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今までだって生きてこられたのだから (2024.11.4〜11.10)
11.4(月)
13時くらいまで眠ってしまった。外に出てみると穏やかな秋晴れでとても気持ちが良く、寝過ごしたことを後悔した。
お昼に蕎麦を食べに行き、買い物に行き、整体にも行った。何でもない休日。
夕食は豚汁と買ってきたお刺身。
20時からオンライン読書会に参加予定だったことを失念しており、21時からの参加。とても楽しかった。
けれどうっすらと気分が悪く、明日メンタルが落ちそうだという予感がする。
11.5(火)
昼頃に起きてパンを食べる。出掛けようかと思って着替えたが、体が重くて二度寝。
結局夕方まで眠りこけ、パートナーからの電話で起きる。米を炊かなければ…と思いながら体が動かず、夕食はファミレスで外食。帰宅後また眠ってしまった。どうしてこんなに眠いのか。どうにか風呂に入り、就寝。
11.6(水)
今日も夕方まで眠りこける。起きてご飯を食べなくては…と、起きて食事を摂ろうとする夢を何度も見た。実際には一度も起き上がることなく、水すら飲まなかった。
パートナーからの帰宅を知らせるLINEで起きる。今日こそは…米を炊く…という気合いで炊飯をセットした。
パートナーが鯵の開きを焼いてくれて、一昨日の豚汁と一緒に夕食に。
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丸一日ぶり口にした鯵の塩焼きは、脳がぴりぴりとするほどに美味しかった。
パートナーがふいに「カフェに行きたいなぁ」と言う。行っちゃうか!と言って、23時までやっているスタバへ出掛ける。たっぷり眠って食べたら、私も元気が出てきた。
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私は読書。パートナーは作業が捗ったようだ。彼は今やりたいことを一生懸命頑張っているところだ。私はいま全然元気が無いのだけど、パートナーの姿を見て励まされている。
寝る前に『自己否定をやめるための100日間ドリル』を読了した。眠ろうとしたら、泣けてきた。自己否定の正体=さみしさ だという。それは知っていた気がする。自分のことを否定するたびに、それは自分の感じているさみしさの大きさを意味するのだとわかる。自分がとても寂しい人間だということも知っている。それを改めて認識して悲しくなったのだと思う。悲しいし寂しい。暫く泣いてから眠る。
11.7(木)
今日は午前に目覚めて起床することに成功する。が、朝から涙がダバダバ溢れてくる。頓服薬を飲んだ。薬はすごくて、30分後にはさっき何故泣いていたのかわからなくなった。
冷蔵庫にあるほうれん草を使ってしまいたくて、ほうれん草のお浸しを作った。初めて作ったけど、予想以上に手間がかかることを知った。
午後は婦人科の定期通院。いつものお薬を貰って採血を受けて帰ってくる。
図書館から予約本到着のメール。取りに行くと2冊いっぺんに来ていた。読み切れるだろうか。
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『少年が来る』ハン・ガン
夕食は豚の生姜焼きをパートナーが作ってくれた。昼に作ったほうれん草のお浸しも美味しく出来ていて、大成功だった。
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食後ドライブに行きたくなり、ドライブがてら今日もスタバに行った。読書が捗る。
11.8(金)
7時頃に目覚めた時から気分が悪く、頓服薬を服用。二度寝しようとしたが眠れなかったので起きる。
市役所へ。自立支援医療の更新手続き。
海が見たいと思って、その後は電車に揺られ平塚に行く。ところが平塚に着いた頃には疲れてしまっていて、海まで歩く元気がない。お腹が空いているせい?と思って昼食を摂ったが、食べながら涙が出てきたので本日2回目の頓服薬服用。
本当は美術館にも行きたかったけど、体調が良くないので大人しく何もしないで帰る。神社にお参り出来たのだけよかった。
帰って眠った。
夕食は近所の台湾料理屋へ。引っ越してきて1年以上経つのに初めて行った。どの料理も美味しくて大当たり。
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リピしたいお店が増えて嬉しい。ほろ酔いで帰る。
気分は良くないのだけど、なぜか気持ちは明るい、という謎の状態になっている。「自己否定をやめよう」ときっぱり決めたからかもしれない。私は大丈夫。私は大丈夫なんだから。今までだって生きてこられたのだから、私はこれからも生きていくことができる。そういう気持ちがなぜか、じんわり湧いてきていて、不思議な落ち着きがある。
11.9(土)
11:00に家を出て、先週に引き続き小田原の本屋さん『南十字』へ。パートナーが貸棚のオーナーになるためだ。
パートナーは今日お店に来るまで棚の屋号も決めていなければ、POPや値札付けの道具も何も持ってきていなくて呆れた。カフェコーナーをお借りして、さらにお店の人が文具を貸してくださったり、パートナーが近くのコンビニまで買いに行ったりして、何とか道具を調達。POPは書いてくれと頼まれて私が書いた。無事に書棚が完成。貸棚計画はなんだかんだ1年越しのものだったので、ついに実現してよかったねという気持ち。
本日の購入本。本当に選書の素敵な本屋さん。楽しい1日だった。
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『ジェーンの物語』ローラ・カプラン
11.10(日)
9:00に家を出て高田馬場へ。
本に没頭できるカフェGoodRackさんにて読書会に参加した。初めての場所だ。
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店内のおよそ1000冊の蔵書の中から読む本を選び、90分の読書時間→感想の共有という流れ。「読む時間」がメインの読書会といった感じだ。
私は川上未映子『乳と卵』を選んだ。前から読んでみたいと思っていた作品。
ゆったりとしたソファに座り、お茶を飲みながら、静かな音楽が流れ、読書に集中する時間は至福だった。
90分でちょうど『乳と卵』を読み終わることができた。
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豊胸手術をしたい母親と、初潮に怯える口をきかなくなった娘。女の身体のしんどいとこぜんぶ、みたいな小説だった。これ何を見せられてるんだ?どこに向かうんだ?とハラハラしながら読み、ちゃんとオチがついたのがすごかった。この混沌に対しての混沌たるオチが。生きることがとてもしんどい、だけど生まれてきたことを否定はしない、それがせめてもの救い。
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こんな濃密な読書時間を過ごすのはいつ以来だろう。東京の一画にこんな静かな素敵な場所があるなんて。とても楽しかった。
帰宅し、20時からオンライン読書会の「源氏物語輪読会」に参加。『若紫』の続き。この会は源氏物語を題にした恋バナ会のような感じがあって楽しい。源氏と交わる数々の女性たちは、女性の様々な恋心を描くためのものなのだろうなぁ。
夕方から気持ち悪さがあったのだが、寝る前に嘔吐反射が起きるくらい気持ち悪くなり、むせび泣く。今日は楽しかったし悲しい気持ちも何もない。なのに涙だけ溢れてくる。そのうち睡眠薬が効いて眠る。