【お料理】 若竹煮 (調理時間:15分)
・春の恵みを出汁で美味しく頂くお料理。
・わかめは後から入れることで色を綺麗に。
春の旬の食材と聞いて真っ先に思い浮かぶもののひとつが「筍」。
その文字にも「旬」という漢字が使われていて、まさに春の旬の王様という感じがします。
若竹煮は、筍を出汁で炊いて、わかめを合わせた春の定番料理です。
実はわかめも春が旬なんです。漢字で書くと「若芽」。そのままですよね。
☆材料はこちら
・筍(ゆでたもの)
・生わかめ(塩わかめの場合は十分に塩抜きをしてください)
・出汁
・酒
・みりん
・白醤油(薄口醤油でも)
・塩
家庭での出汁の取り方はこちらをご参照ください。
まずは出汁と筍を鍋に入れ、火にかけます。
ふつふつとしてきたら、酒・みりん・白醤油を少しずつ入れてアルコールを飛ばします。
ここで一回味見をします。
この時にもう少し旨味と甘みが欲しいと思ったらみりんを、しょっぱさが欲しいと思ったらお醤油を足してください。
(味の下地を作っていく段階なので、濃くならないようにしましょう。この煮物は甘くない煮物なので、そこまでみりんを足す必要はないように思います。)
味の下地が整ったら、塩で仕上げていきます。
塩は少しでも味に大きな変化があるので、ひとつまみ、ふたつまみというように少しずつ調整してください。
ここから煮込んでいくので、少し薄いかなというぐらいで調整します。しっかりと味見をしてくださいね。
味が整ったら、落とし蓋(アルミホイルでも可)をして、弱火で煮込んで筍に味を移していきます。
煮込んでいる間にわかめの処理をします。
わかめは盛り付けるときに別に入れるので、しっかりとぬめりを落とし、さらに独特の風味を和らげておきます。
わかめに軽く塩を振り、酒を馴染ませて、軽く揉んでおきます。
だいたい5分もすれば、全体に酒と塩が馴染むので、ざるに入れて熱湯をかけてしっかり湯を切っておきましょう。
そうしているうちに、筍の煮物が出来ました。
硬い部分が少し透き通っていたら、しっかり炊けている証拠です。
ここで少しだけ冷まして、味を落ち着けていきます。
落ち着いたら、お皿に盛って、先ほどのわかめを添えれば出来上がりです。
しっかりと出汁が利いた若竹煮。
これも味付けの基本を身につけていれば、美味しく仕上がります。
季節にせめて一度は作って食べたい、そんな一皿です。
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