はどこがいい?

          証券会社の選び方

          さて、株と債券への投資の意味と仕組みが分かったところで、いよいよ投資を始めましょう。 投資を始める際、まずやらなくてはいけないのは、メインで取引する証券会社を決めることです。証券会社は、あなたの投資の窓口となってくれる会社です。 あなたが選べる証券会社との取引方法は大きく分けて2つのタイプがあります。投資についてコンサルティングを受けながら行うタイプと、ネット上で自分だけで完結するタイプです。 コンサルティングは専門家が投資について相談に乗ってくれますし、場合によっては

          証券会社の選び方

          市場予想2024年4月16日

          投資をすすめるにあたり、いまの自分の予測でも書いてみようかと思います。 だいたい3ヶ月くらいの期間の予想です。 最良は金 次点で日本の半導体以外の株、アメリカとヨーロッパの債券 アメリカ、ヨーロッパ、インドの株には分散投資も割合は少なめ 中国株や中国との取引多い会社の株は見送り   【アメリカ】 アメリカの金利は、大統領選を控えた政治的な理由と、高金利による景気後退が遅れて現実化し、年後半には下げに転じる。株価は緩やかに上昇を続けるが、これまでのような急上昇はない。債券は高

          市場予想2024年4月16日

          債券とは

          株に次ぐ投資候補である債券ですが、これは会社や政府機関に「お金を貸す」ことで利子を得ようとするものです。 一口いくらで出資し、会社が活動を通じて増やしたり減らしたりする株とは少し異なります。一口いくら、というのは同じなのですが、増えたり減ったりすることはなく、基本的には元の金額はずっと同じです。 貸し出した先の企業や政府機関は、借りたお金に利子を付けて返します。利子はクーポンと呼ばれます。貸出期間は何年間と決まっていて、利子は年ごとに支払われます。 債券は、ずっと持ってい

          株は何で儲かったり損したりするのか?

          まず、投資といえば株。なので株の話から。 企業は、自分たちの活動にお金を出してほしい、投資してほしいと言って、株を発行します。株でお金を集めるから株式会社です。 株を買うことで、あなたは企業の活動にお金を出す訳です。 株は、一口いくら、という感じで、一株いくら、と募集します。たとえば、ある企業が1000株発行して1億円集めたいとして、一株の値段、つまり株価は10万円になります。 あなたはこの会社の活動は儲かると思い、10万円で一株購入することにしました。 そして1年後、

          株は何で儲かったり損したりするのか?

          そもそも投資って何?

          投資って何でしょうか? 『広辞苑』によると、「投資」とは「利益を得る目的で、事業に資金を投下すること」「元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること」とあります。 言い方が難しいですね! 一つ目は広い意味、2つ目がもう少し限定した、今話題になっている投資の意味になっています。 まず一つ目は、「利益を得る目的で、事業に資金を投下すること」とあります。 そう、投資とは、何らかの事業(活動)に資金(お金)を投下(出す)ことなのです。

          そもそも投資って何?

          投資は始めなきゃまずい?

          結論を言えば、今は投資を始めなきゃまずい状況です。 なぜなら、お金を巡る状況が「銀行預金さえしておけば問題ない」というものではなくなっているからです。 ニュースを見ていて、インフレ、という言葉を聞いたことはありませんか。インフレとは簡単に言えば物の値段が上がるということです。 インフレが年2%というのは、100円で買えたものが1年後には102円出さないと買えなくなるという世界です。 お金の視点から見ると「お金の価値が下がっていく」ということになります。つまりインフレが年2%

          投資は始めなきゃまずい?