読書日記〜「ミュージック・ステディ 1983年3月号」
久々にムーンライダーズのオール・タイム・ベスト『NEW DIRECTIONS OF MOON RIDERS vol.1』を聴いていたら、色々なことを思い出してしまったわけです。
ついでに久しぶりにメチャクチャ影響を受けた雑誌を読み返してみたいな、とも。
自分の中で最も影響を受けて、感動した雑誌は間違いなくこれでして、未だに読む時はちょっとだけ緊張してしまいます。真面目な話。
じゃ、行ってみよー。
・「ミュージック・ステディ 1983年3月号」(ステディ出版)
この時点でのステディはまだ隔月刊だったわけですねー。確か3号(この号は5号)まてまは季刊誌だったように思いますが。
リアルタイムで買い始めたのは4号で佐野元春さんが徹底研究されていた号なのでした。
この号は発売が1983年ですから、今から41年前になるわけですよ。つまり私はまだ高校生だったという。
徹底研究がムーンライダーズと大貫妙子さん(3号の追加分)ということでかなりテンションが上がってしまった記憶があります。
おまけに連載である「日本音楽前史」にはハルヲフォンでしたから、買ってしばらくは夢中になって読んでましたね。
アルバム『青空百景』があまりに素晴らしかったのと、メンバー全員を取り上げた雑誌「音楽専科」や「バラエティ」があまりにも面白かったのと、ステディ信者(というと大げさだったように思われそうですが、ホントにそうだった私)だったので期待が膨らんだわけですよ。
結果として、暖房がない自室でしつこく読むほど熱中しましたね。
この時点ではまだムーンライダーズのアルバムを全部は持っていなくて、CDプレイヤーがないのに『マニア・マニエラ』のCDは石丸電気で買う程度にはムーンライダーズにはドはまりしてました。
記憶を引っ張り出してみると、『MOON RIDERS』と『Science Fiction』は確実に持ってなくて、『綿の国星』もなし、『センチメンタル通り』もだね。
ただし『アーリーあがた森魚&はちみつぱい』はあった、確実に。
ステディを読むようになって、レコード屋さんにバックオーダーするようになったわけだから。
ちなみに近田さん関係はベストの『Time,Place&Ocassion』と『天然の美』に『電撃的東京』に『ミッドナイト・ピアニスト』は持ってた、はっきり覚えてますね。
この特集でバックオーダーしたんだった。『Cone On,Let’S Go」』と『ハルヲフォンメモリアル』は入荷したけど、『ハルヲフォン・レコード』と『星くず兄弟の伝説』は無理だったという。
行きつけのレコード屋さんのお姉さんと仲良くなって、帰宅部だったから毎日入り浸っていたのでした。恋愛感情は全くなくて、レコード買うのがひたすら好きだったなー。進歩してねー。
正直、ラジオと雑誌にレコードのことばかり考えていた時期でしたね。まさに進歩してないという。
編集部の1982年ののベスト・アルバムもインパクトありましたね。
編集長の市川清師さんがフィルムスのデモ・テープを選んでいたのが衝撃だったし、吉原新一郎(後の聖洋)さんがカッコいいなと思った私でした。
この号の特集「ポップス宣言」も衝撃でしたね。
ステディの特集について触れた記事のリンクを貼ってみますか。
じゃ、行ってみよー。
なかなか頑張ってますな。
40年以上経ってから、ここまでステディに固執している人は少ないはずですね。
時間がある方には「ミュージック・ステディ」とムーンライダーズ研究のマガジンを是非読んでいただきたいと思いますね。我ながら頭が行っちゃってますが。
読み返してそんな感想を持ってしまいました。
ではまたー。