オベリスコに心惹かれる訳はエジプトにあったという話
何故だか不思議と心惹かれてしまうもの。その理由は過去生に何か関係があるのかもしれない。
ブエノスアイレスの中心部を通るたび、写真を撮らずにはいられないオベリスコ。わたしがこれに心惹かれてしまうのは、エジプトでの過去生の影響だった、というおはなし。
ブエノスアイレスのオベリスコは、9 de julio という大きな通りの真ん中にそびえ立つ。
何本もの通りがオベリスコを中心に交差しているので、いろんな場所から見通せるようになっている。
いつも撮るので携帯は朝昼晩、春夏秋冬のオベリスコ画像だらけになっている。
さて、どうしてこんなに好きなのかが分かったのは、2016年春分に合わせて、ヒーラー仲間と行ったエジプトへのリトリートのとき。
その旅行は、ヒーリングの師匠達とともにエジプト各地の聖地を巡り、祈りや瞑想を共にするというものだった。
その時すでにわたしはブエノスアイレスでセラピストをしていたが、まだまだ新人。
旅の仲間たちが、「ここのエネルギー凄かったわね。」とか、「素晴らしいメッセージを受け取ったわ。」とか言い合うのを聞いては、段々と劣等感に苛まれていった。
どうしよう、何にも感じない。何も聞こえてこない…。
この状況をなんとかしたいと焦りながら、先輩ヒーラー達にいろいろ質問したり、相談したりしながら旅を続けていた。
そんな中、立ち寄った遺跡で見た5000年前のオベリスク。
その麓に立った時、「これをこうして見上げたことがあるなぁ」と感じた。
それは「この飴、子供の頃に食べたことのある味だな」と思うのと同じ位普通の感覚で、逆に普通すぎて驚きがあった。
過去生のどこかで、オベリスクが自分にとって身近なものだったのだ。という妙な納得感があった。
何かを受け取るという感覚が、掴めた瞬間だったかもしれない。
さらに、夜空の下での師匠による誘導瞑想中、「贈り物を受け取りましょう」と聞こえた瞬間に、自分の胸から、にょきーっとオベリスクが空に向かって伸びていくのを感じた。
太陽神を象徴するモニュメントであり、神と繋がる為に高くそびえ立つと言われるオベリスク。
それは、「もうあなたにはアンテナが立っているので、いつでも天からのメッセージを受け取れますよ」という許可証みたいな、祝福を受けたような感覚だった。
実際、この旅の後から、いろいろな事を感じ取るのが楽になった。
そもそも誰にでも、そういう力は備わっているので、その能力を解放するだけなのだけれど、その頃のわたしには、解放の鍵をエジプトまで出かけて受け取る必要があったのだと思う。
そして今は教える立場として、「受け取れない、分からない」と言う生徒さん達の気持ちが分かるからこそ、伝えられる事があるので、結果よかったのかもしれない。
とにかくそんな訳で、ブエノスアイレスのオベリスコは、わたしのパワースポットだ。
実は、La Bocaエリアが好きな理由もエジプトで見つけたのだけど、そのお話はこちら↓