靴磨きトラベラー 佐原総将

1994年大阪府生まれ。「世界を足元から輝かせる」をモットーに、靴磨き世界一周の旅に挑…

靴磨きトラベラー 佐原総将

1994年大阪府生まれ。「世界を足元から輝かせる」をモットーに、靴磨き世界一周の旅に挑戦中。 フィリピンのスラム街で靴磨きをすることもあれば、ドイツの豪邸で大富豪の靴を磨くことも。基本的には靴磨きの報酬のみで生活(旅)し、野宿、あるいは高級ホテル等に宿泊。

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第1話「夢を諦めた大学時代」

野球一家の佐原家は男に生まれたからには 野球をするという宿命になっていた。 ⁡ ⁡ 家族や親戚の子ども達は学校でいい点数を取る ことよりも、野球の試合で活躍する方が褒めて もらえるような家庭環境だった。 ⁡ ⁡ 〔ちなみに私が初めて見たアニメは巨人の星〕 ⁡ ⁡ 親戚の兄ちゃんが野球推薦で強豪高に進学が 決まった時のお祝いのされ方を見て、当時小学校 高学年だった私は勉強に時間を割くのをやめて、 野球だけに打ち込むことにした。 ⁡ ⁡ 野球さえやっていれば、勉強の成績が悪くても

    • 「噛めば噛むほど味の出るインド」

      靴磨き世界一周アフリカ編205日目 ⁡ ムンバイにはギネス記録にも記載されてる 世界一の洗濯屋さん「ドービガード」がある。 ⁡ ⁡ 「スラムドックミリオネア」という有名な映画 の主人公が育った場所としても描かれている場所だ。 昨年も訪れたのたが、今年も行ってみようかなぁ と思ってGoogleマップで場所を検索していたら、 ⁡ 「ドービガードツアー」 ⁡ というのが出てきた。 ⁡ ⁡ 実は昨年ドービガードへ1人で訪れた時は、 洗濯エリアに入る時に ⁡ 「入場料が必要だ」 ⁡

      • 「パスポートなくした!」

        靴磨き世界一周アフリカ編204日目 ⁡ イスラエルからムンバイへ移動する航空券は 1番安いルートを購入したので、途中キプロスと クェートで経由しないといけなかった。 ⁡ ⁡ キプロスに無事に到着し、次のクェートへの 便が3時間半後くらいだが、それぞれの便の航空 会社が別なことから、一度キプロスに入国し、 再びキプロスを出国する手続きをしてクェートへ 行かないといけなかった。 ⁡ ⁡ めんどくさいが、1番安い便だから こういう手続きは仕方がないか。 ⁡ ⁡ キプロスへの入国手続

        • 「なぜ夢を聞くのか?」

          靴磨き世界一周アフリカ編202日目 ⁡ とイスラエルのメディアから聞かれた。 ⁡ ⁡ きっかけは2019年9月2日、名古屋で路上靴磨き してた時に靴を磨かせてもらった男性の夢を何気 なく聞いたことだった。 ⁡ ⁡ その方は電車の運転手で、 ⁡ 「自分が働いてる間、できるだけ事故なく、 時間通りに運転することを続けたい。 ⁡ ⁡ 電車は時間通りに到着するのが当たり前 と思われてるので、その通りに運転しても 褒められることはない。 ⁡ ⁡ 逆にトラブルで電車が遅れたりすると、 も

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        第1話「夢を諦めた大学時代」

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        • 靴磨き世界一周アフリカ編
          196本
        • 佐原総将物語
          44本
        • 大好きな人達
          27本
        • 靴磨き世界一周ヨーロッパ編
          215本
        • 靴磨き世界一周 アジア編
          239本
        • 靴磨き日本一周ママチャリ
          41本

        記事

          「イスラエルで取材された」

          靴磨き世界一周アフリカ編201日目 ⁡ エルサレムで路上靴磨きをしていた時に、 1人の可愛らしい女性が ⁡ 「こんにちは〜」 ⁡ と日本語で話しかけてきた。 ⁡ ⁡ これは、あれだ、逆ナンという奴だ! ⁡ ⁡ 舞い上がって挨拶を返すと、彼女は ポーランド生まれのイスラエル人だが、 小さい頃日本に住んでいたので少し日本語 を話せると教えてくれた。 ⁡ ⁡ 「素敵ですね」 ⁡ とか、 ⁡ 「何でこの活動やり始めたんですか?」 ⁡ とか、 ⁡ 「後どれくらいイスラエルにいるんですか

          「イスラエルで取材された」

          「アフリカ編報告会全国18ヵ所で開催」

          靴磨き世界一周アフリカ編200日目 ⁡ 今年の4月20日、コンゴ民主共和国から始まった 靴磨き世界一周アフリカ編も200日が経ちました。 ⁡ ⁡ 16ヶ国訪れて、400足近い靴を磨かせて いただきました。 ⁡ ⁡ 靴磨きの数=膝と膝を突き合わせてアフリカ の人達と語り合った数 ⁡ ⁡ です。 ⁡ ⁡ 中には世界一紳士な集団「サプール」から 在り方を学ぶこともあれば、 ⁡ エチオピアの裸体の部族から「幸せ」について 学ぶこともありました。 ⁡ ⁡ 良いことばかりではありません。

          「アフリカ編報告会全国18ヵ所で開催」

          「いつか働かなくていい日が来ると信じて」

          靴磨き世界一周アフリカ編198日目 ⁡ エルサレムの「嘆きの壁」に行く時に 持ち物検査があった。 ⁡ ⁡ この日はユダヤ教の「シャバット」〔安息日〕 で、いつもより人が少なかった。 ⁡ ⁡ ここのセキュリティはシフト制で、 イスラエル軍の方々が入っており、 シャバットでも誰かが働かないといけない。 ⁡ ⁡ イスラエル軍人 「この中に何が入ってるんだ?」 ⁡ 総将 「靴磨き道具だよ」 ⁡ イスラエル軍人 「え、靴磨き!?念のため確認してもよいか?」 ⁡ 総将」 「もちろんです。

          「いつか働かなくていい日が来ると信じて」

          「この世界がよりよくなることを信じて」

          靴磨き世界一周アフリカ編197日目 ⁡ ユダヤ人とは、母親がユダヤ人であるか、 ご自身がユダヤ教徒であるかのどちらの 要件を満たす者だそうだ。 ⁡ ⁡ 生まれは外国だけどユダヤ人という 方は世界中にたくさんいる。 ⁡ ⁡ 先日イスラエル、エルサレムにある 超正統派ユダヤ教徒が多く住まれている 「メアシュアリーム」で路上靴磨きをした。 #どこで路上靴磨きしとんねん ⁡ ⁡ その時に出会った男性は生まれと育ちは ニューヨークだが、本人はユダヤ人で、 30年前にイスラエルに帰化した

          「この世界がよりよくなることを信じて」

          「ユダヤ人の安息日」

          靴磨き世界一周アフリカ編196日目 ⁡ 金曜日の日没から土曜日の日没にかけて、 ユダヤ教では「シャバット」という安息日がある。 ⁡ ⁡ 安息日なので、仕事はしない。 ⁡ ⁡ 聖書には ⁡ 「神は世界を作るための6日間の仕事を終え、 最終日の第7日にお休みになられた」 ⁡ と書かれているようで、そのお休みになられた 日を聖なる日と決めたそうだ。 ⁡ ⁡ シャバットは安息日であり、ユダヤ人に とって特別な日だということを知った。 ⁡ ⁡ 15時頃外を歩いていたら、お店が閉店して、

          「ユダヤ人の安息日」

          「キリストが処刑された場所」

          靴磨き世界一周アフリカ編195日目 ⁡ 昨年トルコのカッパドキアで出会った平和くんは イスラエルに数年間住んでいた。 ⁡ ⁡ イスラエルに行きたい!! ⁡ ⁡ と、強く思うようになったきっかけは 平和くんからイスラエルのことをいろいろ とお聞きしたのが影響していると思う。 ⁡ ⁡ そんな平和くんとは私がイスラエルへ来くと 決めた時から頻繁にやりとりしており、イスラエル 在住の方を既に数人紹介していただいてる。 ⁡ ⁡ そんな平和くんから紹介していただいた イスラエル在住15年

          「キリストが処刑された場所」

          「超正統派ユダヤ教徒の靴磨き」

          靴磨き世界一周アフリカ編194日目 ⁡ ハイテクのイスラエルで、一切インターネット を使わなずに暮らしている人達がいる。 ⁡ ⁡ その人達は「超正統派」と言われており、 ユダヤ教に最も忠実な生き方をしている。 ⁡ ⁡ 超正統派の男性の仕事は「ユダヤ教の研究」で、 トーラー〔ユダヤ教の経典〕を読んでいる。 ⁡ ⁡ インターネットにはユダヤ教に反する思想や 邪念が数多くあるので、使用することはせず、 携帯も通話とメールができるガラケーを使っている。 ⁡ ⁡ そんな超正統派が多く居

          「超正統派ユダヤ教徒の靴磨き」

          「シャローム」

          靴磨き世界一周アフリカ編193日目 ⁡ イスラエルの入国審査が超絶厳しかったので、 街のセキュリティも厳しく、路上靴磨きなんて 到底できないと思っていたが、、、 ⁡ ⁡ エルサレムの街中ではあらゆる所で 路上ミュージシャンがギターを持って ゲリラライブをしている。 ⁡   路上靴磨きできそうや!! ⁡ ⁡ エルサレムの市役所の近くの広場で 路上靴磨きをしてみた。 ⁡ ⁡ 以前使ってた看板を久しぶりに広げたら グチャグチャになっていたので、新しい紙を 購入して新たな看板を作った

          「エルサレムに来ました」

          靴磨き世界一周アフリカ編192日目 ⁡ ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの 聖地と言われている「エルサレム」に来た。 ⁡ ⁡ かつて2000年間もの間この宗教の聖地 「エルサレム」を巡って争いが続いているそうだ。 ⁡ ⁡ この3つの宗教も、元を辿れば一つの同じ 宗教だったと最近調べて知った。 ⁡ ⁡ 日本では真面目に何かを学んでる人や コミュニティに対して ⁡ 「宗教かよ」 ⁡ という嘲笑する文化というのか、ツッコミ というのか、そういうことがある。 ⁡ ⁡ 宗教関連で

          「エルサレムに来ました」

          「38ヶ国目、イスラエルに入国」

          靴磨き世界一周アフリカ編191日目 ⁡ エジプトとイスラエルの国境の街 「タバ」まで移動する。 ⁡ ⁡ 朝9時頃出発の便に10人ほどしか 大型バスは乗車していない。 ⁡ ⁡ 需要が少ないのにバスが出ていることに感謝する。 ⁡ ⁡ イスラエルの国境まで行ってくれるのかと 思ってたが、バスの最終地点は国境から20キロ ほど離れた場所だった。 ⁡ ⁡ ここから国境まではタクシーで行かないといけない。 ⁡ ⁡ 他に移動手段はないので、タクシー運転手は 足元見てぼったくられるよなぁ。

          「38ヶ国目、イスラエルに入国」

          「明日イスラエルに移動する」

          靴磨き世界一周アフリカ編190日目 ⁡ 「次どこの国へ行くの?」 ⁡ エジプトの首都カイロのゲストハウスで 仲良くなったスタッフが聞いてきた。 ⁡ ⁡ 「まだ確定してないけど、イスラエルに 行こうかなぁと思ってる。」 ⁡ ⁡ と伝えたら、 ⁡ ⁡ 「なんでイスラエルなの!? ⁡ ⁡ イスラエルは国じゃないよ。」 ⁡ ⁡ と言われた。 ⁡ ⁡ その時何気なく答えた時は、イスラエルには 陸路で行けるので、近いし行こうかなぁという くらいで考えていた。 ⁡ ⁡ しかし、思い出して見

          「明日イスラエルに移動する」

          「思い通り行かない時は、、、」

          靴磨き世界一周アフリカ編189日目 ⁡ 昨日は久しぶりに路上靴磨きをやってみた。 ⁡ ⁡ 昨年のヨーロッパではあまり場所を気にせず 訪れる国や街で路上靴磨きをしていたのだが、 アフリカではそうもいかない。 ⁡ ⁡ 突然変な外国人が路上で何かを始めると、 人だかりができてパニック状態になる。 ⁡ ⁡ これまでのアフリカ旅では道端で出会った方 やお店で出会った方の靴をその場で磨かせて もらうことはあったけど、しばらくすると人だかり がすぐにできるので長くやることななかった。 ⁡

          「思い通り行かない時は、、、」