1章②:悪魔の数字を押してくる、本当に恐ろしい星の王子さま
~続き~
ネタバレあります。
1章の1ページ目だけで、『(主人公)ぼくが6才の時』、『獲物を丸呑みしたボアは6カ月眠って』、そして冒頭の挿絵は蛇グルグル6巻きと、3回も6という数字を匂わせてきた。まだ1章なのに。もう絶対わざと(笑)まあグルグル6巻きを計算に入れなくても、1章で6才が2回出てくるから、きっかり6が3回だけど(英文でも、1章だけで『six』が3個、確認済み)。
獣の数字。または、悪魔の数字。
上の挿絵でぐるぐる巻きにされているのも獣=beast!
陰謀論系の話を信じない人でも多分知ってるヤツ。
某エナジードリンクの3本のツメ痕とか!wwwとかにもウワサが(笑)
どうなんでしょうね…本当にワクチンにはマイクロチップが入っているのか。毒入り注射も混じっているのか。ワクチンパスポートが正式に導入されたら、未接種者は上記の予言(=計画書)通り、買い物すらできなくなるのか。日本でも今年中に、計画された食糧危機が起きるのか、すでに始まっているのか。サル痘ってなんなのか。ワクチンの影響で免疫力が低下し、帯状疱疹などになった結果を、サル痘よばわりする気なのか。はたして…
ここでたしかなのは、陰謀論うんぬんはともかく、星の王子さまは冒頭から、数字の6をなんか捺してくるなあということだけ。
そして、1章の後半。
主人公ぼくは、『6才で画家としてのすばらしいキャリアを諦めた(That is why I abandoned, at the age of six, a magnificent career as an artist.)』と。
象を消化しているボアの絵を、大人たちにわかってもらえなかったから。絵を描くのはやめて、勉強するように言われたから。一見、画家を諦める理由は成立しているように読める。でも私はこれもひっかけだと読む。
原作者とされるサン・テグジュぺリに画家をあきらめたエピソードなんてない。ウィキペディアや幾つかのサイトで確かめたけど、ない。
もちろん作者=主人公である必要はない。でも、飛行機トラブルで遭難したエピソードは史実とされている。2章では、サハラ砂漠での遭難中に、王子さまと出会うことになる。読者のほとんどが、作者=主人公と思い込んでいるはず。
画家を諦めたエピソードがあるのは、ヒトラーです。有名な史実。
なぜ主人公に、かの独裁者と同じエピソードを被せるのか…私から見れば、6の数字3つも加担して、これも不安要素の1つ。わざと悪意を仄めかしているように感じる。まるでモラハラのように。
※1章の大蛇は、内藤濯の訳では『ウワバミ』。
原著の日本における、著作権の保護期間が2005年に満了し(挿絵も原文も)、かつ岩波書店の翻訳出版権も消失して以降、数社から新訳が出版された(星の王子さまブーム到来)。どうやら新訳は、大蛇=『ボア』で各出版社、統一されている様子。英文では『a boa constrictor』になっている。
蛇足かもだけど、象を消化しているボアの挿絵を見て連想したこと。
ワンピースの空島編で、ルフィは空の主であるウワバミのお腹の中に入って暴れたなあと。その後、ルフィは蛇姫ボア・ハンコックの服の中に匿ってもらって、エースを救出するために大監獄インペルダウンに潜入したなあと。
前者と後者の間にあるのが2005年。ワンピースのルフィも、ウワバミのお腹の中からボアの服の中へ…って偶然かな笑
~続く~