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アラフォー社会人の休日の定義の変化/仕事や人生への向き合い方の変化と照らして。

こんにちは。
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)のすまです。

今週も1週間お疲れさまです。
明日は土曜日。

フリーランスや独立してお仕事をされている方は「休日」という定義があまりない可能性もありますが、サラリーマンは基本的には出勤日と公休日があり、公休は土日が基本という方は多いのではないでしょうか。

年代や家族構成、地域、趣味によっても過ごし方はそれぞれですが、皆さんはどのように休日を過ごされていますか。

すまの場合、新卒で就職した当初と今では過ごし方もだいぶ変わってきたと思います。
勿論職場によっても勤務時間だったりが違うのでそういう意味でも異なります。

新卒で勤め始めた頃から現在の職場へ移動するまでは基本的に平日勤務の土日休み。(土曜はシフト制だったので、必ずではありません)。
※今は暦の関係ないシフト制、夜勤ありです。

これまでを振り返ると大きくは3つのフェーズがあったかなと思います。

今回は20代の同業の仲間への分かち合いであり、同世代の人への分かち合いとして、この場所を借りて振り返り記事を書いてみました。
どこかしら共感してもらえることもあるかもしれませんし、全く共感されないこともあるかもしれませんが笑
それもよし。

個人的には休日の過ごし方ってよく分からないし、人がどんなふうに過ごしてるものなのかも知らないので、興味本位で読んでもらえたらと思います。



第1フェーズ。「回復」

とにかく、土日の休日は次の平日5日間をやり切るための回復タイムという定義。
1日目は少なくとも引きこもり、ベッドに寝転んでいる時間が殆どでした。

デイケアの仕事は対人職ですから、多くの方、年齢の方と日々接します。

社会人になり、多様な世代の職場のスタッフ、利用者さんとの接点が増えました。

すまは核家族家庭でしたし、大学生までは基本的に同世代としか接することがありませんでした。
アルバイト先では違う世代の方とも一緒に働きましたが、基本のシフト時間は同世代との接点が多かったです。


(書きながら、当時仲良くさせてもらっていたアルバイト仲間は今どこで何しているんだろうなぁ。
最後に会ったのはいつだったんだろう。それが最後だと思っていただろうか。と別の思いが…。一旦横におこう。)

そして、すまは何せ元々、(案外この業界、人見知りだっていう方は多いようにも思いますが)人見知りです。
勤務中ものすごく疲労を感じているとかではなかったと思うのですが、休み前の勤務が終わるとスイッチが切れたロボットみたいになっていたのを思い出します。

とにかく人から離れたい、刺激を遮断したい欲がもの凄くありました。

最初の半年とかは土日殆ど引きこもっていたような…苦笑
1年以上経って、ようやく2日のうちの1日は寝る以外をしていないと何だか、「勿体無い」と思う気持ちが出てきて外に出るようにしました。
若かったので、「外に出る=休日を有意義に過ごしている」みたいな意味づけがあったのかなと思います。


第2フェーズ。「自己研鑽、将来への投資」①

社会人になって3〜4年を経った頃くらいから、徐々にただ外に出るだけではなくて、この先社会に必要とされる人材にならないとな、とか、今働いている職場で存在感を出していきたいといったことを考えるようになりました。

『利用者さんに+αのクオリティーのものを届けられるようになりたい』というポジティブな思いもありましたが、同時に『将来への生存恐怖』も強かったように思います。

別の記事でも書いたかもしれませんし、初めて書くかもしれませんが当時勤めていたデイケアのメンバーから言われたことでとても印象に残っていることがあります。

「自分たちの存在でお金をもらっているんでしょう?」

と。
衝撃でした。それもこの頃の話です。

ショックと悔しさで、当時ちょっと張り詰めていた糸が切れそうになっていたんではなかったかと思います。
(思い出せなくなっている…怖いですね。)


精神保健福祉の分野だけでなく、ビジネス書や自己啓発本等を月に数冊読むようになりました。
休みの日は本屋やBOOKOFFに通ってました。
栄えてるエリアのお店の方が本の種類も豊富なので、遠くまで本を探しに行くことも。

購入した本の著書が講演するイベントに参加しに行ったりもしました。

そこで知り合った方からご紹介をいただいたセミナーにも参加をしたり、とにかく将来の自分に対しての投資に動いていた時期です。

一人の人間として働き方、生産性をどう高めていくかをすごい考えていました。

個人に留まらず、
『職場全体の雰囲気や質、生産性を高められるようにしたい。』
『一緒に働く人それぞれのポテンシャルがより発揮されるようにサポートしたい』
そんな思いもありました。

精神保健福祉士としての成長というより、オンリーワンな存在として成長していきたいと思っていました。

単に業界の知見やスキルをアップさせてキャリアを成熟していくというよりも、様々な業界のトレンドや知見を取り込みながら医療福祉の現場の課題解決、質の向上に落とし込んでいくという成長を目指していました。

自分は平凡な人なのでそのままやっていても他の人よりも伸び代が大きくはないと自覚もありました。
そうした危機感が自己投資の時間へと休日の定義を変えさせていたと思います。


第2フェーズ。「自己研鑽、将来への投資」②

給与に関して言えば数年経って何となく昇給感が見えてきましたし、一般的な福祉職の賃金に関する将来の期待性への認識は残念ながらいいとは言えないと思います。
なので、別のところから収入をつくれるようにもならないとずっとこのままだとも思っていました。

凄いお金が欲しいわけでありません。
ないよりはあった方がいい。

ただ、すま自身がこれまでのキャリア選択の際にお金がネックとなって他の人より選択肢が少ないと感じることはありました。
これからはそういう思いが減らせたらせたら...。
と、思っていました。

自分の今とこれからのお金について、単に仕事をしてお金のやりくりをして貯蓄をできる範囲で貯めていく。
それは、親が元気で独身のうちはできるかもしれないけれど自分の持っている環境やライフステージの変化によっては困難になっていく可能性もあるんじゃないかと思っていました。

10年位前には、もうそういう思いがあったと思います。

こうして、お金の勉強も始めます。
(このことを書き始めたら本記事が長くなるのを途中で確信したので、また別の記事で表現することにして、一旦ここでは割愛します笑)


第3フェーズ。「50:50」

ここのフェーズに入ってきたのはここ4〜5年です。
(本フェーズ入り始めはアラサーって言ってのに、今やタイトルの通りアラフォー世代になりました笑)

何が50:50かというと
自己研鑽とその他のバランスです。

自分の心地いい時間も大切にするようになりました。

大好きな川や海へのアクセスがしやすく
ベランダからの景色に開放感があり
職場とも適度に離れていて、かつちょっと近くなる

を、住まいの優先順位として探しました。

第2フェーズ時代に「ミニマリスト」という存在に出会いました。
四角大輔さんの著書を読んで、その時はミニマリストという言葉は知りませんでしたが、シンプルな暮らしを意識するようになっていました。

その後、精神保健福祉士の専門性との観点からミニマリストしぶさんの暮らし方にはインスパイアされるものがありました。
彼は家では自分にとっての最小限のものだけしか持たず、一般的な人が必須だと思っているものは街にある資源を自身が所有すると言った考えで一人暮らしを始めた日本を代表するミニマリストさんです。

彼は冷蔵庫を持っていませんが、彼にとってコンビニやスーパーが冷蔵庫替わり。
お風呂はジムの大浴場。
そんなふうにして、本来一人暮らしを始める時には必須と思われたものを持たずに生活コストを下げての生活を可能にしていました。

そうやって街をもっと賢く使う生活も楽しそうだなと思いました。

YouTubeの切り抜きで、『ぼくたちに、もうモノは必要ない』の著者佐々木典士さんが特集されたTVのVTRを観たのですが、その動画も衝撃でした。

以前住んでいたところは住宅地で何にアクセスするにも多少移動しなければならず、その生活に近いことをするには難しい立地でした。

今は、家で過ごす時間も好きですし、短時間で居心地のいいスポットへ出かけることができ、暮らしに必要なものも徒歩10分程度の移動で大抵すみます。

住み始めてから、ありがたいことに、近くにあったらいいなと思っていた施設ができたりとかもあって、中々気に入っています。

手の込んだものもは作れませんが、自分のために料理をしたり、疲れた時は外食をしたり。仕事の帰りにそのまま海辺へ行って寝転んでから帰ったり。

出不精なので、引きこもっている時間も多いのが実際ですが、ふと気持ちが向いた時に行動しやすい距離に欲しい資源がある。
環境のハードルが下がっている(自由な選択が広がっている)場所に身を置いていることが心地よいのです。

部屋の乱れを整えたり。
部屋の状態は心の状態なんて言ったりもしますし。

この先の10年の将来に物思いに耽ったり。
自分はどうなっているか?
両親はどうなっているか?
兄弟はどうなっているか?
友人や職場の人間関係は次の10年どうなっているだろうか?
そんなことを考える時間も好きです。

このまま独身かは分かりませんが、自分を含め家族内では健康面など不安も出てなくるライフステージに入っていきます。この数年をより大事に過ごしたいと感じるようになりました。

そうした暮らしのディテールと自己研鑽の時間と両方を味わう期間としての位置付け。それが今の休日の定義になっています。
自己研鑽の方では、専門分野に関しての勉強のウエイトがあがってきていると思います。

一時期エネルギーが枯渇していた時期がありましたが、最近自分の中でまた蓄えられつつあるのを感じています。

こうした人生を考える過程すらもありがたいことに、すまの仕事では全て糧になっていきます。
休日の過ごし方は、生活訓練でも人によっては重点課題なんです。

今日のお話は以上です。
ありがとうございました。

よい週末を。

#休日のすごし方

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