園児のケンカ!どうするどうなる見守り保育♡信頼と課題の分離
文 すぎぼ保護者のJさん
最近はJさんの独り言記事ばっかり続きましたが、、ひっさしぶりに!このアカウント重大趣旨である!鳥取県智頭町にて愛をもって活動中の森のようちえん「空のしたひろば すぎぼっくり」について!じっくりと記事にしてゆくでありますよ~!
5月27日、Jさんは月一回の保護者当番の日でした。
わりと激しめの雨が降る中、、天気が荒れると、子どもたちのこころにもざわつきが、、?
前日から雨降りという予想がされていたので、スタッフが「米ぬか粘土」遊びの準備をしてくれていました!
えんちょーのおうちでとれたお米の糠にすこ~しづつ水を加えて、お好みのかたさに調節していきます。あとは自由にコネコネしちゃってちょうだい!!
卒園児である不登校ムスメも連れてきまして、むっっちゃ楽しそうであります。
最近家の中ではお年頃っぽくすました態度もよくみられるようになってきたya-coちゃんでありますが、今日はみっつもよっつも年下の子たちときゃっきゃコネコネ、創作に打ち込んでおり、子どもっぽいかわいさ全開でお母ちゃんもうれしいかぎり。
平和やのう、、なんてJさんも一緒になってコネコネしてましたが、少し離れたところから不穏な空気が、、
ドアの向こうで何やらこぜりあっております。
気になって耳をそばだててみると、、
いくつかある米ぬかの入ったの容器のうち、ひとつは水を混ぜずにサラサラのまま置いておきたかったOhちゃん。そこに水を入れたeNくんに、
「ダメーーーーーーー!!」とすごい剣幕で詰め寄っている!!
なんだか、こういう園児同士のわかりやすいケンカ、みたいなのがJさんは久しぶりだったわけです。最近の当番のときの記憶といえば、わりと平和で。だいたい息子のHタローがお母ちゃん独り占めモードにはいって、も〜めんどくせいな~!とかワタシが困っちゃうくらいの平和かげんだったのよねー。
それが!この不安定なお天気、、梅雨の走りか、、敏感な子供たちは季節の変わり目にざわつき、そしてそれを栄養にして成長してゆくのだろうか。。
とにかく「ダメ」の一点張りのOhちゃんに大きな声で責められながらも、涙声で自分の思いを伝えようとするeNくん。それにまた反応し、ついに少しOhちゃんの手が出ます。
うぇーーーーーーーーーーーん!!!
は、はわわ〜〜〜〜汗汗
見守りレベル低くひくピューーのJさんがめっちゃソワソワしてきました 爆爆
いや、全然気にならん時もあるし、かわいいのう、やっとるやっとる、てな余裕の時もあるのですが、なんか、天候が不安定でこころがざわついてるのん子どもだけちゃうかったです 爆爆
ワタシと同じぬかバケツで粘土ウン〇を作っていたえんちょーが、真剣な顔でドアの向こうを見守っている。作っているのはウ〇コなのに。
ワタシはこの「”超”見守り」という特異能力を持つえんちょーがどう動くか、それを観察するということに決め込み、とかいってソワソワしながらえんちょーと園児二人を泳いだ目線でちらちら追い回すだけのヘタレおかんそのままでいるだけなのだけども 爆
Ohちゃんは、もう言葉にならない叫びのような声で、怒り?なのかなんなのかきっと本人もわからなくなっている感情を表現している。eNくんも、悲しくて怖くてびっくりしてちょっと痛いし、もう地べたに座ってシクシク泣いている。
えんちょーは「何がそんなにダメだったんだろうねぇ」とかボソボソいいながら鋭い視線でガラス越しの二人を見つめながらもまだ動かない。まだ粘土〇ンコ(たぶん)をこねている。
他の子どもたちはというと、異変に気付き視線を送りつつ、一緒に遊んでいた友達と「eNくんがこうしてOhちゃんが怒っているらしい」「なんで怒ったのかな、サラサラがよかったんかな」などと状況について共有したり意見を話したり、オロオロしてるワタシにおしえてくれる子もいた。無言で少し離れたところから見つめてる子もいた。まったく気づかず遊びにふけってる子もいる。いや気づいてはいるのかもしれないが。
今日は止めに入ったり、その場で声をかける子はいなかった。
みんな、基本的に自分と離れたところで起こっている問題よりも自分の興味関心にひたすら正直である。これは、アドラーで言うところの「課題の分離」ができているってことなのか。
たぶん、自分の通りたい道をふさいでケンカしてたり、自分の耳が痛くなるような近距離で大声出したりしてたら、それは瞬時に解決すべき自分の問題になりえて、何か行動を起こすのだろうけど(自分で声をかけたり、大人にに助けを求めたり)そうでなければ、そのいざこざは当人たちのものであり、その当人が自分で解決できる人間だという信頼があるから、課題の分離が自然にできているともいえるんだろーな~~~~~~。
OhちゃんとeN君がいざこざしている場所は、手洗い場の近くでもあったので、そこに用のあったスタッフぶなPが通りかかり、「どうしたの~」と声をかけ、二人の言い分を聞き、ワタシが息子とわちゃわちゃしている間になんかおさまっていた。
たぶん、これは自然な導線に見えたけど、ぶなPもいつ出ようかと様子を伺い、二人を、周りの子たちも無駄に刺激せずに関わる動きをしたのだろうと予想できる。うっひょ~~~保育の達人技~~!!
その一部始終を感じ取っていただろうえんちょーに、「京ちゃんは、どこらへんで出ていこうと思ってた?」と聞いてみた。
おう!まじか~~さすが男児三人を成人させた大ベテランやで、、!
「手の出方がもっと強い・早い子だとわかってたらもう少し早く間に入るけど、あの二人はそうじゃないの知ってるから。ちゃんと加減をわかってる子たちだから。それに、昨日もその前も、めっちゃ仲いいの見てるからね。」
うんうん。いつもそばで見守ってくれてるから、この感情の高ぶりは一時的なものだとわかる。そんで子どもを信頼してるから、自分たちで思いっきりやって、相手のことを理解する機会にもできる。
やっぱ、信頼だよね。見守り保育。
はぁ~~~~~さすがっす!えんちょー!!Jさんまだまだですわ!修行が足りぬわ!!マジ学ばせてもらってまっす!!!!
で、すぎぼっくりの素晴らしいなと思うところは、トーシロ母ちゃんらしくさっさとケンカを止めに入ったとしても、それでも、スタッフたちはそんなお母ちゃんもろとも、見守ってくれるんですよ。
そんで、はやばやケンカを止められたことで子どもたちに不満がのこることになったとしたら、子どもも母ちゃんもスタッフも一緒になって、どうするのがより良かったかを考えるんですよ。
だって答えはないものね。こどもとの関わりに。そのフラットなスタンスが、とっても居心地いいな!と感じていますよ!!
最近Jさんは9歳と4歳の我が子の兄弟げんかにすごく反応してしまって苦しかったのですが、もう少し、信頼を意識しよう、と思いました。
まあ狭い我が家では、距離が近いこともあってか兄弟ゲンカを「ワタシの問題」!というふうに判断してしまいがちだし、子どもたちもすぐ「かあちゃ~ん」ってなっちゃうので、なんとかね、いいかんじに課題の分離を落ち着いて、自分にも子どもたちにも信頼の意識を持ってゆきたいな、と、そう締めくくりたいと思います。(くくれた?)
あとは、ダイジェスト的に!楽しい一日のご紹介で~す!!!!
おしまい。
最後までご覧いただきありがとうございました!
鳥取県智頭町で楽しくわちゃわちゃやっとります森のようちえん「空のしたひろば すぎぼっくり」ですよ~~!お見知りおきを!
園児が減ってきて、任意団体になって、吹けば飛ぶよな活動でございます!ワタシは、すぎぼっくりを愛するいち保護者として、色々な方々に知ってもらいたいとnoteで記事を書き始めました。
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