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【言葉・算数を教える の内容】


ここでは、息子に言葉が出てくる頃の話と、算数の理解など学習全般についてご紹介します。

息子に発達障害があると分かったとき、知的の遅れも指摘されていました。私は、「息子が笑っている人生なら学習は追いつかなくてもいい」という思いと、「笑って生きて欲しいから、ある程度の学習は理解して劣等感を持たないで欲しい」という思いの間にいました。


そして、小学生になってから「ひらがな・たし算・ひき算・簡単なかけ算・わり算」くらいは…と思って毎日コツコツと取り組んでいるうちに、息子の勉強スイッチが入り、身に着くことが増えていきました。





【笑いながら学ぶべし】


息子に発達の遅さと偏りがあると分かり療育を受ける様になると、「子供は快の時に学ぶ」ということを知りました。療育の先生は、とにかく息子が笑うように導きます。つまらないと思いつつ療育を受けるより、楽しいと思えた方が身につくということです。それから何か身に付けて欲しいと思う時は、息子が笑うように仕向けました。



2歳から4歳くらいまでは、起きている間、ずっとアンパンマンを見ている息子。でも、一日中同じ内容が繰り返されているのを見て、「これって、どうにかならんもんか?」と思い始めます。そこで、始めたのが幼児教育系のビデオ。知的の遅れがあることを伝えて、ひとつ下の年齢のコースを申し込んだのです。「馴染みのキャラクターなら、生活に役立つ内容だし、可愛いから息子も受け入れてくれるかも」なんて思いましたが、甘い甘い。速攻でアンパンマンにチェンジです。手先が不器用なはずなのに、そういう時はパッパと変えます。



そこで母は考えました。アンパンマンのビデオの間に、幼児教育のビデオを入れていくのです。当時の我が家は、大きなテレビ(パパ用)と小さなテレビ(息子用)の両方がテレビデオでした。若いお母さんは知らないでしょうね、テレビデオ。これが2台あると、家庭内でビデオ編集が出来たのです。今で言うと、ハードディスク内臓のテレビかな。



息子の昼寝の間に、テレビのアンパンマンを録画したものに、幼児教育系のコーナーをひとつ間に挟んでダビングしていきました。アンパンマンの話がひとつ終わると、幼児教育のコーナーがひとつ流れる。アンパンマン15分→幼児教育5分→アンパンマン15分→幼児教育5分…と続くようにビデオを作るわけです。

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