ふりかえりアプリの開発メンバーが、ふりかえりで感じる効果
(2024.6 更新|ふりかえりの習慣化やStockrの活用をご紹介する専門メディアをオープンしました!Stockrのマニュアルもご用意しています。)
Stockr開発メンバーであっても、「ふりかえりの習慣化」はむずかしいなと日々感じています。
いつもこのnoteでは、やれふりかえりの利点だとか、やれ意義だとか言っているわたくし・Stockrチームの大木も1人で毎日ふりかえりができるかというと…ちょっと自信がありません。
ただ続ける工夫をしています。そのひとつが、毎日終礼で全員でふりかえりをすること。それで少なくとも仕事の日は、毎日ふりかえりしています。
そんな、ある種仕組みに動かされてふりかえりしている私たちStockr開発メンバーですが、ふりかえりをして(Stockrを使って)効果を感じたことがあるかをチーム内で聞いてみたところ、予想以上にはっきりとした効果が聞けたので紹介させてください。
1つめ|自己理解が深まっている実感
ふりかえりをして、それを言葉にすると客観的に受けとることができます。
たとえば、昨日の会議での発言がうまく伝わらなかったとモヤモヤを感じたら、そのときの行動や発言を思い出せるだけ、ただ書き出します。すると他の人の視点からの自分が見えることがあります。そこから改善点やより良いコミュニケーション方法に気づくことができます。
それを積み重ねることで、気づいていなかった自分の一面が見えたり、自分にとって重要なことや望んでいること、苦手なことや避けたいことなど、多くの自分の側面を発見していけます。
2つめ|自己成長できている実感
以前のふりかえりから、過去から現在の変化を感じることができます。
たとえば、印象的なできごとについて「会議での提案が受け入れられずに不安に感じた、自分が否定されているように感じて悲しくなってしまった」など感情まで具体的に書きます。
感情を言葉にすることで、不安の原因や苦手なことを乗り越える方法をあとから考えることがあります。それから数ヶ月後にこれを見返してふと「今の自分は会議で思い通りにならなくても、自分が否定されたように捉えずに、もっと良くしてみようと考えられている」と思えたとき、自分の成長を実感します。
3つめ|生産性や効率があがっている実感
日々の出来事をふりかえることで、次に活かせる気づきや学びを言語化しやすくなります。
たとえば、仕事でうまくいったことや、逆にうまくいかなかったことなどを事実ベースで書きます(反省ベースにしないことがポイント)。今までとやり方を変更したことなども、変更した理由や経緯を含めて書いておきます。
うまくいった・いかないを捉える視点のパターンや行動の変化に気づくことで、他のことにも応用できることを見つけられたり、より積極的に改善に取り組む意識が生まれます。
わたし自身が過去ふりかえりをしていなかったときに、普通に仕事をしていてこれだけ「自己理解」や「成長」を実感したことがあっただろうか?と考えると、”なかった”と即答できます。ものすごく効果的なふりかえりをするわけでもなくただひたすら感情や思考や出来事を言語化する・それを継続することの効果の大きさを感じます。
Stockr開発メンバーがふりかえりで意識していること
上でも、Stockrに書くときのコツを少し紹介していますが、私たちが意識していることをここにまとめておきます。ぜひ参考にしてみてください。
できごとは、シーンや言動など具体的に書く
できごとと感情をセットで書く
仕事の成果や課題点は、そこまでのプロセスも書く
反省的な文章より、事実を書く
誇張や脚色せずにありのままの自分を書く
Stockrは、そのときの思考を言語化することはもちろん、あとで見返して客観的に自分を捉える体験を重視しています。
そしてStockrは自分のストックを誰かに見られることはありません。
ぜひ自分のために、ひたすら自分と向き合うために使ってみてください。
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Stockr開発メンバーが取り組んでいる、毎日ふりかえりをする仕組みづくりはこんなふうにやっています。
習慣づくりにおすすめのやり方など
今年も残りわずかですね…
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