ブロッコリーは優秀です
皆さんはブロッコリーはお好きですか?ブロッコリーはキャベツの仲間です。どちらも地中海周辺でケールという野菜が品種改良されたものなのだそうです。今回は、そんなブロッコリーのお話です。
さて、ブロッコリーですが、日本では2026年に農林水産省の指定野菜(消費量が多い野菜や多くなることが見込まれる重要な野菜)に追加されることになりました。
ブロッコリーはダイエット時にごはんの置き換えになっているお弁当等を見かけることがあります。
Journal of Medicinal Food誌オンライン版2024年2月14日号では、米国・サウスフロリダ大学のNicholas W. Carris氏らの研究で、数ある食べ物の中でも、ブロッコリーのカテゴリーの野菜の摂取が最も一貫して全身の慢性的な炎症と死亡率の低下と関連していたとの報告が掲載されました。
全身の慢性的な炎症は、循環器系やがんなどの様々な疾患のリスクを上げます。そんな疾患のリスクを下げるよう、指定野菜に追加されたのでしょう。
ちなみに、ブロッコリーに含まれているスルフォラファンは、イオウ化合物の1種で強力な抗がん作用があります。さらにその新芽であるブロッコリースプラウトには、ブロッコリーの20倍ものスルフォラファンが含まれているそうです。ブロッコリースプラウトは季節による金額の変動もなくたいていのスーパーでは100円ほどで売られています。
ブロッコリーもその仲間たちも、積極的に摂取していきたいですね。