映画の話173 人間の証明
名作だと思います。戦後の日本と、母と息子と、あまりにも悲しい宿命が描かれています。『砂の器』もそうですが、親子の絆と、どうしようもない悲劇とを目の当たりにする時、いったい誰が、何がいけなかったのだろうと思います。
思えば現実の人生も、大なり小なりそういうことはあるのかもしれません。
この映画であまりにも有名になった西條八十の「ぼくの帽子」。今でも色褪せず、飽くなき母への郷愁を幼な子の自分が感じています。
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