靴磨きトラベラー 佐原総将

1994年大阪府生まれ。「世界を足元から輝かせる」をモットーに、靴磨き世界一周の旅に挑戦中。 フィリピンのスラム街で靴磨きをすることもあれば、ドイツの豪邸で大富豪の靴を磨くことも。基本的には靴磨きの報酬のみで生活(旅)し、野宿、あるいは高級ホテル等に宿泊。

靴磨きトラベラー 佐原総将

1994年大阪府生まれ。「世界を足元から輝かせる」をモットーに、靴磨き世界一周の旅に挑戦中。 フィリピンのスラム街で靴磨きをすることもあれば、ドイツの豪邸で大富豪の靴を磨くことも。基本的には靴磨きの報酬のみで生活(旅)し、野宿、あるいは高級ホテル等に宿泊。

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第1話「夢を諦めた大学時代」

野球一家の佐原家は男に生まれたからには 野球をするという宿命になっていた。 ⁡ ⁡ 家族や親戚の子ども達は学校でいい点数を取る ことよりも、野球の試合で活躍する方が褒めて もらえるような家庭環境だった。 ⁡ ⁡ 〔ちなみに私が初めて見たアニメは巨人の星〕 ⁡ ⁡ 親戚の兄ちゃんが野球推薦で強豪高に進学が 決まった時のお祝いのされ方を見て、当時小学校 高学年だった私は勉強に時間を割くのをやめて、 野球だけに打ち込むことにした。 ⁡ ⁡ 野球さえやっていれば、勉強の成績が悪くても

    • 「無事に帰国しました」

      靴磨き世界一周アフリカ編214日目 ⁡ 今日の夕方に日本に帰ってきました。 ⁡ ⁡ アフリカを中心に16ヵ国訪れて、 あるやる部族の靴も磨けて、違う価値観や 環境の中で生きる人達と膝と膝を突き合わ せて語り合ってきました。 ⁡ ⁡ 自己評価は ⁡ 「大変よくできました」 ⁡ です。 ⁡ ⁡ 今は実家に帰ってきて、ご飯を食べて、 お風呂に浸かって、部屋でこの投稿を書いて おり、すごくホッとした気持ちです。 ⁡ ⁡ アフリカで過ごしている時のような ずーっと緊張感持ってたり、また

      • 「もはや、日本!?」

        靴磨き世界一周アフリカ編213日目 ⁡ アフリカ編も残すところ今日含めて2日!! #明日というか日付変わって今日帰国します ⁡ ⁡ しかし、バンコクにはもう日本に帰ってきた のかというような居心地の良さ。 ⁡ ⁡ 今日はMimi Tomomi Miyaさんとランチをさせていただいた。 ⁡ ⁡ Mimiさんは2年前に本田健さんの講演会を バンコクで主催された。 ⁡ ⁡ 当時私は「靴磨き世界一周第一弾のアジア編」 でバンコクに来ており、まだ出会って間もない 私を本田健さんの講演会

        • 「帰国まで残り48時間を切った」

          靴磨き世界一周アフリカ編212日目 ⁡ 今朝、無事にバンコクに到着した。 ⁡ ⁡ アフリカにいた時は最長8時間あった時差は、 タイに入って2時間になった。 ⁡ ⁡ バンコクまで来たら、ホッとする。 ⁡ ⁡ 特に後半訪れた国がソマリランドやイスラエル と緊張感のある国々を旅していたので余計に肩の 力が抜ける。 ⁡ ⁡ こうして一年のうち半分以上海外で靴磨き するという活動も今回が3度目。〔3年目〕 ⁡ ⁡ 毎回日本に帰る前にタイ、バンコクに立ち 寄っている。 ⁡ ⁡ 理由は主に

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        • 靴磨き世界一周アフリカ編
          205本
        • 佐原総将物語
          44本
        • 大好きな人達
          27本
        • 靴磨き世界一周ヨーロッパ編
          215本
        • 靴磨き世界一周 アジア編
          239本
        • 靴磨き日本一周ママチャリ
          41本

        記事

          「人の幸せを想える心」

          靴磨き世界一周アフリカ編211日目 ⁡ 数日前にムンバイでボランティア活動を しているという日本人からメッセージが来た。 ⁡ ⁡ 団体とのタイミングが合えばムンバイを 活動を見学できると言っていただいた。 ⁡ ⁡ 今日は路上生活をする人々に無料で メディカルチェックをする日だったので、 見学させてもらうことになった。 ⁡ ⁡ 彼はミツくんという26歳の男性で、 現在はインドにあるNGO団体と協力を して活動しているそうだ。 ⁡ ⁡ 平日は学校に行けない子ども達に駅の端っこ で

          「人の幸せを想える心」

          「線路沿いに住む人達」

          靴磨き世界一周アフリカ編210日目 ⁡ 明日インドを飛び立つので、もう少し空港 に近い宿に泊まるために電車で移動した。 ⁡ ⁡ 最寄り駅に到着すると、1番端っこのホーム と線路を跨いだ先に家が立ち並んでいた。 ⁡ ⁡ そのエリアに行くためには駅のホームから 飛び降りて向かわないといけなかった。 ⁡ ⁡ おそらく、スラム街の一つだろう。 ⁡ ⁡ ムンバイには大小いくつもスラム街がある。 ⁡ ⁡ 私も駅のホームを飛び降りて、向かえにある エリアへ行ってみることにした。 ⁡ ⁡ バ

          「線路沿いに住む人達」

          「ゴミ捨て場でハグをする男達」

          靴磨き世界一周アフリカ編209日目 ⁡ 今日は街をプラプラ歩いていたら、 ゴミ捨て場を見つけた。 ⁡ ⁡ ちょっと中に入ってみるか。 ⁡ ⁡ 試しに鼻から息を吸ったら、 ⁡ ⁡ ツンとす激痛が走ったかのような匂い。 ⁡ ⁡ 目もショボショボする。 ⁡ ⁡ 体に良くないな。 ⁡ ⁡ しかし、そんなゴミ捨て場に座って袋を広げて ゴミの種類を仕分けている人達が数名いた。 ⁡ ⁡ 「こうやってゴミを仕分けて、工場に 買い取ってもらってわずかなお金を いただいてる」 ⁡ ⁡ と先日ムン

          「ゴミ捨て場でハグをする男達」

          「インドの太客」

          靴磨き世界一周アフリカ編208日目 ⁡ 最初はただの記録に残すための日記だった 日々のFacebook投稿が日課になり、この投稿 を見てくれる人が日に日に増えていった。 ⁡ ⁡ 未だに誤字脱字はするし、不適切な言葉を 選んでしまうこともあるのだが、私なりに 「言葉選び」は慎重にするように心がけている。 ⁡ ⁡ この「言葉〔表現〕」はエッジが効いてて面白いのだが、 一部の人はこの言葉〔表現〕を好かないだろうなぁとか。 ⁡ ⁡ 学校講演などもやるようになり、子どもも 見てるかもし

          「悪いことも良いことにひっくり返る」

          靴磨き世界一周アフリカ編207日目 ⁡ この旅で最後にインドに来た目的は、 ある方のお家へ出張靴磨きに来たからだ。 ⁡ ⁡ その方はインドの国民的スポーツである クリケットのプロチームのオーナーであり、 通信会社やセメント会社を経営されてる。 ⁡ ⁡ 分かりやすく例えると、インドの孫正義だ。 ⁡ ⁡ インドの孫正義さんとの出会いはロンドン の路上靴磨きがきっかけだった。 ⁡ ⁡ 昨年5月、ロンドンにいた時にピカデリーサーカス という場所で路上靴磨きをしていたが、その日は 一足

          「悪いことも良いことにひっくり返る」

          「この世はありがたいことに溢れている」

          靴磨き世界一周アフリカ編206日目 ⁡ ムンバイの下町エリアにある靴屋さんの店主は 30年近く靴を作りながら販売をしていた。 ⁡ ⁡ 革靴で1番使われてる革は牛革だが、 ヒンドゥー教の中では牛は神様であり、 その神様の革を使って靴を作るのは御法度だ。 ⁡ ⁡ その靴屋の店主は山羊革を使って 靴を作っていた。 ⁡ ⁡ 1日平均5足、累計3万足以上の 靴を作ってきたそうだ。 ⁡ ⁡ 値段は3000円から1万円の間で販売されており、 ムンバイの一般層に向けて良質な靴を提供されている

          「この世はありがたいことに溢れている」

          「噛めば噛むほど味の出るインド」

          靴磨き世界一周アフリカ編205日目 ⁡ ムンバイにはギネス記録にも記載されてる 世界一の洗濯屋さん「ドービガード」がある。 ⁡ ⁡ 「スラムドックミリオネア」という有名な映画 の主人公が育った場所としても描かれている場所だ。 昨年も訪れたのたが、今年も行ってみようかなぁ と思ってGoogleマップで場所を検索していたら、 ⁡ 「ドービガードツアー」 ⁡ というのが出てきた。 ⁡ ⁡ 実は昨年ドービガードへ1人で訪れた時は、 洗濯エリアに入る時に ⁡ 「入場料が必要だ」 ⁡

          「噛めば噛むほど味の出るインド」

          「パスポートなくした!」

          靴磨き世界一周アフリカ編204日目 ⁡ イスラエルからムンバイへ移動する航空券は 1番安いルートを購入したので、途中キプロスと クェートで経由しないといけなかった。 ⁡ ⁡ キプロスに無事に到着し、次のクェートへの 便が3時間半後くらいだが、それぞれの便の航空 会社が別なことから、一度キプロスに入国し、 再びキプロスを出国する手続きをしてクェートへ 行かないといけなかった。 ⁡ ⁡ めんどくさいが、1番安い便だから こういう手続きは仕方がないか。 ⁡ ⁡ キプロスへの入国手続

          「パスポートなくした!」

          「なぜ夢を聞くのか?」

          靴磨き世界一周アフリカ編202日目 ⁡ とイスラエルのメディアから聞かれた。 ⁡ ⁡ きっかけは2019年9月2日、名古屋で路上靴磨き してた時に靴を磨かせてもらった男性の夢を何気 なく聞いたことだった。 ⁡ ⁡ その方は電車の運転手で、 ⁡ 「自分が働いてる間、できるだけ事故なく、 時間通りに運転することを続けたい。 ⁡ ⁡ 電車は時間通りに到着するのが当たり前 と思われてるので、その通りに運転しても 褒められることはない。 ⁡ ⁡ 逆にトラブルで電車が遅れたりすると、 も

          「なぜ夢を聞くのか?」

          「イスラエルで取材された」

          靴磨き世界一周アフリカ編201日目 ⁡ エルサレムで路上靴磨きをしていた時に、 1人の可愛らしい女性が ⁡ 「こんにちは〜」 ⁡ と日本語で話しかけてきた。 ⁡ ⁡ これは、あれだ、逆ナンという奴だ! ⁡ ⁡ 舞い上がって挨拶を返すと、彼女は ポーランド生まれのイスラエル人だが、 小さい頃日本に住んでいたので少し日本語 を話せると教えてくれた。 ⁡ ⁡ 「素敵ですね」 ⁡ とか、 ⁡ 「何でこの活動やり始めたんですか?」 ⁡ とか、 ⁡ 「後どれくらいイスラエルにいるんですか

          「イスラエルで取材された」

          「アフリカ編報告会全国18ヵ所で開催」

          靴磨き世界一周アフリカ編200日目 ⁡ 今年の4月20日、コンゴ民主共和国から始まった 靴磨き世界一周アフリカ編も200日が経ちました。 ⁡ ⁡ 16ヶ国訪れて、400足近い靴を磨かせて いただきました。 ⁡ ⁡ 靴磨きの数=膝と膝を突き合わせてアフリカ の人達と語り合った数 ⁡ ⁡ です。 ⁡ ⁡ 中には世界一紳士な集団「サプール」から 在り方を学ぶこともあれば、 ⁡ エチオピアの裸体の部族から「幸せ」について 学ぶこともありました。 ⁡ ⁡ 良いことばかりではありません。

          「アフリカ編報告会全国18ヵ所で開催」

          「いつか働かなくていい日が来ると信じて」

          靴磨き世界一周アフリカ編198日目 ⁡ エルサレムの「嘆きの壁」に行く時に 持ち物検査があった。 ⁡ ⁡ この日はユダヤ教の「シャバット」〔安息日〕 で、いつもより人が少なかった。 ⁡ ⁡ ここのセキュリティはシフト制で、 イスラエル軍の方々が入っており、 シャバットでも誰かが働かないといけない。 ⁡ ⁡ イスラエル軍人 「この中に何が入ってるんだ?」 ⁡ 総将 「靴磨き道具だよ」 ⁡ イスラエル軍人 「え、靴磨き!?念のため確認してもよいか?」 ⁡ 総将」 「もちろんです。

          「いつか働かなくていい日が来ると信じて」