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読書日記〜木村ユタカ「JAPANESE CITY POP SCRAPBOOK」

 これは実家に戻った時期に買ったんだっけな?既にあやふやになってます。
はっきりと覚えているのは、ブレッド&バターのアルファレコード時代のアルバムのライナーノートに掲載されているブレッド&バターのお二人、岩澤幸矢さんと岩澤二弓さんに当時のディレクター有賀”TONY"恒夫さんの鼎談が再録されているからでしたね。
CDを揃えて持っていても、こうしてまとめた形で再録されていると探すのに苦労しなくなりますから。
じゃ、行ってみよー。

・木村ユタカ「JAPANESE CITY POP SCRAPBOOK」(シンコーミュージック)

 本のタイトル通りに木村ユタカさんが”CITY POP"関連のアーティストのインタビューを中心にライナーノートや雑誌掲載されたものを纏めた形ですね。
ブレッド&バターや村松邦男さん、杉真理さん、南佳孝さん、村田和人さん、有賀啓雄さん、鈴木茂さん、林哲司さん、佐藤博さん、井上鑑さん、
桐ヶ谷仁さん、竹内まりやさん、佐藤奈々子さん、岡崎友紀さん、牧村憲一さんにキングトーンズ内田正人さんのインタビュー(ホントにすごい顔ぶれ)が載ってます。
あと、安部恭弘さんとGREAT3の片寄明人さんの対談もですね。

 あと、プレ・シティ・ポップとして筒美京平さんや村井邦彦さん、朝妻一郎さんのインタビューや功績について触れていたり、はっぴいえんどやシュガー・ベイブについてかなり掘り下げて書いているのが特徴ですね。

 個人的な感想としては情報や文字をギチギチに詰め込むというよりもスタイリッシュで読みやすく心がけているのが木村さんらしいと思いました。
こういった本で詰め込み過ぎないようにするのはかなり勇気が必要なんですよねー、実は。
かなり読みやすい内容です。

 紙ジャケットなどのライナーノートにはこうした形で、一枚ずつ読んでもらえて面白いけど、通して読むと更に興味深い内容になるものが多いですから、フィジカルではなく電子書籍という形でもいいので纒めて欲しいですね。真面目な話。

 実は久々に読んだのですが、記憶の中以上に内容充実な本でした。

 ではまたー。

 

 

 

 

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