影響を受けた本を紹介していくよ
どんな本を読んでいるんですか?と質問を頂くことが増えたので備忘も含めてここに随時リスト化していきます。簡単な思い出もあり。
その前に紙派の人におすすめを。
移動が多いのでiPadで読書が多かったのですが、目が疲れるので専用端末にしたら限りなく紙の雰囲気があって読書が楽しくなりました。
五感で読書すると記憶への定着もいいらしいです。
紙が好きだけどやむなく電子派の人にすごくオススメです。
漫画読まない人は16GBでも十分かもしれませんね。
ではオススメいきます。
小説/童話など
つぐみ
主人公、まりあと病弱だが破天荒な幼馴染の一夏の物語。
ちょっと強い女の子に惹かれるようになってしまった本。男兄弟しかいなかった自分には女性視点で展開する吉本ばななさんのストーリーは新鮮でした。影響されて大学の時にまんまのキャラの短編を撮りました。
哀しい予感
プリンをボウル一杯に作る話が出てきた記憶。ジェイソンが好きな理由が、同じ人が毎回出てきて寂しくないから、というのが印象的。
読み返したらキッチンだと思っていたのがこっちでした。
キッチン
ツバメ号とアマゾン号
湖畔で展開される子供たちの一夏の冒険シリーズ。大人になったら船乗りになりたいと思っていました。出てくるペミカンとか食べ物、食べてみたいですね。過去に一人だけ、作品のファンだって言う人に出会って結婚しようと思いました。(してない)
黒ねこサンゴロウシリーズ
同じく船乗りと、黒猫が好きになるきっかけになった本。父親のワープロで小説を書こうと試みた記憶あり。
クレヨン王国の十二か月
クレヨン王国のシリーズはだいぶ内容忘れてしまったけど、一番初めに読んだこの話はすごく覚えています。月毎に服を着替えるのと、鼻の頭にグリーンピースを乗せていくところが特に。
青葉学園物語 さよならは半分だけ/まっちくれ、涙
原爆の戦災孤児達が逞しく、時におかしく、時に哀しく生きていくストーリーのシリーズ。
さようなら、ギャングたち
名前と人が殺し合うところから始まる、すごく不思議な世界で起きる出来事が不思議な言い回しで語られるストーリー。
暗いところで待ち合わせ
表紙はホラーだし乙一さん自体がホラーなんですが、いわゆる「白乙一」と呼ばれたハートウォーミングな方の話。目の見えない少女の元へ、人殺しが忍び込む。映画化もされています。
電気じかけのクジラは歌う
人工知能が個人にあわせて作曲をするアプリ「Jing」が普及し、作曲家が絶滅した世界で起こるミステリー。映像作家としての今後を問われる作品でした。
数の悪魔
数学嫌いの主人公が悪魔に数学の魅力を聞く話。ライラックという色はここで覚えました。フィボナッチ数列とか、数って面白いんだって思えた本。(数学が得意になるわけではなかった)
エルマーの冒険 シリーズ
りゅうと出会う少年の話。家から持ってきた色々な道具を駆使するのが楽しい。そしてゼリーとピーナッツバター入りのサンドってどんな味だろうって思ってしまいます。ワゴンさんのかたゆで卵、シソキャベツ、なんだかおいしそうに見えてくる。
アルジャーノンに花束を
IQが低い主人公が手術で頭脳明晰になると・・・文体が本当にすごいし、英語版をうまく日本語に翻訳したのもすごい。最後の章が本当に(ネタバレしないようにここでストップ)
大学の友人は日米の翻訳の違いで卒論書いていました。
24人のビリー・ミリガン
楽しい話じゃない気がするんですが、僕は頭の中にいろんな人間がいるってちょっと楽しそうだなって思ってしまいました。続編も面白いです。事実か、フィクションか。未だ議論は尽きません。
アレクサンダとぜんまいねずみ
「お前は誰に、それとも何になりたいの?」絵がとってもきれいで楽しめるし、ストーリーもシンプルですが表現が素敵で忘れられないんですよね。
あらしのよるに
嵐の夜に、一匹のオオカミと一匹のヤギが出会ってしまう。だが二人は相手を自分の仲間だと思い込み。。続編に賛成とも反対とも言える本。
光のとこにいてね
開始からいきなり引き込まれる二人の少女の偶然の出逢い。そこから広がる途方もない話。言葉選びがとても素敵。
ハーモニー
テクノロジーが進化し、一切の病気がなくなったユートピアの行く先を描く壮大なSF物語。だけではない。人間とは何か、幸福とは、進化とは。そんなことをバシバシ叩きつけられる話です。急逝してしまったことが本当に惜しまれる作家さん。
ここはすべての夜明けまえ
約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けた「わたし」が語る家族史。設定も独特ながら、文体や視点のセンスが素晴らしすぎる。言葉の素晴らしさを噛みしめる本。
夏への扉
SF界の巨匠、ロバート・A・ハインラインの作品。冷凍睡眠で30年後の世界へ飛び立とうとする主人公が、いきなりそれを辞めて、恨みのあるカップルのところへ押しかけようとする、という破茶滅茶なストーリーだが、そこからの展開が面白い。近年日本で映画化されました。
マンガ
はだしのゲン
図書室に必ず置いてあってトラウマになった漫画。原爆の、そしてその後の、戦争中の人間の恐ろしさをこれでもかと思い知らされる漫画。図書室から撤去しろという声があるみたいだが、全国民必読だと思う。
あれよ星屑
敗戦直後、復員、再会した二人の男達を中心にしたストーリー。戦後のやるせなさが印象的です。
ペリリュー ─ 楽園のゲルニカ ─
孤立したペリリュー島での生活を描いた漫画。のほほんとした絵面とは裏腹に追い詰められた人間が描かれている。
めぞん一刻
管理人さんと五代さんのまどろっこしい関係がはまるはまる。年上女性に憧れを持つようになったきっかけの本です。
リアル
教育実習の先生が教材に使っていてハマったやつ。
グミ・チョコレート・パイン
小説版もあるんですが、自分は色々ツッコミが入ってくる漫画版が好きです。でも小説版の広がりも好き。
なくてもよくて絶え間なくひかる
どんぐりの家
ハチミツとクローバー
頭文字Dのハチロクとハチクロを勘違いしていて読んでなかったという痛恨のマンガ。読んだらそのまどろっこしさ具合とキャラにはまりました。
風の谷のナウシカ
なんと映画がこの2巻分くらいしかないんです。しかも結構衝撃の事実が。。ただ、間違ってもこれを読んだ後に映画勢にドヤ顔で「映画は2巻分くらいだから漫画読んだ方がいいよ」とは言わないこと。友達なくします。
おやすみプンプン
リアルな現実世界で鳥の落書きみたいな主人公がすごく浮いているんですが、読み進めると、ああ、こりゃ落書きにもしたくなるよね、っていう話です。ただのボーイミーツガールだと思っていると人間の暗部を垣間見てしまいます。
君は放課後インソムニア
不眠症のガン太と同じく不眠症のイサキの物語。二人の行方と1コマずつが持つ空気感が何とも言えず、ゆっくりページをめくりたくなってしまう。
兎が二匹
いきなり女性を絞め殺すところから始まる衝撃作。最初のエピソードで既に完成しているが、その後の話も好き。2巻しかないので手が出しやすい。