【推しの子6話】あかねとうつ病のわたし【体験談】
はー、今回も良かった!
うつ病の療養中なので、気力があるうちに書ける時だけ書いてるので、①~③と⑤話の感想は抜けててすみません!
でもこれだけは言わせて、大好きです!
※直接的な表現はしていないつもりですが、ネタバレにご注意ください。
アニメの感想というよりは、自分の体験談です。
だから僕の感覚値ではネタバレではないし、1ミリもネタバレをされたくない人はそもそもこういった記事は検索しないはずなのですが。
それでも一応はキャプション入れました!
冒頭にも書きましたが、僕はうつ病です。
小学生から既に不眠症だったぐらい世間と折り合いをつけるのが下手で、祖母には「面白くない子」「可愛げがない子」と言われ続け、両親は第三者に「手のかからない良いお子さんね」とよく言われたような育ちです。
僕は有名人ではないから、ネットであのような現象にぶちあったったことは今のところありません。
たとえば裏サイトで何か言われていたとしても、それはまた別のお話だし僕の耳に届かないのだから気にしたことはない。
けれど、現実の世界で僕は周囲との違和感に常にストレスを感じていました。
教室や職場で放たれる気楽な暴言にも幾度も傷ついてきました。
学校のイジメはネットの書き込みぐらいの気軽さで行われていることを分かっていても、それでも当事者としては傷つきました。
(風が吹くように他人にターゲットがうつったときに、自分なりに努力してもその子を助けてあげられなかった悔しさも経験しました)
雨の中のあの言葉は、僕も何度ココロの中で叫んだことでしょう。
精神科に通っていたため、一時期はOD(オーバードーズ:薬を多量に飲むこと)に逃げることでどうにか死なずにあの気持ちを叶えていた時期もありました。
精神疾患やLGBTQへの不理解というよりも以前に『自分とは違う価値観の人が存在する』こと自体を知らないような言動たちに傷ついてきたのです。
それをそうと分かるようになっても、傷ついてしまう自分を止められませんでした。
そのうちそれがたった1回たった一言でも自分を蝕んでいくようになりました。
だって僕は、それを言われるのはもう数え切れない。
あなたにとっては一言目でも。
慣れるからって傷つかないわけじゃない。
声を大にして叫びたいぐらいなので、もう1度言いますね。
慣れるからって傷つかないわけじゃない。
「向き合わなきゃ、受け止めなきゃ、もっと上手に紛れなきゃ、もっと上手にお仕事をしなきゃ、もっと職場の役に立たなきゃ、もっと…もっと……!」
酷い時期は、僕もこんな感じでした。
ね、ちょっと似てるでしょ?笑
精神科の患者には、ドルヲタは多いと聞きます。
自分もそうですが。笑
今話のような経験は、その苦しさは、彼らとモノは違っても体感する苦しみは似ています。
だから、彼らは僕らの生きがいや支えとなりやすいのだと僕は感じています。
また、そうはならずに受け流せる彼らの強さに憧れを抱くのだと思います。
もちろん、こうして冷静に書けているのだから僕自身はいまはその波からは抜け出せています。
ですが今もあのような波から逃れたいと苦しんでいる人はこの世にたくさんいる。
僕はそういう人の助けになれたらと思ってSNSをしています。
うつ病は、怠けているのではない。
クソ真面目だから、バカみたいに一生懸命だから、なるんです。
そしてうつ病は脳の障害。
ココロでどうにかなるものではない。
なったらなったで、やっぱり周囲の不理解や気軽な罵倒や斜め上なアドバイスたちに傷つけられて、それもまた受け流せずに悪化したりもしていきます。
だから僕はついに思ったのです。
「そうだ……!奴らと同じとまではならなくていい。けど、奴らに見習ってもっと自分勝手になろう!」
そう思ってから、僕は随分とラクになったように感じます。
息が出来るのです。
ご飯の味がするのです。
好きなものを見て笑えるのです。
まるで僕が僕のもとにかえってきたような感覚です。
そして思うのです。
きっと僕自身も、彼らのように何気なく放った一言で他人を傷つけてしまっていることもあるのだろうと。
その恐ろしさを知りながら発言し生きている人は、きっととても強いのだろうと。
僕はきっと、もっと強くなれるのだと。
そう思うのです。
自分語りがすぎましたが、今話もとても面白かったです。
ラインストーン、付けてなかったらあんなに認知されることも起きなかったね。
外の世界から見ていて本当に思う、胸がギュッとする世界だよ。
来週もまたとても楽しみです。
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