今日の読書〜「レコードコレクターズ増刊大滝詠一 Talks About Niagara complete Edition」
上京の前から、まー正確には何十年前か大瀧詠一さん関連雑誌や書籍を集めていました。というか集めています。
高額商品には手を出せなかったのですが、偶然にも安く手に入ることがあったり、抱き合わせで手に入ったりもしました。
今回は抱き合わせというパターンなのでした。間違いなく3桁で入手できたわけですからかなりラッキーですよね。
じゃ、行ってみよー。
・「レコードコレクターズ増刊 大滝詠一 Talks About Niagara」(ミュージック・マガジン)
オリジナルの「大滝詠一 Talks About Niagara」が出たのは『A LONG VACATION』の30周年が出た2011年だったかな?
リアルタイムで購入してます。
完全版のこれは、掲載雑誌をほぼ持っていたり、元本があるから、無理して買う必要を感じなかったんですよね。
今回はたまたま抱き合わせという購入することができたわけですな。
読み返してみると、やはり湯浅学さんと萩原健太さんと大瀧さんのやり取りが素晴らしいです。
ナイアガラの再発が始まってからの4月号はほぼ関連特集が掲載されていたわけですから、年度始めを号はナイアガラ関連特集からスタートする意味を感じてしまうわけです。
その中でも2006年4月号の『ナイアガラトライアングルVOL.1』特集号での大瀧さんと山下達郎さん、大瀧さんと伊藤銀次さんの対談が面白いです。
更に興味深いものにしているのが湯浅さんによる大瀧さんインタビューですよね。
この本の記事を読み返すと、インタビュアーとしての湯浅さんと萩原さんの持ち味の違いが明らかになるのがとにかく面白くて興味深いです。
ナイアガラレーベルの作品を研究するということは、関係する方々の持ち味や特徴を学ぶことでもあると実感してしまいますね。
大瀧詠一さんが(ちょっと大げさですが)神格化されてしまったのは、関係する方々がそれぞれの持ち味を発揮したり、それぞれの立場で存在感に明らかにしたからだと思うわけですよ。
はっぴいえんどやキャラメルママ〜ティンパンアレー〜YMOの流れもそういう部分がありますね。
ムーンライダーズはまたちょっと違うけど、近い部分は残っているかもしれませんな。
そんなことを考えながら読むと更に興味深いです。
ナイアガラレーベルが商業的に厳しかった時期に何を考えながら、作品作りをしていたかを考えるのは大事だとこのご時世だから思う私です。
ではまたー。