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完璧主義という不完全さに気が付く
復職後に書いています。
何もかもが元通り、とはいかないまでも、今の日常で上書きしつつある。
考え方の偏り、完璧主義
"完璧に仕上げなければ" と考えることがあります。
全てのことに対してではないのですが、この完璧主義な考え方が自分を苦しめていました。
プレゼン資料を作る際、文字の大きさ、色の配色、図の位置、見やすさ、説明のし易さ。考え出すとキリがない。
プロジェクトマネージメントでは、これを "気に入らない" と考えそうな方と事前に議論して納得頂く。人によって話し方を変えて円滑に議論が進むように下準備をする。
悪いことばかりではない、と今でも思う。
とはいえ、自分を苦しめる程、考えに考えて完璧にこなそうと考える。
完璧主義は考え方の偏りのひとつ、ということを休職中に通っていたリワークで学ぶことができました。
1年以上のブランクを埋めようとする
学んで、すぐに改善できる。そんな うまくはいきません。練習、慣れが必要です。
復職して9ヶ月ほど経過した今。
休職していた 1年以上のブランクを完璧に埋めようと焦り出してました。
私が従事するIT分野の進化は早い。休職前には最新動向、最新技術の説明をしていたのですが、それは既に最新ではなくなっていて。
会社の制度、システムも変わっていたりするものだから、それも理解しなきゃ、となってきて。
気がついたら、休職中のブランクを完璧に埋めようとしてました。その上で、みんなの先に進まなくては、となっていました。
そもそも完璧って非現実的なのです
全部を完璧にこなさなきゃ・・・いけないのか? と、ふと気が付いた。
こうありたい、という軸を持つのは良い。
だけど、完璧に、そのうえ短期間に実現するのは、そもそも現実的ではない、と気が付いた。
そもそも、"完璧"って考え方が非現実的なはず。
物理法則だって、数学の方程式だって。必ず、そうなる法則を適用するには条件や例外がつく。
「ただし斜面は滑らかであるものとする」「 x はゼロではないものとする」
人がやることなら、尚更、完璧にやろうとすること自体が無理筋なのです。
頭では分かっていても、焦りが判断を鈍らせる。
気が付いた時に、一旦、待とう。
立ち止まりながら、振り返りながら、ゆっくり進めば良いよね。
自分の過去記事を読むことがたまにあります。そして「良いこと書いてるなぁ」と振り返る。
今の自分にも "絶対じゃなくて良いんじゃない?" と言ってあげようと思う。