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読書日記〜「ROCKS OFF Vol.04」 

 「ROCKS OFF」レポートですが、Vol.06(矢野顕子さん表紙の号)は別の袋に入れていたので、今回は今日のVol.04を紹介して一区切りとします。
しかし、久しぶりに読み返したけど、メチャクチャ面白いですねー。
紙質もいいからなのか、ちょっと重いので、引っ張り出すのは大変ですけど、その価値ありでした。
じゃ、行ってみよー。

・「ROCKS OFF Vol.04」(シンコーミュージック)

 表紙は忌野清志郎さん。
まず、忌野さんをライヴで観たのは私が大学生の頃だから、40年近く前になるんですなー。
泉谷しげるさんのライヴにゲスト出演したのはライヴハウスだったから至近距離でしたよ。
その存在感や声量というか、PAに乗りやすい声だとわかりました。感動したな。
RCは野音で観たけど、かなり後の席で、でも圧倒的な存在感でした。
G2さんも新井田さんもいなかったけど、春日さんやリンコさん観れて嬉しかったな。
一応、巻頭特集という形なんですが、忌野さんの休養からの復活という時期ですから、復活祭のレポートのみの内容でした。

 次の特集は「ニューロックの逆襲」というお題です。
折田育造さんと亀渕昭信さんの対談というのはなかなかすごい顔ぶれですね。
折田さんは内田裕也さんシンパという印象があるのは「ニューミュージックマガジン」での座談会があったからですね。
やはりシンコーミュージック所有の写真は貴重なものが多いと実感させる特集でした。

 エレファントカシマシの特集が続きますが、この手の雑誌で特集されるのは結構レアですよね。
宮本浩次さんのインタビュー以外にはアルバム・ガイドとエレファントカシマシ人名及び用語辞典となかなかの内容です。素晴らしい。

 特別対談として、鈴木慶一さんと曽我部恵一さんが登場。
慶一さんのソロアルバム『ヘイト船長とラヴ航海士』を曽我部さんがプロデュースしたからゆえの対談ですね。
慶一さんのソロアルバムは『SUZUKI白書』以来でしたから、かなり時間が経ってから実現したんですよね。
ちなみに曽我部さんはムーンライダーズの『月面讃歌』収録曲「恋人が眠ったあとに唄う歌」の編曲を担当しています。

 くるりの特集ですが、まずはメンバーの岸田繁さんと佐藤征史さんのインタビュー。
ディスコグラフィと音楽ライダーズの長谷川博一さん、志田歩さんに今井智子さんによるくるり論が読みごたえある内容です。

 木村ユタカさんの名物連載「オレの100枚」はパール兄弟のサエキけんぞうさん。
村松邦男さんのイベント用にサエキさんにはビデオ出演していただいたのでした(ちなみに村松さんイベントとパール兄弟のライヴと同じ日だったので、ビデオ出演となったわけです)。
その時、サエキさんの事務所に伺いましたが、その事務所での撮影みたいです。
懐かしい。

 そして、ダウンタウンブキウギバンド特集です。
実は私、ダウンタウンブキウギバンドのファンなんですよねー。
宇崎竜童さんのインタビューはとにかく興味深い内容です。
全アルバム紹介や「ヤング・ギター」1975年1月号の記事の再録も素晴らしいですね。
彼らの音楽はもっともっと評価されるべきだと思います。本当に。
ブギーだけではなく、バラッドにも素晴らしい曲多いんですよ。

 キリンジ、フリクション、浜崎貴司さん、佐井好子さんなどの最新インタビューも最高です。
その顔ぶれには圧倒されますね。

 「ROCKS OFF」のバックナンバーを読み返すと、かなりテンション上がりますねー。
定価1000円超えの雑誌というかムックというか、こういうものが存在したことが重要だと思うのです。
メディアの中心がネットに移行したといっても、過去の資料や諸々が役立つ時は必ずあるはずですよね。

 「ROCKS OFF」のバックナンバー紹介をすることで、その価値や実績について考えてくれる人がもしいたなら、非常に嬉しいことです。
とりあえず「ROCKS OFF」紹介はこれで一区切りにします。

 ではまたー。


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