獲物の分け前~あがた森魚・今村守之「愛は愛とて何になる」編。
あがた森魚さんが今年デビュー50周年目だということで活発に活動されていることは各種SNSでもわかってますし、あがたさんの活動を(私としては)熱心に追いかけていた時期もありますから、色々と思うこともあるわけです。
以前、noteにあがたさんについて書いた記事があるので、リンク貼っておきます。
あがたさんの音楽を一番熱心に追いかけていたのはコロムビア時代~雷蔵時代(1987~1991年位)だと思うのですが、大学に通っていた時期だったり、色々な知り合い(こちらとしては友達と思っているのですが)と出会った時期でもあります。
出会った中には私が師と仰ぐSさんやあがたさんのライヴを一緒に観に行っていたSさん(そういえば私もイニシャルではSさんなのでした)という2人の重要な出会いもあったんですよね。。
ライヴで会うのがほとんどで、それ以外は数えるほどだと思うのですが、色々な雑談によって、知識というか感覚が変わっていったと自分では思うのです。
・あがた森魚・今村守之「愛は愛とて何になる」(小学館)
あがたさんのライヴで配布されるフリーペーパー~フリーマガジンに「永遠の遠国ニュース」もしくは「遠国トピックス」というのがありまして、ライヴごとに配布されたものを帰りの電車で読んで興奮していました。
汐留PITでのはちみつぱいの解散コンサートにあがたさんが出演することや頭脳警察が出演予定だったことを知ったのも「遠国ニュース」でした(頭脳警察はPANTAさんの意向や諸々の事情が重なって、結局は出演しなかったのですが)。
時々、あがたさんの手書きらしき「遠国ニュース」があって、こうした形で配布してもいいんだとビックリした記憶があります。
後に自分でフリーペーパーを出す時、必ずしも丁寧な字じゃなくてもいいんだなと思いましたが、さすがに感情の赴くままに字を書いたことはないんですよねー。
あがたさんのエピソードは断片的に「遠国ニュース」や「遠国トピックス」に載っていたので、知っていたこともありますが、こうして纏まるとより整理して考えられますね。
ちなみに私が買ったばかりの本やCDについて報告する記事について、「獲物の分け前」としたのは勿論あの映画からというのと、あがたさんの本のタイトルからいただいたものなのでした。いかにもですね。
私が作っている「GO→ST通信」にアーティストとして興味を持ってくださったのは、あがたさんとCOUCH、benzoの平泉光司さんのお二方なんですよ。
偶然にも共通点はお二方とも北海道出身ですね。
セットリストが書いてあるので折り込みにはできないとか、あがたさんとは色々話した記憶があります。
さすがに「遠国ニュース」や「遠国トピックス」の影響が大きいとは言えませんでしたが。
あ、その時の「GO→ST通信」はあがたさんのコロムビア時代のサポート・メンバーについて書いたものでした。
GO→ST通信電子版にあがたさんのコロムビア時代については加筆訂正したものをアップした記憶がありますが、もしかしたらそのプロバイダーが掲示板やブログなど全て閉鎖したようにも思うので、いつか復元したいと考えております。
あがたさんのこの本、日本のロック、ポップス史の中で重要な本だと思いますので、迷っている方は是非。
ではまたー。